「社会人になったらお金のことをちゃんとしなきゃ」とは思っていても、何から手をつければいいかわからないまま4月を迎えてしまう人は多いです。
私もそうでした。入社してから給与明細を見ても意味がわからず、健康保険証が届いてもどこに使うのかよくわからず。最初の数ヶ月は、なんとなくやり過ごしていました。
あとから振り返ると、「これは早めにやっておけばよかった」という手続きがいくつかあります。この記事では、入社前後にやるべきお金の手続きを時系列でまとめます。
この記事を書いた人
なゆた|北海道出身・東京在住の会社員。FP2級保有。上京4年目。
入社前(内定〜3月)にやること
✅ 給与振込用の銀行口座を確認・開設する
会社から「給与振込口座を指定してください」と言われます。すでにメガバンク(三菱UFJ・三井住友・みずほ)の口座があれば問題ありませんが、持っていない場合は早めに開設しておきましょう。
ネット銀行(楽天銀行・住信SBIネット銀行など)を給与口座に指定できる会社もありますが、対応していない場合もあるので事前に確認を。
✅ クレジットカードを作る
入社前・入社直後は、クレジットカードの審査が通りやすいタイミングです。「収入の安定性が見込める」と判断されやすいからです。転職・フリーランス・育休などで収入が変わると審査が通りにくくなることがあるので、安定している今のうちに1枚作っておくことをおすすめします。
新社会人におすすめのカードについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
✅ 引越し・住所変更の準備をする
上京を伴う就職の場合、住民票の移動・免許証の住所変更・銀行口座の住所変更などが必要です。これを後回しにすると、マイナンバー関連の書類や税務関係の通知が旧住所に届くことがあります。
入社直後(4〜5月)にやること
✅ 給与明細の見方を覚える
初めて給与明細を見ると、「思ったより手取りが少ない」と感じる人がほとんどです。健康保険料・厚生年金保険料・雇用保険料・所得税・住民税(翌年6月〜)が差し引かれるためです。
額面22万円でも、手取りは17〜19万円程度になることが多い。これは想定内なので、焦らなくて大丈夫です。
✅ 会社の福利厚生・財形制度を確認する
会社によっては、財形貯蓄(給与から天引きして強制貯蓄できる仕組み)や持株会、確定拠出年金(企業型DC)などの制度があります。特に確定拠出年金は、自分で運用商品を選ぶ必要があるため、放置すると元本保証の低利率商品のままになってしまうことがあります。入社後に案内があったら、必ず中身を確認しましょう。
✅ 保険の加入を急がない
入社直後、職場で保険の案内が来ることがあります。「若いうちに入っておいた方がいい」と言われることもありますが、急いで決める必要はありません。社会人になると健康保険・高額療養費制度・傷病手当金など公的な保障が充実するため、まずそれを把握してから検討するのが正解です。
保険の考え方についてはこちらの記事で整理しています。
入社3ヶ月以内にやること
✅ 貯金口座と生活費口座を分ける
給与が入る口座と貯金用口座を分けることで、「使っていいお金」と「貯めるお金」が明確になります。毎月の給与日に、一定額を貯金口座に自動移動する設定にしておくと、意識しなくても貯まっていきます。
✅ 固定費を見直す
スマホ代・サブスク・保険料など、毎月自動で引き落とされる支出を一度整理します。特にスマホ代は、大手キャリアのままにしている人は格安SIMに乗り換えるだけで月3,000〜4,000円の節約になることがあります。
固定費の削り方についてはこちらの記事で詳しくまとめています。
✅ NISAの口座を開設する
投資は「余裕ができたら始めよう」と思っていると、ずっと始められません。NISAは口座開設だけして、最初は月5,000円程度の少額から始めるのが現実的です。早く始めるほど複利の効果が出やすいため、入社3ヶ月以内を目安に動くのがおすすめです。
積立NISAの始め方についてはこちらの記事で解説しています。
チェックリスト(まとめ)
入社前(〜3月)
- 給与振込用の銀行口座を準備する
- クレジットカードを1枚作る
- 住所変更・住民票移動の準備をする
入社直後(4〜5月)
- 給与明細の見方を確認する
- 会社の財形・DC・福利厚生を確認する
- 保険の勧誘は急いで決めない
入社3ヶ月以内
- 貯金口座と生活費口座を分ける
- スマホ・サブスクの固定費を見直す
- NISA口座を開設して少額から始める
まとめ
お金の手続きは、一度に全部やろうとすると疲れます。「入社前・直後・3ヶ月以内」の3段階に分けて、一つずつ対応するのが現実的です。
特にクレジットカードとNISA口座の開設は、早いほど得をします。「いつかやろう」より「今やる」を選んでください。
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