ポケモン剣盾の先行公開プレイをレビュー【注目の完全新作】

ポケットモンスター ソード・シールド

ポケットモンスター(略してポケモン)といえば、最初の赤・緑が発売されて以降、世界中で大ヒットのシリーズです。今回、正当な最新作として初めて、据え置き機で続編が発売。Nintendo Switchでプレイ可能な最新作で、発売前から大人も子供も楽しみにしていた方が多いようですね。それではポケモン最新作「ポケットモンスター ソード・シールド(Pokémon Sword and Pokémon Shield)」のレビューを見ていきましょう。

待望のポケモン最新作が登場!

ポケモンシリーズから待望の最新作、「ポケットモンスター ソード・シールド」がついに2019年11月15日(金)に発売されました。

今回はガラル地方を舞台に、新しい冒険がはじまります!

ポケモンシリーズの歴史

最新作の紹介の前に、これまでのポケモンシリーズの歴史を振り返っておきましょう。

  • 1996年02月27日 赤・緑(第1世代)GB
  • 1996年10月15日 青(第1世代)GB
  • 1998年09月12日 ピカチュウ(第1世代)GB
  • 1999年11月21日 金・銀(第2世代)GBC
  • 2000年12月14日 クリスタル(第2世代)GBC
  • 2002年11月21日 ルビー・サファイア(第3世代)GBA
  • 2004年01月29日 ファイアレッド・リーフグリーン(第3世代;第1世代リメイク)GBA
  • 2004年09月16日 エメラルド(第3世代)GBA
  • 2006年09月28日 ダイヤモンド・パール(第4世代)DS
  • 2008年09月13日 プラチナ(第4世代)DS
  • 2009年09月12日 ハートゴールド・ソウルシルバー(第4世代;第2世代リメイク)DS
  • 2010年09月18日 ホワイト・ブラック(第5世代)DS
  • 2012年06月23日 ホワイト2・ブラック2(第5世代)DS
  • 2013年10月12日 X・Y(第6世代)3DS
  • 2014年11月21日 オメガルビー・アルファサファイア(第6世代;第3世代リメイク)3DS
  • 2016年11月18日 サン・ムーン(第7世代)3DS
  • 2017年11月17日 ウルトラサン・ウルトラムーン(第7世代)3DS
  • 2018年11月16日 Let's Go!ピカチュウ・イーブイ(第1世代再リメイク)Switch
  • 2019年11月15日 ソード・シールド(第8世代)Switch ←New!

ソード・シールドは携帯ゲーム機ポケモンシリーズの中では19番目のソフトにあたります。携帯ゲーム機では派生シリーズとしてポケモンピンボールや探検隊シリーズなどがありましたね。携帯ゲーム機の他にも据置き型のシリーズも大ヒットしました。Nintendo 64のポケモンスタジアムシリーズ、ゲームキューブ用のポケモンコロシアムやXD、Wii用のポケモンバトルエボリューションがあります。

シリーズが進むにつれて、育成・対戦・通信の環境や仕様も変化してきました。世代ごとの変化の中で主だったものを挙げてみます。

  • 第2世代:とくしゅ→とくこう、とくぼうに分岐、新タイプ「はがね・あく」の追加、性別・持ち物・天気・タマゴ・色違いの追加
  • 第3世代:性格、特性の追加
  • 第4世代:それまでタイプごとに決まっていた技の物理・特殊が技ごとに物理、特殊に設定
  • 第5世代:隠れ特性の追加
  • 第6世代:新タイプ「フェアリー」の追加タイプ相性の変更メガシンカ追加、一部ポケモンの種族値の修正
  • 第7世代:Zワザの追加、一部ポケモンの種族値の修正

これまで世代ごとに様々な要素の追加や仕様の変更がありました。それでは、第8世代のソード・シールドではどのような新要素が追加されたかを見ていきましょう。

ソード・シールドの新要素

新しい舞台

今回冒険の舞台となるのはガラル地方という、イギリスの本土、グレートブリテン島をモチーフにしたマップとなります。第6世代のカロス地方はフランスがモチーフでしたから、過去作での第1世代(カントー地方、実際の関東・中部地方にあたる)と第2世代(ジョウト地方、実際の関西地方にあたる)が実は陸続きでクリア後に別の地方の冒険を楽しめたように、もしかするとなんらかの関係があるかもしれません。

新しい地方ということで新しいポケモンの登場はもちろん、今までのポケモンの地方の違いによる新しい姿(ガラルの姿)として登場します。もちろん最初に博士からもらえる御三家と呼ばれる3匹のポケモンは新ポケモン。

マップも完全新規で、ソード・シールドを開いた時から新しい冒険の世界がはじまります。

ダイマックス・キョダイマックス

今作でのもっとも大きな新要素。「ダイマックス」したポケモンは巨大化することで能力値が上がり、すべての技が「ダイマックス技」になるようです。ダイマックスは3ターンのみ有効ですので、メガシンカ・Zワザが廃止される第8世代では、ダイマックスの使い方が勝負の分かれ目となりますね。

さらにキョダイマックスは通常のダイマックスと異なり、そのポケモンの個性が際立った姿に変化します。こちらは特定のポケモンだけがなれることはもちろん、その種類のポケモンは通常キョダイマックスできないけれども、イベント等で特別に配信されたポケモンだけがキョダイマックスできるなど、様々な条件があるようです。また、キャダイマックスポケモン入手に必要な高難易度のレイドバトル戦では、高個体値が確定しているなど、厳選が容易になっており、対戦をしたい人にも嬉しい仕様となっています。

性格補正の変更

第3世代以降、ポケモンは性格ごとに上昇・下降する能力が決まっています。ポケモンの個体ごとに性格が決まっており、後から変えることはできません。しかしソード・シールドでは新アイテム「ミント」を使うことで、性格自体は変わりませんが、上昇・下降する能力を変えることができるようになりました。これにより1体しか手に入らない伝説のポケモンやゲットしにくいポケモンを対戦で使うハードルが下がることになるでしょう。

実際にプレイしてみた

Switchをつけて、ポケモン剣を選択。

起動すると、まず言語を聞かれます。日本語はひらがな、漢字のどちらも選べる。

次に容姿の選択。男女あるので、お好きなように。

名前の入力。日本語なら6文字まで。

OKなら進む。デフォルトのレポート形式は自動なようです。

初回だけのオープニングデモムービー。なかなか凝っており、シナリオにも関係していそうな予感。

主人公のお友達が現れ、会話が終わると冒険が始まります。

プレイの感想

一言でいえば、これまでのポケモンより遥かにプレイの満足感がありました。

グラフィック

まずグラフィックについて。第6世代にポケモンのドット絵が廃止されたとはいえ、ウルトラサン・ウルトラムーンまでの3Dモデルはまだまだ携帯機のグラフィックだなと正直思っていました。Let's Go!ピカチュウ・イーブイで新規のグラフィックになっても、昔プレイした初代の哀愁が自分を感傷的な気分ににさせているのだと無自覚に感動を抑えていました。

しかし、新作シナリオ・新ポケモンの登場により、その気持ちは一変しました。なんて美しい世界なんだ。3DSのような通常の携帯型ゲームでは表現しがたい滑らかなモデリングからは、グラフィックの飛躍的な進化を感じました。

新要素

ゲームとしても、シナリオ攻略や細かい新要素に、ゲームフリークの本気を感じられました。第8世代では、第3世代の初期のように、過去作のポケモンに互換切りが発生し、序盤でよく見るあのポケモンもシナリオで出現することがなくなった点には一抹の寂しさを感じます。一方、新ポケモンや既存ポケモンの異地方の姿(ガラルの姿)のデザインセンスもさることながら、ゲーム内での立ち位置にも魅力があり、ソード・シールドという新しい世界の中を遊び尽くせます。

あまり書くとネタバレになってしまうので現時点ではこれくらいにしておきますが、ポケモンを知っている全ての人にプレイしてほしい、そんなゲームに仕上がっていることは間違いありません。

プレイしたくなったら・・・

「新しいポケモンやりたいなぁ」「久しぶりにポケモンやるかな」と思った方には朗報です。購入のポイントも紹介していますので、ぜひ手にとって楽しんでくださいね。

ソードとシールド、どちらを選ぶか迷ってしまいすよね。パッケージに記載された伝説のポケモンが異なるほか、出現するポケモンがバージョンにより異なります。本格プレイ派の方でなければ、お好きな方をどうぞ。

ソードとシールド、どちらも欲しいという本格派の方はこちら。セット限定のシリアルコード特典もついてきます。

今回のポケモンをプレイするにはNintendo Switchが必要になります。携帯プレイが主な方にはLiteがおすすめです。ポケモンソード・シールドをモチーフにしたカラーも出ていますが、通常カラー(イエロー・ターコイズ・グレー)がお買い得です。

テレビやディスプレイに繋げてプレイしたい方には、通常のSwitchがおすすめです。

ぜひ新作を手にとり、新しいソード・シールドの世界を楽しんでくださいね!

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