内見が終わって「ここにしよう」と思ったとき、申し込みを急ぐ前に確認しておくべきことがあります。
人気物件は「内見してすぐ申し込み」が基本で、迷っていると他の人に取られます。でも、申し込み後に気づいた後悔は「住む前から確定した後悔」です。
内見までの流れや物件選びについては別の記事でまとめていますが、この記事では「申し込み前に確認しておきたいこと」に絞っています。実際に契約する前の最終チェックとして参考にしてみてください。
確認①:初期費用の総額を「明細つき」で出してもらう
「家賃7万円の物件」を申し込んだとき、実際に初月に支払った金額は32万円でした。
敷金・礼金・仲介手数料・前家賃・日割り家賃・火災保険料・鍵交換費用・保証会社費用——それぞれの金額が明細で示されているか確認してください。「初期費用の概算」ではなく「全費目の金額」を申し込み前に確認します。
確認すべきこと
- 礼金の有無と金額
- 仲介手数料が家賃1ヶ月分か0.5ヶ月分か
- 保証会社の費用(毎月発生するものかどうか)
- 鍵交換費用が必須かどうか
- 火災保険が指定業者必須かどうか(自分で選べる場合あり)
初期費用の詳しい内訳はこちらの記事でまとめています。
確認②:光回線・インターネットの引き込みが可能か
引越し後すぐにインターネットを使いたい場合、物件によっては回線の引き込みに数週間〜1ヶ月以上かかることがあります。
確認すべきこと
- マンション全体に光回線が引き込まれているか(マンションタイプか戸建てタイプか)
- どのプロバイダが利用できるか(物件によって制限あり)
- 入居後すぐに開通できる見込みか
入居後にインターネットが使えない期間が発生すると、スマホのデータ通信で凌ぐしかなく、費用がかかります。光回線の選び方はこちらの記事を参考にしてください。
確認③:ゴミの収集日・ゴミ置き場の場所
地味に重要なのがゴミの収集日です。引越し当日・翌日に大量の段ボールやゴミが出ますが、収集日が週1〜2回しかない場合、数日間部屋にゴミが溜まります。
確認すべきこと
- 燃えるゴミ・資源ゴミの収集曜日
- 大型ごみ・段ボールの処分方法
- ゴミ置き場の場所と管理状態(内見時に確認)
確認④:設備の動作確認を内見時にしたか
申し込み後に「エアコンが壊れていた」「給湯器の調子が悪い」「浴室換気が動かない」などの不具合が発覚することがあります。
内見時に動作確認すべき設備
- エアコン(冷暖房の動作)
- 給湯器(お湯が出るか・温度調整できるか)
- 浴室換気扇
- キッチンのコンロ(全口点火するか)
- 洗濯機置き場の排水(詰まりがないか)
これらを内見時に確認していなかった場合は、申し込み前に不動産会社に「設備の動作確認をしてほしい」と依頼できます。
確認⑤:退去時のルールを確認する
「入るときは気にしない」と思いがちですが、退去時のルールは入居前に把握しておくべきです。
確認すべきこと
- 原状回復の費用負担ルール(国土交通省のガイドラインに準拠しているか)
- 退去通知の期間(1〜2ヶ月前の告知が必要なことが多い)
- ペット・喫煙の禁止事項(違反すると退去時の費用が膨らむ)
- 鍵の追加・取り替えが可能か
確認⑥:実際の月額コストを計算する
「家賃7万円」と思って申し込んでも、管理費・共益費が別途かかる物件では実質7.5〜8万円になることがあります。
月額コストとして計算に入れるもの
- 家賃本体
- 管理費・共益費
- 駐車場・駐輪場代(使う場合)
- インターネット代(マンション一括型は含まれることも)
これらを合算した「実質の月額」が、手取りの25〜28%以内に収まるかを確認してください。手取り別の現実的な家賃上限はこちらの記事を参考にしてください。
確認⑦:周辺環境を夜に確認したか
内見が昼間だった場合、帰宅ルートの夜道の雰囲気を確認できていません。申し込み前に可能なら夜間に現地を歩いてみてください。
確認すべきこと
- 駅から物件までの夜道の明るさと人通り
- 周辺の飲食店・コンビニの営業時間(夜の帰宅時に使えるか)
- 繁華街に近い物件は深夜の騒音がないか
内見時の確認ポイントはこちらの記事、物件選びで避けるべき条件はこちらの記事でまとめています。
申し込み前チェックリスト(まとめ)
申し込みボタンを押す前に、以下を確認してください。
お金まわり
- 初期費用の全費目・金額を明細で確認した
- 管理費・共益費込みの月額実質コストが予算内か確認した
- 退去時の原状回復ルールを確認した
設備・環境
- エアコン・給湯器・コンロの動作確認をした
- 光回線が引き込み可能か・どのプロバイダが使えるか確認した
- ゴミの収集日・置き場の場所を確認した
安全まわり
- 夜間に帰宅ルートを歩いて確認した(または確認の予定がある)
- オートロック・鍵の種類を確認した
まとめ
物件の申し込みは「これにします」と言ってから動きが早くなります。申し込み後に「やっぱり確認しておけばよかった」が出ないよう、上記の7点を申し込み前に確認してください。
気に入った物件が他の人に取られる不安はありますが、「申し込み前の1時間」の確認が、2年間の後悔を防ぎます。
家探し全体の流れはこちらの記事で確認してください。
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