上京して最初の1ヶ月、夜の帰り道が怖かった。
北海道の実家周辺は車移動が基本で、夜でもほとんど人通りがなく、逆に安全でした。でも東京の一人暮らしは違う。人が多くて明るい反面、知らない人とすれ違う距離が近い。駅から家まで歩く道で、足音が聞こえるたびに少し緊張していました。
上京1年目に実際にやってよかった防犯対策を7つ、正直に書きます。「やりすぎかな」と思うくらいでちょうどよかったと、今では思っています。
1. 物件選びの段階で「帰宅ルート」を確認した
防犯の出発点は物件選びです。内見のときに間取りや日当たりばかり確認して、駅からの道を歩いてみることを忘れがちです。
私が物件を決める前にやったのは、夕方〜夜の時間帯に実際に駅から物件まで歩いてみることです。昼間は明るくて問題ない道でも、夜になると街灯が少なくて人通りもなくなるエリアがあります。
帰宅ルートで確認したポイント
- 街灯が十分にあるか
- コンビニや飲食店など、人が多い場所が道沿いにあるか
- 細い路地・見通しの悪い場所を通らずに帰れるか
- 駅から10分以内で帰れるか(時間が長いほどリスクは上がる)
物件の家賃が少し高くても、帰宅ルートが安全な方を選んで正解でした。
2. 引越し直後に補助錠を取り付けた
賃貸物件のドアの鍵は、自分が入居する前に何人かが同じ鍵を使っていた可能性があります。鍵の交換費用は契約時に払っていますが、それでも念のため補助錠(サブロック)を取り付けました。
補助錠はドアに貼り付けるタイプで、工具不要・賃貸でも取り付けOKのものが多いです。2,000〜4,000円程度で購入できます。ドア本体の鍵と補助錠の2重ロックにするだけで、不正侵入のリスクが下がります。
また、ドアスコープ(のぞき穴) にカバーをつけることもおすすめします。外から室内の光を確認される「逆のぞき」を防げます。
3. 宅配便は「置き配」か「宅配ボックス」を使うようにした
宅配便の受け取りは、玄関先で対面しなければいけない場面があります。一人暮らしの女性が「在宅しているかどうか」を外部に知らせることになるため、なるべくドアを開ける回数を減らしたいと思いました。
対策として:
- 置き配対応のサービス(Amazonなど)は積極的に活用する
- 宅配ボックスがある物件を選ぶ(次の引越し先の条件に追加しました)
- 不在票が入った場合は、再配達ではなくコンビニ受け取りに変更する
宅配の受け取り時に「一人暮らしです」と知られるような会話をしないことも意識しています。
4. 洗濯物をベランダに干すのをやめた
上京するまで気にしたことがありませんでしたが、ベランダに干した洗濯物から「ここに女性が一人で住んでいる」とわかってしまいます。
引越し直後から、女性物の衣類はベランダに干すのをやめました。タオルや布団など性別がわかりにくいものは外干し、衣類は部屋干しまたは乾燥機を使うようにしています。
部屋干しは最初は面倒に感じましたが、天候を気にしなくていい点でむしろ快適になりました。
5. SNSに位置情報や在宅状況を載せないルールを決めた
旅行の写真を「今ここにいます」とリアルタイムで投稿する、帰省中に「しばらく家を空けます」と書く——こういった投稿は不在情報の公開になります。
私が決めたルール:
- 旅行・外出の写真は帰宅後に投稿する
- 「今日は家でのんびり」「帰宅しました」などの在宅投稿をしない
- スマホの写真に位置情報が入らないよう設定を確認する(iPhoneなら「設定→プライバシー→位置情報サービス→カメラ→しない」)
フォロワーが少ないから大丈夫、と思わないことが大切だと感じています。
6. 防犯ブザーを鍵と一緒に持つようにした
夜道で何かあったとき、すぐに使えるものを持っておきたいと思って購入しました。防犯ブザーは鍵に付けておくと取り出しやすく、いざというときにすぐ使えます。
スマートフォンのSOS機能(iPhoneなら電源ボタン連打で緊急SOS)も知っておくと安心です。ただし起動に手間がかかる場面では防犯ブザーの方が素早く使えます。
7. 帰宅後すぐに鍵をかける習慣をつけた
これは当たり前に思えますが、荷物を持っていて手がふさがっているとき、鍵をかけるのが後回しになりがちです。
ドアを閉めたらすぐに鍵とチェーンをかける——この習慣を意識して作りました。「ちょっと郵便受けを確認するだけ」でドアを開けっ放しにすることも、防犯上は避けた方が良いです。
上京1年目で実際に怖かったこと
正直に書きます。
上京から3ヶ月ほど経った夜、帰宅中に駅からの道で男性にしばらくつけられていると感じる経験をしました。コンビニに入って数分時間をつぶしたら離れましたが、かなり怖かったです。
その後からは、帰宅が遅くなる日は意識的にコンビニや明るい場所に立ち寄って人の多い場所を通るようにしています。また、帰宅時間が深夜になる場合はタクシーを使うことにしています。「お金がもったいない」より「安全の方が大事」と割り切りました。
まとめ:最初に全部やる必要はない
7つ書きましたが、全部一気にやらなくていいです。
引越し直後にまず対応したいのは、①帰宅ルートの確認(物件選び段階)、②補助錠の取り付け、③洗濯物のルール決め、の3つです。あとは生活しながら少しずつ習慣にしていけば十分です。
「やりすぎかな」と思う対策でも、慣れてしまえばストレスにはならないものがほとんどです。自分の生活に合った形で、無理なく続けられる防犯習慣を作ってください。
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