SBI証券は、日本で2008年(平成20年)にSBIイー・トレード証券株式会社を前身として新たにスタートしました。SBI証券はネット系証券株式会社の最大手の一角でありFX事業も行なっており、SBIグループ全体では国内No.1の口座数となっています。筆者がSBI証券を利用した経験を基にしたレビューとともに、口コミ・評判を見ていきましょう。

SBI FXα(SBI証券) | |
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ペア数 | 28 |
取引単位 | 10,000 |
スプレッド (USD/JPY) | 0.2銭 |
スワップ | △ |
口座数 | ー |
アプリ | HYPER FX |
- 様々な資産へ投資されている方
- 約定力が気になる方
- サーバー性能やセキュリティ面が気になる方
- 業者の安定性が気になる方

株式や投資信託など他の資産も取り扱っている会社なので、使いやすい。

有名なネット証券会社ということで安心して利用できます。
SBI証券の総合評価
SBI証券は、日本で2008年(平成20年)にSBIイー・トレード証券株式会社を前身として開始しました。SBI証券はネット系証券株式会社の最大手の一角でありFX事業も行なっており、SBIグループ全体では国内No.1の口座数となっています。その口座数はグループ全体で120万口座にもなります。(2019年4月矢野経済研究所調べ)
ネット証券の古参としてSBIグループのテクノロジーや知見を活かしたサービスが特徴です。
SBI証券が選ばれる理由
SBI証券はそれまでの会社の歴史から、ネット系証券会社として他社に比べた圧倒的な強みがあります。
SBIグループには、SBI証券・SBI FXトレード・SBI FXネオモバイル証券・住信SBIネット銀行と4つのFXサービスがありますが、SBI証券はその中でも株式や投資信託・株価指数先物など総合的な資産を取り扱っており、FXにとどまらず投資をしている人にとって使いやすい業者となっています。
何がSBI証券の人気を支えているのか、利用者からの口コミや評判も含め確認していきましょう。
理由1:様々な資産を管理できる
SBI証券が多くの人に選ばれる1つ目の理由は、様々な資産を管理できるという点です。
SBI証券はインターネット系証券会社の古参として有名かつ人気のある業者であり、株式・投資信託・債券・株価指数先物など多くの資産を取り扱っており、NISAやiDeCoの口座としても人気です。
また、保有している株式をFXの証拠金としても利用できるため、資産の効率的な活用という意味でも有利です。
特に現代ではFX業者ならFXができて当たり前、他にどのようなサービスを提供できるかが業者の特徴となりますが、SBI証券ではFXだけでなく様々な資産運用に利用できるため、多くの人に利用されています。
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— SBI証券 (@SBISEC) May 1, 2020
理由2:約定力に定評あり
SBI証券が多くの人に選ばれる2つ目の理由は、約定力の高さに定評があるという点です。
約定力とは、「注文するときのレートで実際に注文が約定する」能力のことです。もし約定率が低いと、ドル円で110.00円で注文を入れても、異なるレート、例えば110.50円などで約定することが多くなります。これでは自分が取引したいレートと異なってきてしまうので、一般的にはトレーダーにとって不利に働きます。
SBI証券はDD方式かつ約定力に定評のあるSBIリクイディティ・マーケットをカバー先としており、スリッページが非常に少ない点を前面に押し出しています。
相場の急変時もスプレッドが大きく拡大することが非常に少なくなっています。
>> スプレッドはスプレッド幅ではない?手数料で業者を選ぶポイントとは?
理由3:サーバー性能が高くセキュリティも十分
SBI証券が多くの人に選ばれる3つ目の理由は、サーバー性能やセキュリティ面にあります。
国内のFXにはベンチャー系やFX専業系の業者が多く、技術的な知見には懸念があります。
一方でSBI証券は、インターネット証券会社として長い時間をかけて培ってきた技術的な知見は他社に比べても圧倒的な蓄積があります。
特に顧客財産を守るためのセキュリティの強固さは、頭ひとつ飛び抜けていると言えます。
理由4:会社の安全性
SBI証券が多くの人に選ばれる4つ目の理由は、最大手に引けをとらない安定性です。
安全性の面ではみずほ信託銀行およびFXクリアリング信託を信託先とした完全信託保全となっています。為替差損益、スワップを含め、顧客の資産状況を毎営業日保全していることはもちろん、資産の区分状況を内部監査部門と社内から独立した監査法人によチェックされています。
SBI証券はSBIグループの中核会社であり、会社の安定性も評価できます。
企業としては自己資本比率は338.2%(2020年時点)という健全な財務状況であり、もちろん操業がギリギリという心配もありません。
SBI証券のデメリット
デメリット1:スワップポイントは抑えめ
FX業者間の競争は熾烈で、国内業者はどこもスワップポイントの水準を高めてサービスを利用してもらえるよう他社を意識しています。
しかし、SBI証券はスプレッドは業界でも最も狭い水準である一方、スワップポイントは他社よりも低めになっています。
例えばもっとも代表的なペアであるドル円でいえば、業界最高水準に対してSBI証券はおおむね半分から1/4程度となっています。
デメリット2:クイック入金する金融機関が少ない
FX口座への入金のうち、もっとも迅速に余力に反映されるかつ手数料がかからないのが「クイック入金」です。
SBI証券では「即時入金」と呼ばれていますが、対応している金融機関が他社よりも少ないです。
- 住信SBIネット銀行
- 三菱UFJ銀行
- 三井住友銀行
- みずほ銀行
- ゆうちょ銀行
- りそな銀行
- 埼玉りそな銀行
- 関西みらい銀行
- ジャパンネット銀行
- 楽天銀行
- セブン銀行
- イオン銀行
- スルガ銀行
上記以外の金融機関を利用している場合は、ATMでの通常入金を利用する必要があります。地方銀行などを利用している方にとっては利便性が低く感じられるかもしれません。
間違えやすいのは、SBI証券には「リアルタイム入金」という制度もある点です。リアルタイム入金は仲介口座のみ利用可能で、これは仲介業者(銀行)を経由してSBI 証券で開設した口座のことです。要するに専用口座のことですので、汎用性は低いです。
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— SBI証券 (@SBISEC) April 21, 2020
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SBI証券で注意しておきたいポイント
ポイント1:通貨ぺアは少なめ
SBI証券で取引可能な通貨ペアは28と他社に比べて少なめです。
例えば、馴染みのある通貨で言えば、スイスフラン(CHF)、インドネシアルピア(IDR)、韓国ウォン(KRW)などは取り扱いがありません。
しかし高金利通貨としてメジャーである、トルコリラ(TRY/JPY)、メキシコペsp(MXN/JPY)、南アフリカ(ZAR/JPY)は含まれており、投資家から投資需要の強いペアは揃っているともいえます。
まずFXを始めてみるというところでは、それほど不便さを感じる場面はないのではないでしょうか。
ポイント2:デモ口座が廃止された
SBI証券では過去にはFX用のデモ口座がありました。
しかし、「SBI FX α デモ取引」は、2016/5/31(火)をもってすべてのデモ取引が廃止されてしまいました。
初心者にとってはデモがないとはじめるのは抵抗があるかもしれません。しかし、トレード中の心理や緊張感は、やはり自分の資金でリスクをとらなければ、経験として得ることはできません。
とはいえ、SBI証券では他の資産用の口座から資金を簡単に移動できますので、余剰資金を使って本口座で取引を行うのが良いしょう。実際に取引を行わないと、資金管理や取引の勘所がなかなか身につかないということもありますからね。
ここまでメリット・デメリットを紹介してきましたが、これからFXを始めるという方にも、まずはSBI証券の利用を検討してみてはいかがでしょうか。