物件を選ぶとき、「オートロックあり・3階以上・夜道が明るい」を条件にしました。
だから安心、と思っていたら、住み始めてから「あ、これも気をつけないといけないんだ」と気づいたことがいくつかあった。物件の条件だけでは防ぎきれないリスクが、日常生活の中にあります。
この記事では、物件選びの段階では気づかなかった防犯の盲点を、実際の経験をもとに書きます。
物件選びで防げること・防げないこと
まず整理します。
物件選びで防げること
- 侵入しやすい構造の物件を避ける(1階・外廊下・オートロックなし)
- 夜道が暗いエリアを避ける
- 管理が悪い物件(住人トラブルリスク)を避ける
物件選びでは防げないこと
- 入居後の日常の行動から生まれるリスク
- 宅配・来訪者の対応ミス
- SNSでの情報漏洩
- 帰宅時のルーティンから在室パターンを把握される
物件の防犯性能は「建物に侵入されにくくする」ための対策です。でも日常の行動次第で、そのリスクが上がることがあります。
物件選びの後に気づいた盲点
① オートロックがあっても「共連れ」には無力
オートロックがあると「建物内は安全」と思いがちですが、住人の後ろについて入る「共連れ」を完全には防げません。
私が住んでいるマンションでも、宅配業者がインターフォンを押した際に複数の入居者が同時に解錠することがあり、見知らぬ人が廊下に入れる場面を何度か見ました。
対策: 玄関ドアに補助錠を追加する。廊下に見知らぬ人がいたとき、すぐに部屋に入らない(後をつけられる可能性)。
② 宅配の受け取り方から「在室パターン」が把握される
宅配業者が来るたびに同じ時間帯にドアを開けていると、在室・不在のパターンが外から見えやすくなります。
対策:
- 置き配対応サービス(Amazon等)を積極的に活用する
- 宅配ボックスがある物件では積極的に使う
- 不在票が入ったらコンビニ受け取りに変更する
- ドアを開ける際は必ずチェーンをかけた状態で確認する
③ 洗濯物から生活パターンが読まれる
ベランダに毎日同じ時間に洗濯物を干していると、「この人は何時に帰宅する」「平日の昼は不在」という情報が外に漏れます。
対策:
- 女性物の衣類はベランダに干さない
- 洗濯物を干す時間帯を毎回変える
- 室内乾燥・乾燥機を使う習慣をつける
④ エントランスやポストでの行動
ポストを確認するとき、後ろに人がいないか確認していますか。ポストを開ける際に部屋番号が見える状態になっていることがあります。
また、エントランスで他の入居者と一緒になったとき、「何階に住んでいるか」を見られることがあります。エレベーターで一緒になった見知らぬ人に、自分が降りる階を見せない工夫も有効です。
⑤ SNSの位置情報・投稿タイミング
「今帰宅しました」「今日はお休みでまったり」という投稿は、在室情報の公開です。旅行の写真をリアルタイムで投稿すると「今家を空けている」と知らせることになります。
対策:
- 旅行・外出の投稿は帰宅後にする
- 「帰宅した」「家でのんびり」などの在室投稿をしない
- 写真の位置情報タグをオフにする(スマホの設定で変更可能)
⑥ 帰宅直後の習慣
部屋に入ってすぐに鍵とチェーンをかけない習慣がある場合、廊下から後をつけてきた人がドアを押し開けるリスクがあります。
「ドアを閉めたら即座に鍵とチェーンをかける」を習慣化してください。荷物が多くて両手がふさがっているときも、まず鍵をかけることを最優先にします。
物件選びの後に追加した防犯対策
入居後に「これは最初からやっておけばよかった」と思った対策を紹介します。
補助錠の設置 玄関ドアの鍵に加えて補助錠(2,000〜4,000円)を追加しました。2重ロックになることで、ドア前での時間が短縮でき、より安心感が増しました。
ドアスコープカバーの設置 のぞき穴から逆に室内の光を確認される「逆のぞき」を防ぐために設置しました。500〜1,000円で購入できます。
スマートフォンのSOS設定の確認 iPhoneなら電源ボタン5回連打で緊急SOSが発信できます。この設定を確認して、とっさのときに動けるようにしておきました。
まとめ:物件の安全性+日常の習慣で防犯は完成する
物件選びでできること(オートロック・階数・夜道の安全確認)は前提として重要です。その上で、日常の行動から生まれるリスクを減らす習慣を作ることが、本当の意味での防犯につながります。
- 宅配は置き配・宅配ボックスを活用する
- 洗濯物は室内乾燥にする
- SNSに在室・不在情報を載せない
- 帰宅後すぐに鍵とチェーンをかける
この4つだけでも、日常の防犯リスクはかなり下がります。
次に読む記事

