新しいパソコンが欲しいとなれば、それなりの出費となりますからよく考えて買うことになりますよね。一昔前はノートかデスクトップくらいの違いでしたが、タブレット型が出現して以降、今ではどれを買えばよいのか専門家や詳しい方でも悩んでしまうところです。今回は満足できる一台を選ぶために、パソコンを選ぶポイントを紹介していきましょう。
満足するパソコンを選ぶには?
みなさんは買い物をしてから、失敗したなと感じたことはありませんか?私も買ってみてから「意外と使う場面がなかったな」「欲しい機能がなかったな」などと後悔することがよくありました。
しかし、私はこれまでプライベートでは8台ものパソコンを使ってきましたが、パソコンの買い物については失敗したことがありません。職業上、詳しいということもありますが、パソコンは高い買い物ですから買う前にはよく考えてるようにしています。そんな私がパソコンを選ぶ正しい手順をお伝えしましょう。
- 用途を決める
- 必要な機能を考える
- 購入する製品の候補を選定する
- 購入場所を決める
このポイントに沿って、まずは一般的なパソコン選びを一緒に見てきましょう。また、詳しくは記事の中で紹介していますが、このページからのリンクで公式ページを訪れることでメーカー正規品を最安で購入できます。
端末の用途は?
パソコンの利用用途はもっとも大事なポイントです。用途を明らかにできるかが端末選びを左右するといっても過言ではありません。
端末を使う場所は見落としがちですが、重要なポイントです。外に端末を持ち運ぶかということはもちろんですが、家の中でもデスクの上からベッドの上、キッチンなど、持ち運びたいのであれば、そのような場所に応じた端末が必要になりますね。
必要な端末の性能は?
ディスプレイ・キーボード
ノートPCやタブレット型PCではディスプレイの大きさが端末のサイズに直結しますので、大きな画面が必要になるのかやタッチパネルが必要なのかを検討することが必要です。
また、ノートPCのキーボードではテンキーの有無によりキーのサイズが異なります。タブレット型PCではキーボードは着脱可能ですのであまり気にならないでしょう。最近はノートPCでも2in1と呼ばれるディスプレイとキーボードが分離可能な機種も出てきましたね。
デスクトップPCではディスプレイを別に購入するという選択肢もありますが、用途により必要なサイズや画素数が異なりますから、注意が必要です。
OS
通常の用途であれば、OSはMicrosoft社のWindows、またはApple社のMacのどちらかから選択することになります。多くのソフトはWindowsへの対応を優先しており、Macでは使えなかったり使いにくかったりします。
MicrosoftのOffice製品もMacとの互換性は改善されたとはいえ完全でないため、ExcelやPowerpointをよく使うのであれば、Windowsを選択すべきでしょう。
デュアルブート機能やParallelsなどの仮想環境ソフトを使用することで、同じ端末で複数のOSを動かすことは可能なのですが、ひとつのOSをインストールするのに約30GBの容量が必要となります。個人的には複数のOSを1台に入れるよりは、端末自体を分ける方が何かと使いやすくおすすめしています。
最近ではWindows端末のフォルムも洗練されてきたため、デザイン重視の方にもWindowsをおすすめすることが増えてきました。
CPU
CPU(プロセッサ)は、パソコンの頭脳ともいえる部分で、情報処理の速度を左右します。Intel製またはAMD製があります。新しいCPUほど速度が速く、ノンストレスでパソコンを使用できるメリットもあります。また、CPUの中でもコア(Core)の数によって、さらに処理能力に差が生まれます。
スペックを確認した際、「プロセッサ(CPU)」という項目にパソコンのCPU情報が掲載されており、GHzという単位の数値はクロック周波数を指します。このクロック周波数が大きいほど、情報処理のスピードが速くなります。また、クロック周波数が同じでも、新しく作られた型番のCPUほど速いという傾向があります。
メモリ
パソコンの一次記憶を担当する部分がメモリです。GB(ギガバイト)で容量の単位分けをされます。スペックの確認時には、「実装メモリ(RAM)」で表示されていた数字が、パソコンに搭載されているメモリ容量です。
メモリの数値 = 動作速度ともいえるほど動作のスピードに影響のある部分であり、容量が大きい方が安定的なスピードでパソコンを動かすことができます。特に大量のデータ分析、画像編集や動画のエンコードなどクリエィティブ作業を行うのであれば、大容量のメモリが必須となっています。
記憶ディスク
作成したデータなどを保存する部分をハードディスク(HDD)といいます。最近のハードディスクは500GB~4TBの容量が主流であり、大きいほどデータをたくさん保存できます。
また、ハードディスクよりも軽く、低消費電力で速度の速いSSDと呼ばれる記憶デバイスが登場し、ハードディスクに変わって搭載するようになってきました。SSDを使うと読み込みが早いために電源をつけてからの起動が早く、ストレスレスなパソコン利用が可能になるため人気が増えています。SSDの容量は、256GB~512GBが主流です。ハードディスクと比べると同じ容量でもSSDの方が値段が高くなっています。
さらにハードディスクとSSDの両方を搭載し、どちらのメリットも得られる端末が出てきています。
GPU(グラフィックボード)
近年では、動画の再生や映像の美しさに重点を置くユーザーも増えています。そこでポイントになるのが、グラフィックボードと呼ばれるパーツです。
グラフィックボードは、画面に映像を映し出したり、動画を再生させたりするために活躍します。特に3Dゲームにおいて、グラフィック描画など映像に高いクオリティを求めるのであれば、搭載・増設が必須になっています。
外部接続端子
規格の多様化により、パソコンに何を繋げられるか確認することも必要になってきました。
例えば、端末の小型化に伴いインターネット接続も無線が前提になっており、LANケーブル接続端子がないことも増えてきました。
また映像出力についていえば、HDMI、D-Sub 15ピン、Mini DisplayPort、Thunderboltなどがあります。Macの端子は特に多様で複雑ですが、最近は「Thunderbolt3」という規格がつくられ、これはUSB Type-Cと同じ端子として規格が収束されつつあります。
光学ドライブ
パソコンの小型化に伴い、CD/DVDドライブ・ブルーレイディスク読み取りのための光学ドライブを搭載しないことも増えてきました。パソコンのソフトウェアのダウンロードもオンライン化してきたことでオミットに拍車がかかってきました。
最近では必須の機能ではなくなってきた感もありますが、もし利用を考えているのであれば光学ドライブの有無や対応メデイアを確認するようにしましょう。
どこで買うべきか?
具体的にどの端末を選ぶのかという前に、新しいパソコンはどこで買うべきなのかを確認しておきましょう。
迷わずメーカーの公式ページから購入すること!
実際に購入したい端末を見つけたら迷わずメーカーの公式ページから買いましょう。これには3つの理由があります。
①価格面
1つ目の理由は価格面です。メーカー直販ではない方法で買ってしまうと、無用な中間マージンを支払うことになります。
例えば、Amazonや楽天では購入金額に応じてポイントが付与されるため、日常生活では特に考えることなく使ってしまいますね。しかし高額な買い物となれば話は別です。通販サイトでは仕入れた商品をより高く売ることで利益を得ています。もちろんポイントを付与しても利益が出るよう計算し尽くされていますから、ポイントに目が眩んでしまうと、必要以上に高い金額で買い物をすることになってしまいます。これは家電量販店で購入しても同じことがいえますね。
また、ポイントサイトを経由することでポイントをゲットするというのも全く同じ理由でお勧めしません。特にいくつかの有名メーカーではどの検索方法で商品にたどり着いたかによって、表示する価格が異なるという方法をとっています。つまりポイントサイトを経由してメーカーの公式サイトから買っても、実は高い金額で買っているということが普通にあるのです。
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②ラインナップ・機能
2つ目の理由は製品ラインナップです。通販サイトや家電量販店では、欲しい商品がなかったり古かったりすることがよくあります。
通販サイトや店頭に並んでいるパソコンは在庫の多いものが中心で、1年から2年ほど前の少し古いモデルであることが通常です。パソコンは技術革新が早く、パーツがどんどん新しくなるに伴い性能が向上するのですが、家電メーカーのパソコンはモデルチェンジが遅いため、店頭のものは2年ほど前のパーツを使った、1年前に作られた製品、ということも日常茶飯事です。古い製品は同じ金額でも性能が劣ることになるので、性能が低いものを高く買ってしまうことになりますね。
さらに「店頭販売用モデル」というものも存在します。これは店頭に並べるために見栄えが良く、価格が安く、いかにもお店で買ってくれそうな作りになっているパソコンです。しかし価格が安いと言うことは、どこかの性能が抑えられているということで、パソコンに詳しくない人をターゲットにした構成になっています。
一方、公式サイトには「ネット通販モデル」や「企業納入用モデル」が存在し、こちらの方がより詳しい人を対象にしているため、より高い性能となっている場合が多いのです。また、必要な機能のみを拡張するオプションを選択できるため、無駄なものを削ってよりお得に購入することができるのです。
③サポート
3つ目の理由はサポート面です。メーカー直販ではない方法で買ってしまうと、本来得られるサポートが得られないことが通常です。
例えば、端末に初期不良がある頻度は約1%と意外に多いのですが、公式ページ以外の通販サイトで購入してしまうと面倒な手続きが必要になります。特に購入した時の保障証をうっかり失くしてしまうと、初期不良であっても追加金額を支払うことになります。
また、通常公式ページから買えば半年から1年くらいのサポートや保障が自動的に得られるのですが、通販サイトなどで買ってしまうとそのようなサポート期間が極端に短いということもあります。家電量販店では購入時に追加の金額を支払うことで長期サポートを得ることもできますが、実質的に割高な購入金額となりますね。
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主なメーカー
端末を紹介する前に、有名なメーカーについても紹介しておきましょう。
もちろんここに紹介する以外にもメーカーは数多く存在するのですが、品質面やサポート面では有名メーカーの製品を購入する方が安心です。特に某中国系メーカーの端末には根本的な部分にスパイウェアが仕込まれていると言われており、信頼できるメーカーから商品を購入することが重要ですね。
ちなみに機能・価格・デザインを総合的にみておすすめのメーカーは、充実サポートの「マウスコンピューター」、デザインが美しい「hp」、質実剛健な「パナソニック」です。
実際に選んでみよう!
いくつかの用途パターンに分けて、おすすめの端末を紹介しています。どれも購入する価値のあるものですから、ぜひ見てみてくださいね。