北海道から東京に引っ越してきたとき、「思っていたのと違う」と感じたことがたくさんありました。
観光で来るのと、生活するのは全然別の話です。電車の混み方、街の騒音、水の味、家の狭さ、物価の感覚——上京前にどれだけ調べても、実際に住んでみて初めてわかることがある。
この記事では、地方(北海道)から上京した私が「これは驚いた」と感じたことを10個、正直に書きます。これから上京を考えている方の参考になれば。
この記事を書いた人 なゆた|北海道出身・東京在住の会社員。上京4年目。
1. 通勤電車の混雑が想像を超えていた
北海道では車移動が基本で、電車に乗る機会自体が少なかった。東京の通勤ラッシュを「混んでいる」とは聞いていましたが、実際に乗ってみると体感がまるで違いました。
朝8時台の山手線・中央線は、スマホを出すスペースもないほど密集しています。最初の1ヶ月は毎朝「これが普通なのか」と軽く衝撃を受けていました。慣れるまで半年くらいかかりました。
対策として有効だったこと: 始業時間より30〜40分早く家を出て、混雑のピークを避けること。座れることも増えて、本を読む時間にできるようになりました。
2. 家が「こんなに狭いのか」と思った
家賃相場を調べて頭では理解していたつもりでしたが、実物を見ると印象が違います。東京の家賃7万円台の1Kは、北海道の同じ家賃で借りられる部屋の半分以下の広さということがよくあります。
私が最初に住んだ部屋は25㎡。キッチン・バス・トイレを除くと実質的な居住スペースは20㎡以下。実家の自分の部屋より狭い空間で生活することへの適応には、しばらく時間がかかりました。
「どうせ仕事で家にいる時間は短い」と割り切ると、だいぶ楽になります。
3. 水道水の味が違う
これは上京した北海道・東北出身者の多くが感じることのようです。北海道の水道水はそのまま飲んでもおいしいと感じるレベルですが、東京の水道水は独特のにおいが気になりました。
カルキ(塩素)の量が多いためで、安全性に問題はありません。ただ「毎日飲む水」として慣れるまでは抵抗がありました。浄水器を使うか、ウォーターサーバーを導入すると解決します。
4. 物価が「全体的に」高い
家賃が高いのはわかっていましたが、日用品・食料品・外食・美容院など、あらゆるものが北海道より高いことに気づきました。
特に外食の値段差は大きいです。北海道で800円のランチが、東京では1,200〜1,500円になることは珍しくありません。「東京で食費を抑えるなら自炊が基本」という意識を、最初から持っておくべきでした。
5. 「近所のスーパー」が複数あって選べる
これは逆に良い意味で驚いたことです。北海道の実家周辺は車で10分先に大型スーパーが1軒あるだけでしたが、東京の住宅街には徒歩圏内に複数のスーパー・ドラッグストア・ディスカウントストアがあります。
使い分けを覚えると食費の節約になります。業務スーパー・ドラッグストア・地元スーパーの夕方値引きを組み合わせると、食費を月2〜3万円台に抑えることも可能です。
6. スマホの電波は「どこでも繋がる」
北海道では山・郊外に行くと電波が不安定になることがあります。東京では地下鉄の中でも電波が安定していて、「電波が入らない」という経験がほぼありません。
これが格安SIM(MVNO)への乗り換えを後押ししてくれました。電波が安定しているエリアなら、大手キャリアから格安SIMに変えても不便を感じにくいです。月のスマホ代を6,000円から2,000円以下に下げた経緯はこちらの記事で書いています。
7. 「近所付き合い」がほぼない
北海道の実家では近所の人と顔を合わせれば挨拶し、回覧板が回ってきて、ご近所さんとある程度の関係がありました。東京の一人暮らしは、隣の部屋に誰が住んでいるかすら知らないのが普通です。
最初は孤独に感じることもありましたが、慣れると「干渉されない自由」として心地よくなります。ただし一人暮らし初期の孤独感は本物で、意識的に友人・職場の人との交流機会を作ることが大切でした。
8. 「何でも揃う」便利さに慣れすぎた
上京直後は「24時間開いているコンビニが徒歩1分にある」「夜中でも何かしら食べるところがある」という便利さに感動しました。しかしこの便利さに慣れると、コンビニ食・外食の頻度が上がって食費が膨らみます。
コンビニは便利ですが、1食700〜1,000円が続くと月2万円を超えます。「便利さをどこまで使うか」の線引きは、上京初期に意識しておくべきでした。
9. 固定費の種類が増える
実家暮らしのときは「スマホ代だけ払えばいい」という感覚でしたが、一人暮らしになると家賃・電気・ガス・水道・光回線・スマホ・各種サブスクとあらゆる固定費が一気に自分の負担になります。
上京1ヶ月目は「こんなに引き落とされるのか」と驚きました。特に初月は引越し費用・家電購入費・敷金礼金が重なり、手元のお金が想像以上に減りました。上京前にある程度まとまった資金を準備しておくことを強くおすすめします。
初月の出費の実態はこちらの記事で公開しています。
10. 「地方出身」であることが個性になる
東京には全国・世界中から人が集まっているため、出身地の話が会話のきっかけになることが多いです。「北海道出身なの?いいな」という反応が意外と多く、コンプレックスどころか話のネタになりました。
地方出身であることを「ハンデ」と思わなくていい、というのが上京4年目の実感です。むしろ「東京以外を知っている」視点は、東京育ちの人にはない強みになることがあります。
上京前に知っておけばよかったこと
驚きや戸惑いのほとんどは「事前情報が不足していた」ことが原因でした。特に準備しておけばよかったと感じることを挙げると:
- 引越し前に格安SIMへの乗り換えを済ませておく(上京後の手続きは何かと忙しい)
- 家電・家具は上京後に揃えることを想定して初月の予算を多めに確保する
- 通勤ルートを事前に調べ、ラッシュの時間帯を把握しておく
上京前の準備を時系列でまとめた記事はこちらを参考にしてください。
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