上京して最初の朝、コップに水道水を注いで飲んだとき、「あ、なんか違う」と思いました。
北海道で育った私にとって、水道水は普通においしいものでした。実家では水道水をそのままコップに注いで飲むのが当たり前で、ペットボトルの水を買う習慣がなかった。でも東京の水道水は、なんというか、かすかに塩素っぽい感じがした。飲めないわけじゃない。でも「おいしい」とは言えない。
最初の1ヶ月は気にしないようにしていました。でも毎朝飲むたびにうっすら気になる。料理に使うとき、お茶を淹れるとき、「これで大丈夫かな」という感覚がずっとついてまわりました。
東京の水道水は、安全だけど「おいしさ」は別の話
調べてみると、東京都の水道水は水質基準をしっかり満たしていて、衛生面では問題ないということがわかりました。東京都水道局によると、東京の水道水は国の基準を上回る独自の厳しい基準で管理されているとのことです。
ただ、「安全」と「おいしい」は別の話です。塩素は雑菌の繁殖を防ぐために添加されているもので、安全のために必要なものです。でもこの塩素のにおいが、地方出身者には気になりやすい。特に、もともとの水がおいしい地域(北海道・山形・富山など)から上京した人には、差を感じやすい傾向があるようです。
もう一つ、上京後に知って気になったのがPFAS(有機フッ素化合物)の問題です。PFASは自然には分解されない化学物質で、一部の浄水場では完全除去が難しいとされています。東京都も対応を進めていますが、気になる方はゼロにはできない問題です。
私がやった3つの対処法と、結局どれにしたか
① ブリタなどの浄水ポット
最初に試したのが浄水ポットです。冷蔵庫に入れておけば冷たい浄水がいつでも使えて、コストも月数百円程度。塩素のにおいはかなり改善されました。
ただ、フィルターの交換を忘れがちになること、大量に水を使うときに追いつかないこと、そして「PFAS除去」には対応していないフィルターが多いことが気になって、1年ほどで使うのをやめました。
② ペットボトルの水を買い続ける
2Lのペットボトルを週に何本か買う生活も試しました。でも東京のスーパーまで重い水を運ぶのが地味につらい。エレベーターなしの3階建て物件だったので、買い物のたびに階段を登るのがしんどかった。ゴミもかさばる。毎月のコストも計算してみると3,000〜4,000円はかかっていました。
③ ウォーターサーバーの導入(今はこれ)
入社2年目に導入したのが浄水型のウォーターサーバーです。水道水を補充するタイプで、高性能フィルターで塩素・PFAS含む不純物を除去してくれます。月額3,000円前後で冷水・温水が使い放題。ペットボトルを買い続けるより安く、運ぶ手間もない。
導入してから「水が気になる」という感覚がなくなりました。料理もお茶も、なんとなく気持ちよく使えています。「こんなことで悩んでいたのか」という感じで、もっと早く始めればよかったと思っています。
ウォーターサーバーを選ぶときに気をつけたこと
一人暮らしでウォーターサーバーを検討するとき、一番気になったのは「月額コスト」と「解約のしやすさ」でした。宅配ボトル型は保管場所が必要で一人暮らしには向かないと感じたため、水道水補充型(浄水型)に絞って探しました。
浄水型の中でも、縛りなし・解約金なしで始められるものと、2年縛りがある代わりに月額が安いものがあります。「まず試したい」なら縛りなし、「長く使うと決めているなら」月額重視、という選び方になります。
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水の話、地味だけど毎日のことだった
上京前は「水道水が気になる」なんて思ってもいませんでした。でも毎朝・毎晩、料理のたびに使うものだから、気になり始めると地味にストレスになる。
解決策は人それぞれで、「浄水ポットで十分」という人もいるし、「気にしない」という人もいます。ただ、選択肢を知っておくことで、自分に合った方法を選べると思っています。
上京直後は他にも気にすることがたくさんあって、水のことは後回しになりがちです。でも落ち着いたタイミングで一度、自分がどうしたいかを考えてみてもいいかもしれません。

