梅雨の時期のだるさの原因〜予防、対策は?治療は必要?

梅雨の時期。せっかくの休日も雨だったり、休んでもなんだか体が重い気がする・・・? 「体調が悪い」と感じているのは実は他の人も同じなのです。今日はそんな「梅雨」と「体調管理」の話題です。

梅雨どきのだるさ:「梅雨だる」

6月の体のだるさ、心の不安定さ・・・梅雨どきに心身の不調、いわゆる「梅雨だる」を感じるのはあなただけではありません。どうやら日本の社会人の半数以上はこの「梅雨だる」を感じているようです。

梅雨時期に感じるおもな不調としては、「だるい」「身体が重い」「疲労感がある」といった身体的なものに加え、「憂うつな気分になる」「やる気がしない」「いらいらする」などの精神的な面でも影響があります。

特に身体の不調はウィークポイントに出やすいものです。だるい、身体が重い、疲れ以外にも肩こり、頭痛、便秘、胃腸障害、むくみ、肌トラブル、関節痛、憂うつ感などさまざまな症状が発生します。

原因①梅雨どきの低気圧

梅雨の時期は気圧の不安定な日が続きます。特に低気圧のときには自律神経が乱れやすく、身体がだるくなりがちです。気温の急激な変化、高い湿度、日照不足などの気候的なストレスに加え、日常のストレスが加わることで、普段よりも自律神経の働きが乱れやすくなります。

自律神経の乱れにより血の巡りが悪くなり、疲労や肩こりなどの不調があらわれやすくなります。

原因②日照時間と生活リズム

6月は夏至に向け日が長くなる時期です。まだ明るいからと、日中の予定のあとや仕事帰りも寄り道しがち。そのため無意識のうちに体力をいつも以上に使って、自分でも気づかないうちに疲れが溜まってしまいます。

また、5月の大型連休以降は梅雨が明ける7月まで祝日のない期間が1か月以上続きます。なかなかお休みを取れない社会人の方は休息の時間が不足しがちといえるでしょう。

原因③服装と空調

梅雨の時期は夏の服装へとスイッチする時期でもあります。とはいえ天気が悪いと気温が上がりにくく、肌寒い日にも薄着になったり、暑い日に冷房をかけたりすることで身体が冷えて、不調を加速させてしまうことも原因です。

他にも久しぶりに動かした冷房が原因で体調を崩すこともあります。皆さんの家庭のエアコンは掃除が行き届いていますか?カビや汚れによりお部屋の空気が悪くなることで、体調を崩してしまうこともあります。

対策①早起きで朝型生活へ切り替え

梅雨時期の6月には、1年で最も日が長くなる夏至が訪れます。春の入口である3月と梅雨の入口である6月を比較すると、6月の日照時間は3月よりも約3時間も長くなり、日の出時刻も1時間30分以上早くなります。

気象の変化に合わせて、朝時間のリズムを切り替えましょう。1日を自律神経のバランスでみると、朝は交感神経を優位にしたほうがスムーズに仕事モードに入りやすいのですが、梅雨時期は低気圧の影響でどうしても副交感神経が優位になりがちです。

朝早く起きることで、自分なりに活動のスイッチを入れる(=交感神経を優位にする)ことで、1日を快適に過ごしやすくなります。朝の時間に余裕を作り、音楽を聴く、洋服を選ぶ、メイクに気合いを入れることでスイッチを入れる人が多いようです。

また、どうせ朝早く起きるなら家を早く出て仕事に取りかかり、夕方早い時間に退社することを目指しても良いでしょう。欧米ではサマータイムが導入されているように、朝型生活は生産性の向上とプライベートの充実を両立させる仕組みなのかもしれませんね。

最近は音だけでなく、光を活用した目覚まし時計もあります。光目覚ましint4は以前、人気TV番組「マツコの知らない世界」で紹介され、体内時計を整える効果は有吉さんらを驚かせました。起床のタイミングで光を浴びることでスッキリと目が覚め、1日の始まりを気持ちよく迎えることができるでしょう。

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対策②就寝前の工夫で1日の疲れを解消

疲れをとるためにもっともおすすめな方法は寝る前の入浴です。ぬるめのお湯に浸かることで1日の疲れを取りましょう。炭酸ガス入りの入浴剤を入れた38~40度のお湯にゆっくりつかるのが効果的です。

炭酸ガスが温浴効果を高め、末梢の血管を拡張して血流がよくなり、だるさや疲れなどの症状が和らぎます。身体が温まると副交感神経が優位になり、リラックスするため、憂うつな気分やいらいらした気分の解消も期待できます。

夜にスマホをいじる事が多い人は、就寝前の習慣を改める必要があるかもしれません。ディスプレイの光が脳を刺激し、著しく寝つきが悪くなります。入浴によりせっかく副交感神経が優位となっても、寝る前のスマホいじりは効果を半減させてしまいます。

対策③外出時の持ち物

梅雨時期のバッグの中身を見直してみましょう。折りたたみ傘に加え、特に女性の方はクーラーよけのストール、大きめのハンカチなどの荷物が増えていませんか?

荷物が増えがちなこの時期、持ち物を見直してみましょう。バッグが軽くなれば、出勤も外出も随分楽になりますよ。

対策④梅雨どきの食事

この時期は気温の割に空調が強く、身体が冷えがちです。また明るい時間が長いため疲れも溜まりやすくなっています。梅雨だるの対策として、食事もこの時期に合わせたものに見直すことも効果的です。

まずは身体が温まる食事を意識していきましょう。加熱したスープ類は食欲がない時期も食べやすいかと思います。生姜を入れると発汗も促されますので、すりおろして入れるとベターです。一方、夏野菜は身体が冷えやすく、キュウリ、ナス、トマトなどは温めてから食べることをお勧めします。

他には、糖質の代謝を助け、疲労物質を分解するビタミンB1の摂取を意識しましょう。ビタミンB1は玄米や胚芽精米、豚肉やレバーなどの肉類、にんにく、大豆に含まれています。また、ミネラルをバランスよく摂取して身体の代謝を高めることも重要です。不規則な食事を見直し、野菜をバランスよく摂取していきましょう。やや古典的ですが、梅干しもお勧めの食べ物です。梅干しのクエン酸は疲労回復に効くとともに、血流改善により免疫力も高まります。

まとめ

体も心もだるくなりがちな梅雨の季節、この時期に合わせ生活リズムをととのえるとともに、胃腸を温める食事を意識し乗り切っていきましょう!

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