引越し先の家が決まった、引越し業者も決まった、あとは荷物を運ぶだけ——と思っていたら、そこからさらに大きな出費が待っていました。
それは家具・家電です。
実家暮らしだった私には「一人暮らしに何が必要か」の感覚が全くなく、最初に書き出したリストを見て自分で驚きました。冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、炊飯器、照明、カーテン、ベッド、机、椅子……。ひとつひとつは当たり前のものだけど、全部まとめて揃えると思ったら目が眩みました。
この記事では、私が実際にどう買い揃えたか。節約できたこととできなかったことを正直に書いていきます。
まず「今すぐ必要」と「後回しOK」に仕分けた
最初にやってよかったのが、リストを2つに仕分けることです。入居初日から必要なものと、生活しながら徐々に揃えればいいものは明確に違います。
私が「入居前日までに絶対必要」と判断したのはこのあたりです。
- 冷蔵庫・洗濯機(生活インフラとして初日から必須)
- カーテン(これがないと朝に起きられない・外から部屋が丸見えになる)
- 寝具(布団またはベッド)
- 照明(物件によっては照明器具なしの場合がある)
- 電子レンジ(自炊する場合は初日から使う)
逆に「後回しにした」のはテレビ、炊飯器、デスク、チェア、収納棚など。最初の1〜2週間は床にスマホを置いてYouTubeを見ながら過ごし、米は鍋で炊き、仕事の書き物はダイニングテーブル代わりの折り畳み机で凌ぎました。これが意外と平気で、「テレビって本当にいるのかな」と思い始めたのもこのころです(結局買いましたが)。
大型家電(冷蔵庫・洗濯機)は新品一択にした
冷蔵庫と洗濯機だけは、迷わず新品を買いました。理由はシンプルで、中古だと動作不良のリスクが怖かったからです。特に洗濯機は水漏れが起きたら下の階の方に迷惑をかける可能性があり、賃貸でそのリスクを取る気になれなかった。
購入したのは一人暮らし向けのサイズです。冷蔵庫は120L台で約35,000円、洗濯機は全自動5kgで約42,000円。合わせて約77,000円の出費でした。
購入先は近所のヨドバシカメラで、洗濯機は設置・水道接続まで込みの費用になっています。大型家電は「配送・設置込み」かどうかを必ず確認してください。設置費用が別途かかる場合があります。
中型家電(テレビ・電子レンジ・炊飯器)はできるだけ節約した
電子レンジと炊飯器は、ジモティーで近隣の方から無料で譲っていただきました。問い合わせから受け取りまで1週間かかりましたが、合計0円。少し古い機種でしたが、一人暮らし初期の1年は十分活躍してくれました。
テレビは後回しにしていましたが、2ヶ月後にメルカリで32インチを15,000円で購入。動作確認済みの出品で問題なく使えています。テレビは中古でも比較的リスクが低い家電のひとつです。
ジモティーは特に「近距離での不用品譲渡」に強く、大型品は送料がかかるため現地受け取りの出品が多い印象です。引越し先が決まったら早めにチェックする価値があります。
家具(ベッド・デスク・チェア)は「フレームは中古・クッション系は新品」で分けた
ベッドは「フレームは中古、マットレスは新品」という方針で揃えました。フレームはメルカリで4,500円(引き取り限定の出品を自分で取りに行きました)、マットレスはニトリで13,000円のものを購入。合わせて18,000円以下でベッドが完成しました。
マットレスは体に直接触れるものなので、衛生面から中古は避けた方が無難です。フレームは外見と強度さえ問題なければ中古で十分でした。
デスクとチェアは、入居2ヶ月後にIKEAで揃えました。デスクが5,000円台、チェアが8,000円台で合計14,000円ほど。IKEAは組み立て式ですが、一人でも1〜2時間あれば完成します。デザインもシンプルで部屋に馴染みやすかった。
照明・カーテンは入居前に必ずニトリで揃えた
カーテンは入居前にニトリで購入しました。窓のサイズを内見時にメモしておいて、そのまま店頭で選ぶだけ。1窓あたり2,000〜4,000円程度で遮光カーテンが揃えられます。
照明も同様で、シーリングライトは2,000〜5,000円台のもので十分です。物件によっては照明器具自体がついていない場合があるので、内見時に確認しておきましょう。私の部屋はリビングだけ器具なしで、気づかずに入居した初日の夜はスマホのライトで凌ぎました。
照明・カーテンは「地味に忘れやすい必需品」の筆頭です。入居前のチェックリストに必ず入れておいてください。
それでも現金が底をついた
家賃の初期費用で約45万円、引越し費用で約12万円、ここまでで貯金の大半が消えていました。さらに家具家電で気づけば合計20万円超。入社前に一生懸命貯めてきたお金が、ほぼ消えました。
通帳の残高を見たとき、正直かなり焦りました。入社後の給料が振り込まれるまでの1ヶ月半近く、生活費をどうするか。親に借りることも頭をよぎりましたが、それはどうしても避けたかった。
そのとき頼ったのが、クレジットカードのボーナス払いでした。
クレジットカードのボーナス払いに救われた
新社会人になる直前、「新卒のうちにクレジットカードを作っておいた方がいい」という話を先輩からたまたま聞いていて、入社前に1枚作っていました。このカードが、冷蔵庫と洗濯機の購入局面で本当に役立ちました。
合計約77,000円分の大型家電を、ボーナス払い(夏のボーナス一括)で支払えたんです。初任給が振り込まれるまでの現金不足を、手数料ゼロで乗り越えられた。
ボーナス払いは手数料がかからない(これ重要)のが最大のメリットです。分割払いやリボ払いとは全く別物で、支払い時期を夏・冬のボーナス月に後ろ倒しできる仕組みです。一時的な現金不足を、金利なしで乗り越えられる数少ない方法です。
そして後から知って驚いたのが、新社会人のうちに作っておかないとクレジットカードの審査が通りにくくなる場合があるということ。収入の実績が積み重なる前、つまり入社直後が実は申し込みの好タイミングなんです。
新社会人向けのクレジットカードの選び方と比較は、別ページでまとめています。
👉 【新社会人向け】クレジットカード比較|上京前に作るべき理由と選び方を解説
なお「お金ならキャッシングで借りればよいじゃない?」と考える方もいるかもしれませんが、キャッシングは極めて高金利であり、安易な利用は厳禁です。クレジットカードでも分割払いやリボ払いでは金利が発生しますが、ボーナス払いならほとんどのカードで金利なしで利用できます。(ボーナス払いを利用する前に自分でもちゃんと確認しましょうね)
私の家具家電・購入費用まとめ
| 品目 | 購入先 | 費用 | 支払方法 |
|---|---|---|---|
| 冷蔵庫(120L台) | ヨドバシカメラ(新品) | 約35,000円 | クレカ ボーナス払い |
| 洗濯機(5kg) | ヨドバシカメラ(新品) | 約42,000円 | クレカ ボーナス払い |
| 電子レンジ | ジモティー(無料譲渡) | 0円 | — |
| 炊飯器 | ジモティー(無料譲渡) | 0円 | — |
| テレビ(32インチ) | メルカリ(中古) | 約15,000円 | 現金 |
| ベッドフレーム | メルカリ(中古) | 約4,500円 | 現金 |
| マットレス | ニトリ(新品) | 約13,000円 | 現金 |
| デスク+チェア | IKEA(新品) | 約14,000円 | 現金 |
| カーテン(2窓分) | ニトリ(新品) | 約6,000円 | 現金 |
| 照明(2部屋分) | ニトリ(新品) | 約7,000円 | 現金 |
| 収納・小物類 | IKEA・100均 | 約12,000円 | 現金 |
| 合計 | 約148,500円 | ||
全て新品で揃えると30〜40万円かかるという話もよく聞きます。中古・フリマ・譲渡を組み合わせることで、15万円台に抑えられました。ただし冷蔵庫・洗濯機の新品分はボーナス払いがなければキャッシュで乗り越えるのが相当しんどかったと思います。
最後に:上京の出費は「段階的に管理する」が正解
初期費用・引越し・家具家電と、上京前後の出費は波のように押し寄せてきます。全部を一度に現金で賄おうとすると、どこかで無理が生じます。
新品で買うべきものと中古で十分なもの、今すぐ必要なものと後回しにできるものを冷静に仕分けること。そして現金が足りない局面では、クレジットカードのボーナス払いのような「手数料なしで時間を買える方法」をうまく活用すること。この2つを知っているだけで、上京直後の家計はかなり楽になります。

