お金が足りない理由は、使いすぎているからだと思っていました。でも家計簿をつけ始めて気づいたのは、「意識しないまま毎月引かれているお金」が想像以上に多かったということです。
固定費の見直しをしたのは、入社1年目の冬。「節約しなきゃ」と思っていたけれど、外食を減らすとか日用品を安くするとか、そういう積み上げ式の節約が性格的に苦手で。どうせ削るなら、一度設定すればずっと効果が続くものを削ろうと思って取り組んだのが固定費の見直しでした。
結果的に月8,000円浮きました。何を変えたかをすべて書いてみます。
なお、固定費の見直しは上京して生活が落ち着いたあとにいちばん効果が出やすいです。まだ引越しや家探しの段階にいる方は、【地方から上京する人へ|やることを時系列でまとめた完全ロードマップ】から順番を確認しておくと迷いません。
見直し① スマホ代:月6,000円→1,980円
一番効果が大きかったのがスマホ代の見直しです。上京前からずっと大手キャリア(ドコモ)を使っていて、月6,000円ほど払っていました。通話・データ通信ともに使い切れていない状態が続いていて、もったいないと感じながらも「面倒だから」と放置していた。
乗り換え先として検討したのは格安SIMと、大手3キャリアのサブブランドです。各プランを比較した結果、私はY!mobile(ソフトバンク系)のシンプルSプランに乗り換えました。データ容量4GB・月1,980円(当時)。通話品質もほぼ変わらず、月約4,000円の削減になりました。
乗り換えの手続きはWeb完結で、MNP(電話番号そのまま引き継ぎ)も1〜2日で完了しました。「面倒そう」というイメージに反して、実際には1〜2時間あれば終わります。
現在の主な選択肢
| サービス | 月額目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| ahamo(ドコモ系) | 2,970円〜 | 20GB、ドコモ回線で安定 |
| Y!mobile(ソフトバンク系) | 2,365円〜 | 4GB〜、ソフトバンク回線 |
| UQ mobile(au系) | 3,828円〜 | 4GB〜、au回線で安定 |
| 楽天モバイル | 1,078円〜 | 3GBまで、楽天経済圏ユーザーに特にお得 |
見直し② サブスク:月4,200円削減
クレカの明細を1ヶ月分すべて確認したとき、自分でも驚くほど「使っていないサブスク」が積み上がっていました。
- 動画サービス:Netflix・Amazonプライム・Huluの3つに加入していたが、実際に見ているのはほぼAmazonプライムのみ → Netflix(スタンダード月1,590円)とHulu(月1,026円)を解約(月約2,600円削減)
- 音楽サービス:Spotify個人プランに加入していたが、YouTube Musicで代用できた → 解約(月980円削減 ※当時の金額。現在は1,080円に値上がりしています)
- 雑誌読み放題:入会キャンペーンで入ったまま忘れていたdマガジンのサービスを解約(月580円削減)
合計で月4,176円、年間約50,100円の削減になりました。怖かったのは「削るとストレスが増えるのでは」という不安でしたが、使っていないものを止めても生活は何も変わりませんでした。
サブスクの見直しは「使っているかどうか」ではなく「クレカの明細を洗い出すこと」から始めるのが正解です。使っていない自覚がないまま引き落とされ続けているものが必ずあります。
見直し③ 保険:加入しすぎていた
実家にいたころ、親に「社会人になったら保険に入りなさい」と言われて、入社直後に保険会社の方と話して生命保険・医療保険に加入していました。月々約5,000円。
ただ、後から調べて知ったのですが、会社員は「健康保険」に加入しているため、民間の医療保険を手厚くしなくても、ある程度は社会保障でカバーされるということです。高額療養費制度を使えば、月の医療費の自己負担に上限がかかります。
「独身・20代・持病なし」という条件では、手厚い保険は過剰な場合が多い。私は保険の専門家ではないのでここで「解約すべき」とは言えませんが、「加入した保険の内容と金額が本当に自分の状況に合っているか確認すること」は必要だと感じました。
保険の見直しに迷う場合は、無料のFP(ファイナンシャルプランナー)相談を活用するのがおすすめです。お金の専門家に客観的に見てもらうことで、必要なものと不要なものが整理しやすくなります。
見直し④ 水代:ペットボトル購入をやめた
固定費として見落としがちなのが「水代」です。東京の水道水が気になって、上京当初からペットボトルの水を週2〜3本買っていました。2Lが100円前後として、月に換算すると2,000〜3,000円。「たかが水」と思っていましたが、1年続けると3万円近い出費です。
入社2年目に浄水型のウォーターサーバーを導入したことで、この支出がほぼゼロになりました。月額3,000円前後のサービスですが、ペットボトル代と相殺するとほぼトントン。買いに行く手間・ゴミ出しの手間もなくなりました。
一人暮らし向けの浄水型サーバーは、水道水を補充するタイプで工事不要・宅配ボトルの保管も不要です。縛りなしで始められるサービスもあるので、「まず試してみる」ハードルも低くなっています。
私の固定費見直し結果まとめ
| 項目 | 見直し前 | 見直し後 | 削減額 |
|---|---|---|---|
| スマホ代 | 6,000円 | 1,980円 | ▲4,020円 |
| 動画・音楽サブスク | 4,776円 | 600円(Amazonプライムのみ) | ▲4,176円 |
| その他サブスク | 580円 | 0円 | ▲580円 |
| 合計削減額 | ▲8,776円/月 | ||
年間で105,312円。なんと10万円以上の節約が、設定を変えるだけで実現しました。これを積立投資に回せたら、さらに増やせます。
固定費見直しの次のステップ
固定費を減らせたら、次は「支払い方」と「余ったお金の使い方」を整える段階です。
固定費は毎月支払いが発生します。これを1件ずつ支払ったり口座引き落とし設定するでもよいのですが、もっとお得になる方法があります。それがクレジットカード払いの利用です。クレジットカード払いを使うことで、支払いが自動で行われ出費を管理しやすくなり、クレジットカードによっては支払いによりお得なポイントをゲットすることもできます。
👉 固定費の支払いをクレカに集約してポイントを貯める方法はこちら
固定費を見直してお金が余ったら、次はその余裕を「増やす仕組み」に回すことを考えてみてください。浮いたお金をそのまま使ってしまうのではなく、積立NISAに設定してしまうのが一番確実です。
月8,000円を20年間、年率5%で積み立てると、約330万円になります(シミュレーションであり将来を保証するものではありません)。節約したお金を「投資に流す自動化」を作ることが、家計改善の最終ゴールです。








