「東京で一人暮らし、実際いくらかかるの?」
上京前に一番知りたかったのに、なかなかリアルな数字が出てこなかった疑問です。ネットで調べると「生活費の平均は15〜20万円」という情報はあるのに、自分の手取りに当てはめたらどうなるのかがわからない。
この記事では、手取り別に「東京一人暮らしの生活費の現実」をシミュレーションします。私自身の数字も公開しながら、「生活できるかどうか」だけでなく「貯金できるかどうか」まで踏み込んで整理します。
この記事を書いた人 なゆた|北海道出身・東京在住の会社員。FP2級保有。上京4年目。
東京一人暮らしの生活費:主要項目の相場
まず各費目の目安を整理します。物件の条件・生活スタイルによって変わりますが、東京23区内の一人暮らし(賃貸・1K〜1DK)を想定した現実的な数字です。
| 費目 | 目安(月額) | 備考 |
|---|---|---|
| 家賃 | 65,000〜85,000円 | 23区内1K。エリアにより大きく変動 |
| 食費 | 25,000〜40,000円 | 自炊7割・外食3割の場合 |
| 光熱費(電気・ガス・水道) | 6,000〜10,000円 | 季節により変動。夏冬は高め |
| 通信費(スマホ) | 1,500〜6,000円 | 格安SIM〜大手キャリアで差が大きい |
| 光回線 | 4,000〜5,500円 | マンションタイプなら3,000円台も |
| 交通費 | 5,000〜10,000円 | 定期代・休日の移動込み |
| 日用品・消耗品 | 3,000〜5,000円 | |
| 被服・美容 | 5,000〜15,000円 | 個人差が大きい |
| 医療・薬 | 1,000〜3,000円 | |
| 娯楽・交際費 | 10,000〜20,000円 | |
| サブスク類 | 1,000〜5,000円 | 動画・音楽・クラウド等 |
| 合計(目安) | 127,000〜199,000円 |
家賃を除いた生活費は月6〜11万円程度が現実的なレンジです。
手取り別シミュレーション
手取り18万円の場合
新卒・第二新卒で多い水準です。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 手取り収入 | 180,000円 |
| 家賃 | △65,000円 |
| 食費 | △28,000円 |
| 光熱費 | △7,000円 |
| 通信費(格安SIM) | △2,000円 |
| 光回線 | △4,500円 |
| 交通費 | △6,000円 |
| 日用品・消耗品 | △3,000円 |
| 被服・美容 | △8,000円 |
| 娯楽・交際費 | △12,000円 |
| サブスク | △2,000円 |
| 残り(貯金・緊急費) | △42,500円 |
手取り18万円でも、家賃を65,000円以下に抑えて固定費を最適化すれば、月3〜4万円の貯金は現実的です。ただし外食・娯楽費が増えると赤字になりやすいため、食費・交際費の管理がポイントになります。
この水準でやりがちな失敗: 大手キャリアのスマホをそのまま使い続けること。月6,000円のスマホ代を格安SIMで2,000円に下げるだけで、月4,000円・年間48,000円の差が出ます。
手取り20万円の場合
社会人2〜3年目、または残業・手当が加わった状態。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 手取り収入 | 200,000円 |
| 家賃 | △70,000円 |
| 食費 | △30,000円 |
| 光熱費 | △8,000円 |
| 通信費(格安SIM) | △2,000円 |
| 光回線 | △4,500円 |
| 交通費 | △7,000円 |
| 日用品・消耗品 | △3,000円 |
| 被服・美容 | △10,000円 |
| 娯楽・交際費 | △15,000円 |
| サブスク | △2,500円 |
| 残り(貯金・緊急費) | △48,000円 |
手取り20万円になると、生活に少し余裕が出てきます。月4〜5万円を貯金・投資に回せるようになるのがこの水準です。NISAを月10,000〜30,000円で始めやすくなります。
この水準でやりがちな失敗: 収入が増えた分だけ外食・娯楽費が増えて、手取り18万円のときと貯金額が変わらない「収入増・支出増」の罠。「まず天引き貯金を増やす」が正解です。
手取り25万円の場合
転職・昇給・残業込みで届く水準。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 手取り収入 | 250,000円 |
| 家賃 | △80,000円 |
| 食費 | △35,000円 |
| 光熱費 | △8,000円 |
| 通信費(格安SIM) | △2,000円 |
| 光回線 | △4,500円 |
| 交通費 | △8,000円 |
| 日用品・消耗品 | △4,000円 |
| 被服・美容 | △12,000円 |
| 娯楽・交際費 | △20,000円 |
| サブスク | △3,000円 |
| 残り(貯金・投資) | △73,500円 |
手取り25万円あれば、月5〜7万円を貯金・NISAに回しながら生活に余裕も持てます。ここまで来ると「節約」より「資産形成をどう加速させるか」が主要テーマになります。
「生活できるか」より「貯金できるか」で考える
東京で一人暮らしは、手取り18万円でも「生活できる」は達成できます。問題は貯金・投資を続けられるかどうかです。
貯金できない主な原因は収入の少なさより、固定費の最適化ができていないことがほとんどです。特にスマホ代・サブスク・保険料は「見直せば確実に下がる」固定費です。
固定費の削り方についてはこちらの記事で優先順位ごとに整理しています。
私の実際の数字(手取り19万円時代)
参考に、上京1〜2年目の私の実際の数字を公開します。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 手取り | 190,000円 |
| 家賃 | △68,000円 |
| 食費 | △27,000円 |
| 光熱費 | △7,500円 |
| スマホ(格安SIM) | △1,980円 |
| 光回線 | △4,400円 |
| 交通費 | △5,500円 |
| 日用品 | △3,000円 |
| 被服・美容 | △9,000円 |
| 娯楽・交際費 | △13,000円 |
| サブスク | △2,000円 |
| 貯金・NISA | △48,620円 |
固定費の見直し(特にスマホの格安SIM化)が大きかったです。詳しい経緯はこちらの記事で書いています。
まとめ:東京一人暮らしの生活費、現実はこうです
- 手取り18万円:工夫すれば月3〜4万円の貯金は可能
- 手取り20万円:月4〜5万円の貯金・投資がしやすくなる
- 手取り25万円:月6〜7万円を資産形成に回せる
どの水準でも「固定費の最適化」が最初の一手です。収入を上げる前に、今の支出を見直すだけで手元に残るお金は確実に増えます。
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