動画編集やゲームにおすすめのノートPC〜クリエイター・ゲーマー向け

動画編集をはじめパソコンを使って仕事をするクリエイターにとって、端末の購入は死活問題です。一昔前はクリエイター用のPCといえば、デスクトップ型PCかつ自分で組み立てる程度の選択しかありませんでしたが、自宅外で編集作業や確認することが必要となってきました。近年はノートパソコンの性能が上がるとともに、ゲームをノートPCで行うということも普通になってきました。今回は本格的なハイスペックノートPCの選び方を紹介していきましょう。

端末選びのポイント

パソコン選びの基礎知識については、以前にご紹介しました。なぜメーカーの公式ページから買うべきなのか気になる方は、これを読んで解決しましょう。

絶対に失敗しないパソコンの選び方~購入までの手順、注意点、選ぶコツは?
新しいパソコンが欲しいとなれば、それなりの出費となりますからよく考えて買うことになりますよね。一昔前はノートかデスクトップくらいの違いでしたが、タブレット型が出現して以降、今ではどれを買えばよいのか専...

では実際にクリエイター・ゲーマーの端末にはどのくらいのスペックが必要なのでしょうか?

ここではあくまでノート型という端末を想定しましょう。持ち運びを頻繁に行うことを考えると、デスクトップ端末は選択できませんからね。画面の大きさは重要ですから15インチ以上を選びましょう。最近の端末はディスプレイの縁が小さくなったことで15インチ端末でも机の上での存在感は薄くなりましたし、端末が小さくなるとともにスペックにも制約がでてきます。

動画編集や3Dグラフィックにかなりの負荷がかかることを考えれば、CPUとしてはクアッドコアでIntelでいえばCore i7以上の処理性能、さらにメモリが少なくても8GB以上の性能が必要です。さらに、グラフィックのためのGPUを専用に搭載してある必要があります。もちろんGPUはCPUに同梱されているものもありますが、スペックとしては落ちるので、専用GPUの搭載は必要でしょう。

必要なストレージは悩ましいのですが、もし動画編集を行うのであれば最低でも512GB程度は欲しいでしょう。長期保管のストレージには外付けHDDやクラウドサービスを利用することも可能なのですが、書き出しを考えるとHDDではどうしてもスピードも落ちてしまいます。

ここからは実際にいくつかの端末を見ていきましょう。

HP: OMEN X by HP 17

OMEN X by HP 17

特徴

ヒューレット・パッカード(HP)のOMENシリーズは高いコストパフォーマンスを誇るプロ仕様端末として万人におすすめです。OMENシリーズのデザインはステルス戦闘機を彷彿させる三角形が多用されており、直線的に仕上げた近未来的な美しさを感じさせます。1670万色に発光可能なキーボードには独立した6個のマクロキーが搭載され、ゲーマーの方にとって使いやすさに配慮されています。

音源としては、DTS社が開発したヘッドフォン用のバーチャルサラウンド技術であるDTS Headphone:Xに対応しています。ステレオヘッドフォンを接続するだけで最大11.1チャネルのサラウンドを擬似的に再現します。壁越しに潜んでいる敵の足音、銃声が聞こえた方向敵の位置を判断することができます。訓練を重ねれば「第六感」で敵の存在を認識することも可能になるかもしれませんね。

HPのゲーミングPCとしては、ライト層向けの「Pavilion Gaming」に対して本格層向けの「OMEN」というラインナップになっていますから、「OMENは高機能すぎる」という方にはPavilion Gamingを検討してみてもよいでしょう。

性能

※ラインナップの中で最高の商品について記載

  • ディスプレイ:17.3インチ
  • OS:Windows 10 Pro
  • メモリ:32 GB
  • CPU:クアッドコア Intel i7-7820HK 1.8-4.6 Ghz
  • GPU:NVIDIA GeForce GTX 1080 8 GB
  • ストレージ:512 GB (SSD) + 1 TB (HDD)
  • 重量:4.51キログラム

>> HP Spectre x360 13の製品詳細

HP Directplus公式ページへ

DELL: Alienware m17

alienware m17

特徴

ゲーミングPCといえばDELLのALienwareという方も多いでしょう。Alienware m17は、単に外出先でゲームができる最新のノートパソコンではありません。この端末は17インチにもかかわらず、わずか18.5 mm、2.63 kgの薄型軽量で登場しました。家の中で場所を変えて作業したいときにも、スムーズに移動できます。

DELLの高度な熱技術(Alienware Cryo-Tech v2.0)により、最適に冷却し全体的なパフォーマンスが最大限高められ、使用していても熱が気になりません。デュアル吸気・デュアル排気の通気設計、0.2 mmのブレード・スリーブ ベアリング・3相ファン制御で構成され摩擦を減らした高電圧駆動ファン、銅複合材のロードバランシング ヒートパイプ、0.15 mmの薄さである4つの銅フィンによりシステム パフォーマンスと寿命を両立しています。

最新シリーズでは、Alienware m17を上回るNew Alienware m17が発売され、さらなる端末の薄さと冷却性能を兼ね備えています。

性能

※ラインナップの中で最高の商品について記載

  • ディスプレイ:17.3インチ
  • OS:Windows 10 Home
  • メモリ:8 GB
  • CPU:クアッドコア Intel i7-8750H 2.2-4.1 Ghz
  • GPU:NVIDIA GeForce RTX 2070 8 GB
  • ストレージ:1 TB (SSD)
  • 重量:2.63キログラム

>> ALIENWARE M17の製品詳細

DELL公式ページへ

mouse: NEXTGEAR-NOTE i7941PA1

NEXTGEAR-NOTE i7941PA1

特徴

マウスコンピューター(mouse)といえば注文を受けてから製品を生産する、いわゆるBTO(受注生産)が有名で、市販の完成品パソコンと比べると細かいカスタマイズが可能となっています。ハイエンドクラスにあたるゲーミングPCのG-Tuneシリーズが有名で、必要な性能がお好みでカスタマイズ可能となっておりお買い得となっています。

マウスコンピューターのパソコンには「mouse」「G-Tune」「DAIV」「MousePro」「iiyama」の全部で5つのシリーズがありますが、いずれも国内生産、24時間365日サポート、72時間修理完了と、最高のサポートを受けることができ、あまりパソコンに詳しくない方にもオススメできるメーカーです。

またストレージをSSDとHDDと並列することで、大容量かつ高速を両立しており全てを一つの端末で完結できるため、ゲーマーにとって愛機となることは間違いないでしょう。

性能

※ラインナップの中で最高の商品について記載

  • ディスプレイ:17.3インチ
  • OS:Windows 10 Home
  • メモリ:32 GB
  • CPU:クアッドコア Intel i7-9750U 1.8-4.6 Ghz
  • GPU:NVIDIA GeForce RTX 2070 8 GB
  • ストレージ:512 GB (SSD) + 2 TB (HDD)
  • 重量:2.7キログラム

>> NEXTGEAR-NOTE i7941PA1の製品詳細

マウスコンピューター公式ページへ

mouse: DAIV-NG5810U2-VG

DAIV

特徴

マウスコンピューター(mouse)といえば注文を受けてから製品を生産する、いわゆるBTO(受注生産)が有名で、市販の完成品パソコンと比べると細かいカスタマイズが可能です。ゲーミングPCのG-Tuneシリーズに対して、クリエイター向けに特化したがこのDAIVシリーズというラインナップで、充実した製品ラインが伺えますね。

マウスコンピューターのパソコンには「mouse」「G-Tune」「DAIV」「MousePro」「iiyama」の全部で5つのシリーズがありますが、いずれも国内生産、24時間365日サポート、72時間修理完了と、最高のサポートを受けることができ、あまりパソコンに詳しくない方にもオススメできるメーカーです。

最高位のラインナップでは6コアの高性能CPU + 3基の高速ストレージを搭載しており、容量と速度の両立を重視する方には検討すべき商品となっています。

性能

※ラインナップの中で最高の商品について記載

  • ディスプレイ:15.6インチ
  • OS:Windows 10 Home
  • メモリ:32 GB
  • CPU:6コア Intel i7-9750H 1.8-4.6 Ghz
  • GPU:NVIDIA GeForce RTX 2060 8 GB
  • ストレージ:512 GB (SSD) + 512 GB (SSD) + 1 TB (SSD)
  • 重量:2.4キログラム

>> NEXTGEAR-NOTE i7941PA1の製品詳細

マウスコンピューター公式ページへ

Apple: MacBook Pro(15インチモデル)

MacBook Pro
左が13インチモデル、右が15インチモデル

特徴

もしOSとしてMacを選ぶのであれば、端末はMacBook Proを選ぶことになるでしょう。ラインナップとして以前はSSD搭載がMacBook Airのみでしたが、現在はMacBook Proにも搭載されており、クリエイティブな用途であれば高機能な当機種を選ぶのが自然といえます。

通常販売されているモデルではSSDのストレージが最大512GBですが、Appleの公式ストアでカスタマイズ注文することで最大2TBに変更できるようになっています。

13インチと15インチの最も大きな性能上の違いはGPUであり、13インチではプロセッサ(CPU)に内臓されたIntel Iris Plus Graphicsのみを使用している一方、15インチでは強力なRadeon Proを搭載している点です。3Dレンダリングの際には非常に大きな差異となり、動画編集や3Dグラフィックに対する適性はノートPCを超え、もはやワークステーションに並ぶレベルと言って差し支えないでしょうね。

性能

※ラインナップの中で最高の商品について記載

  • ディスプレイ:15インチ
  • OS:Mac OS
  • メモリ:32 GB
  • CPU:8コア Intel i9 3.4-5.0 Ghz
  • GPU:Radeon Pro Vega 20 4 GB
  • ストレージ:512 GB (SSD) ※Apple Storeで最大2TBに選択可能
  • 重量:1.83キログラム

>> MacBook Proの製品詳細

Apple公式ページへ

まとめ

どのパソコンにもそれぞれの特徴があり、予算や自分がどんな風にパソコンを使うかなどにより選び方が変わってきます。

ノートPCは高いという印象を持ちがちですが、性能にこだわらなければ5万円程度で買えるものも多いのです。クリエイターやゲーマーの方など、ヘビーな使い方をする方にはそれにふさわしい性能というものがありますから、ぜひ用途にあったお気に入りの1台を見つけてくださいね。

error: Content is protected !!