外貨ex byGMOは2003年(平成15年)創業でありサイバーエージェント子会社やYahoo100%子会社としてスタートしたFX会社の提供するサービスに端を発しています。FX業界といえばネット系の新興系企業が多い中、独自の路線でサービスを提供しています。筆者が外貨ex byGMOを利用した経験を基にしたレビューとともに、口コミ・評判を見ていきましょう。

外貨ex byGMO | |
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ペア数 | 23 |
取引単位 | 1,000 |
スプレッド (USD/JPY) | 0.2銭 |
スワップ | ◎ |
口座数 | ー |
アプリ | 外貨ex |
- 取引回数に応じてPayPayまたは現金がもらえるのが嬉しい方
- 人気アプリ「外貨ex」を使って取引したい方
- 1,000通貨から取引したい方
- 業者の信頼性を重視する方

やはり1,000通貨から取引できるというのは重要視したい。

取引するごとにPayPayボーナスがもらえるのは嬉しいですね。
外貨ex byGMOの総合評価
外貨ex byGMOは2003年(平成15年)創業のFX専門とした事業会社です。専門といっても以前はヤフーが100%出資している子会社でしたが、2021年9月27日からはGMOフィナンシャルホールディングスの100%子会社となり、商号も「外貨ex byGMO」へ変更されました。
1,000通貨単位での取引も可能な点、PayPayのボーナスをゲットできる点が大きなポイントです。
外貨ex byGMOが選ばれる理由
FX業界では「FXネオ(GMOクリック証券)」「DMM FX(DMM.com証券)」といった最大手サービスがいる中、外貨ex byGMOはそれらの最大手に地名度では一歩及びません。しかし、優秀なアプリやPayPayを使ったお得なキャンペーンを実施しているなど、利用者から根強いニーズがあります。
何が外貨ex byGMOの人気を支えているのか、利用者からの口コミや評判も含め確認していきましょう。
理由1:取引によりPayPayボーナスや現金がもらえる
外貨ex byGMOが多くの人に選ばれる1つ目の理由は、取引によりPayPayボーナスや現金がもらえる点です。
外貨ex byGMOでは様々なキャンペーンが行われています。例えば2020年3月には、全ての通貨ペアを対象に毎週新規約定1万通貨を取引するごとに、PayPayボーナスライト2~3円相当または現金1~2円が付与されます。
PayPayボーナスライトか現金のどちらでもらえるかは自分であらかじめ設定し、後からでも自由に切り替えられます。短期売買などで取引回数が多くなる方にとっては、うれしいキャンペーンですね。
不定期ですが、こういったお得なキャンペーンが開催されている点にも注目です。
理由2:スマートフォンアプリ外貨exが使える
外貨ex byGMOが多くの人に選ばれる2つ目の理由は、人気のスマートフォンアプリ「外貨ex」を使える点です。
FXは平日であれば夜間も取引が可能ですし、日中もビッグニュースが出れば相場が大きく変動します。そのため外出先でも場所を選ばず取引ができるということは重要です。
特にスマートフォンで取引を行うのであれば、専用スマートフォンアプリを使えることが大きいのです。
多くのFXトレーダーが「スマホ取引なら外貨exがいい」と絶賛します。FXは24時間動いており、チャンスのときにパソコンの前にいるとはかぎりません。だからこそ、スマホアプリの使い勝手が良いことは大きなメリットなのです。
その評判といえば、メイン口座としてYJFX!ではなく他のFX会社を使っていながら、外出先でのレートチェックやニュースチェックなどは外貨exを使っている方もいるほどです。
理由3:1,000通貨から取引できる
外貨ex byGMOが多くの人に選ばれる3つ目の理由は、1,000通貨から取引できる点です。
最大手の会社が10,000通貨以上での取引のみに対応しているのと比較すると、この差は利用者にとって嬉しいサービスとなっています。
FXを行ったことのある方であれば、一度は「取引単位が10,000通貨では大きすぎる!」と感じたことがあるでしょう。初心者はもちろん、1Lotの金額が少なくなることで、よりプライスを刻んで指値注文を入れることが可能になっているので、利益のチャンスも広がることになります。
理由4:業者の信頼性
外貨ex byGMOが多くの人に選ばれる4つ目の理由は、業者としての信頼性です。
FX業者としては、GMOフィナンシャルホールディング傘下(以前はヤフーグループ傘下)にあることは大きな強みにもなっています。
親会社が大きいことは、システムへの投資やアプリの使いやすさの改善など、会社としてのサービスへの投資が期待できるということでもありますから、長く利用していく上でメリットが期待できると言えます。
もともとはヤフーグループ傘下のFX会社であったこともあり、PayPayの恩恵を受けられる点もGoodですね。
外貨ex byGMOのデメリット
デメリット1:提供している情報が弱い
最近ではどのFX会社も情報提供に力を注いでいます。特にはFX大手はどこよりもサービス提供開始時から充実した環境を提供してきました。
一方、外貨ex byGMOでは提供している情報のニュースリソースはFXi24のみです。まったく情報提供していないというわけではないのですが、これは提供される情報としては弱いという感が否めません。
他社の提供する情報も活用しながら取引を進めていくことが求められます。
デメリット2:業界最狭水準のスプレッドは数通貨ペアに限られる
外貨ex byGMOはスプレッドに定評があるとされています。
確かにもっともメジャーな通貨ペアであるUSD/JPYのペアについては0.2銭と、業界最狭水準であることは間違いありません。
スプレッドがお得だからと利用しがちですが、実は他の通貨ぺアも同様である訳ではありません。
例えばあまり知られていませんが、GBP/JPYのペアは外貨exも含めてスプレッドが1.0銭ですが、実は0.8銭で提供している業者もあります。このように通貨ペアによってスプレッドが業者により異なるのです。
比較的多くの通貨ペアでかなり低い水準のスプレッドとはなっているものの、とにかくコストを抑えて取引をしたい、という方には注意が必要です。
外貨ex byGMOで注意しておきたいポイント
ポイント1:入出金の方法について
外貨ex byGMOを利用する上で注意しておきたいのが入出金です。
外貨ex byGMOでは円貨だけでなく外貨で出金することもできます。しかしここに落とし穴があります。
外貨で出金できることに油断し、うっかり円貨以外を選択してしまうと思わぬ手数料がかかります。
外貨での出金手数料はなんと1,500円。これは手数料としてはかなり高く、注意が必要です。
ポイント2:FXネオとの使い分け
GMOグループとしてみた場合、同じGMOフィナンシャルグループ傘下にはGMOクリック証券の「FXネオ」というサービスがあります。
よく考えてみれば、同じグループで大きくFXサービスが異なるということはあまりなく、実際にスワップポイントやスプレッドを比較してみると大きな差がないことがわかります。
そのため、外貨exとFXネオの使い分けをどうするか悩んでしまうかもしれません。
FXネオとの違いとして、外貨exのメリットに「最小取引単位が1,000通貨から(ドル円の場合)」という点があります。この最小取引単位が小さければ小さいほど、一度の取引で必要となる証拠金も少なくて済みます。
そのため、外貨exはFX初心者の方でも利用しやすいというのは注目すべき点といえるでしょう。