SBI FXトレードが選ばれる理由や評判、メリット・デメリットとは?

SBI FXトレードは、ネット証券会社の最大手である「SBI証券」も属するSBIグループのFX会社です。ネット証券業界でのSBI証券と比べると、FX業界でのSBI FXトレードは知名度ではあまり知られていませんが、提供するサービスはFX最大手にも決して引けをとりません。筆者がSBI FXトレードを利用した経験をもとにしたレビューに加え、口コミ・評判を見ていきましょう。

SBI FXトレード
SBI FXトレード
ペア数34
取引単位1
スプレッド
(USD/JPY)
0.09銭
(1,000通貨まで)
スワップ
口座数300,000以上
アプリSBI FXトレード

【SBI FXトレードは以下の方におすすめ】

  • 外貨預金に代わる方法としてFXをする方
  • FXを初める方
  • 約定力を重視する方
  • 自宅のPCでしっかりと分析をしたい方

SBI FXトレード 公式サイト

利用者の口コミ・評判
30代男性
30代男性

相場が大きく動くとスリップや約定しないことも他社ではありがちだが、この会社は特に約定力が高いと感じる。スプレッドも魅力的。

40代女性
40代女性

スマホのアプリが操作中に固まってしまったので連絡させていただきました。その後、修正版のリリースがされ改善したことに感動するとともに、ユーザの声に耳を傾けてくれているんだと感じました。

50代男性
50代男性

何歳になっても新しいことを始めるには緊張する。少額から取引を始めることができる点は、初心者にとって嬉しいサービスだと思う。

40代女性
40代女性

ママ友から外貨預金よりも有利だと聞いて、私も初めてみました。スワップポイントも最初は飲み物代程度でしたが、積み立てることで毎日ランチ代分くらいの金額がもらえるようになりました。

SBI FXトレードの総合評価

SBI FXトレードは東証一部上場の「SBIホールディングス」グループのFX事業となっています。取扱い通貨ペアでの業界最狭水準のスプレッドはもちろん、1通貨単位で取引が可能であることから、FX初心者の方から現役トレーダーまで支持されているFX会社です。

特に1,000通貨単位までのスプレッドは他社よりも圧倒的に小さく、業界最狭となっている点が大きなポイントです

SBI FXトレードが選ばれる理由

FX業界では「GMOクリック証券のFXネオ」「DMM.com証券のDMM FX」といった最大手がいる中、SBI FXトレードはそれらの最大手に地名度では一歩及びません。しかし、ネット証券で有名なSBIホールディングスのグループにある点や、強力なインターバンクをバックにしていることで、サービスでは最大手にも劣らず、高金利通貨を取り扱っているために通貨ペア数では大きく上回っています。

実はSBIホールディングスのFX事業には、SBI証券SBI FXトレードSBI FXネオモバイル証券・住信SBIネット銀行と4つのFXサービスがありますが、、これらは別のサービスであるという点には注意が必要です。実はサービス内容やスプレッドは大きく異なっており、ざっくりいうとFX事業を専門とする「SBI FXトレード」の方が利用者にとって有利となっていますので気を付けましょう。

ちなみにですが、外貨預金に代わる方法として、「積立FX」というワードを提唱し広めたのもSBI FXトレードですね。

何がSBI FXトレードの人気を支えているのか、利用者からの口コミや評判も含め確認していきましょう。

理由1:最低取引単位が1通貨から

SBI FXトレードが多くの人に選ばれる1つ目の理由は、最低取引単位が1通貨からとなっている点です。FXを行ったことのある方であれば、一度は「取引単位が10,000通貨では大きすぎる!」と感じたことがあるでしょう。実際、SBI FXトレードを選ぶもっとも大きな理由のひとつが、最低1 USDから取引を行える点でしょう。

現在、日本ではFXで可能なレバレッジが25倍となっていますから、1 USD/JPYでの取引であれば約5円から取引することが可能です。これは他社にはない圧倒的な差別化要素となっています。

理由2:スプレッドが業界最低水準

SBI FXトレードが多くの人に選ばれる2つ目の理由は、業界最低水準のスプレッドです。一般に、FX会社を選ぶ基準には様々なポイントがあり、コストはその中でもひとつの要素にすぎません。それでも、取引のたびにコストとなるスプレッドが低いという点は、その会社を選ぶ大きなファクターとなります。

さらに、SBI FXトレードでは1通貨単位から取引が可能となっていますが、1,000通貨単位までのスプレッドは業界最狭です。例えば、1,000 USD/JPYのペアであれば、スプレッドは1通貨あたり0.09銭となります。

もしFXを外貨預金の代わりに行おうと考えたとき、取引コストはどのようになるでしょうか?レバレッジは1倍、1ドルが100円とし、1度に1,000ドルまでの取引を行うと、コストは以下のようになります。

なお一般的な外貨預金では外貨の購入・売却時のスプレッドが1通貨で1円から2円であることが多いですが、ここでは有利なように1円としてみましょう。スプレッドは買値と売値の幅ですから、スプレッドの半分が購入時と売却時にコストとして転嫁されます。

取引購入金額売却金額損益
外貨預金1,000 USD100,500円99,500円-1,000円
FX1,000 USD100,045円99,955円-90円

単純に外貨の購入・売却を行っただけで、900円以上損益に差があることがわかります。この例では利息を加味していないので、実際には外貨預金とFXではさらに損益の差が大きくなります。

SBI FX

理由3:スワップポイントが高い

SBI FXトレードが多くの人に選ばれる3つ目の理由は、スワップポイントが優秀である点です。

スワップポイントとはFXの外貨預金でいう利息にあたるもので、もしFXを外貨預金の代わりに行おうと考えたときには見逃せない要素です。

さらに、SBI FXトレードではFX大手としては珍しく「トルコリラ」「メキシコペソ」「ブラジルレアル」といった新興国の高金利通貨を扱っていますので、円金利との差分を取りこぼさないようスワップポイントが高く付与される点はとても評価できます。

理由4:約定力が高い

SBI FXトレードが多くの人に選ばれる4つ目の理由は、約定力の高さです。FX取引の経験がある方からSBI FXトレードが支持される大きな要素となっています。

FXの取引を行なっていると、経済関連指標の発表時や政治関連のニュースが流れることで為替相場が大きく動く場面に出くわすことがあります。

この場合、市場で売りと買いのバランスが崩れレートの大きな変化が発生し、流動性の悪化から注文を入れた時点から約定の瞬間までに価格が大きく動く「スリップ」と呼ばれる現象が発生し、最悪の場合には約定せず決済できないこともあります。

SBI FXトレードでは企業方針として「経済指標発表時の安定したレート提供」を掲げています。つまりスリップを重要課題として捉え、会社として最小限に減らすことを目指しているのです。

具体的にはグループ会社であるSBIリクイディティ・マーケットがカバー先となり流動性を供給することで、SBI FXトレード側では経済指標発表時にも平常時と変わらぬレートになるように努めているのです。

SBI FXトレード 公式サイト

SBI FXトレードのデメリット

デメリット1:スマートフォン向けのサービスに懸念点

SBI FXトレードでは外出先でも取引できるようスマートフォン用アプリが用意されています。しかし、このアプリがハードユースには対応していないというデメリットがあります。

基本的にはパソコンはあまり立ち上げないという方や、どうしても外出先でスマートフォンを使い取引を行いたいことがあるかと思います。もちろんシンプルに注文を入れるだけであれば問題ないのですが、チャート分析までしようとすると、不便な面が気になります。

もちろんアップデートにより少しずつ改善はされていますが、スマートフォンアプリを自社開発している最大手の会社と同じレベルとはいかないのかもしれませんね。

デメリット2:自社アナリストがいない

SBI FXトレードには自社内にアナリストがおらず、オリジナルのレポート提供という面では最大手に一歩劣るというデメリットがあります。

最大手である「GMOクリック証券」「DMM.com証券(DMM FX)」はいずれも証券会社ですから、自社内に調査部門やアナリストを持っています。SBI FXトレードはグループ内でFX事業専門という位置づけですから、独自調査には弱いわけですね。

とはいってもSBI FXトレード専属のアナリストはいますから、情報がまったく提供されないというわけではありません。また、取引経験が多い方は、業者のレポートより自分で行った調査・分析を重視する方が多いので、それほど気にする点ではないといえるでしょう。

SBI FXトレードで注意しておきたいポイント

ポイント1:スキャルピングに制限(事実上禁止)

SBI FXトレードではスキャルピングと呼ばれる超短期売買を繰り返し行うことを制限(事実上禁止)しています。

もしSBI FXトレード側で注文を検知した場合、一時的に取引条件を変更、又は制限を加えることがある旨、利用規約に記載があります。

とはいってもスキャルピングを公認している会社は少なく、暗黙的に禁止されているところも多いのです。実際、スキャルピングをサーバーに負荷が大きくかかり影響が出るのは、コンピュータにより短時間のうちに数千回数万回と自動売買を行う場合ですから、それほど心配する必要はないと思われます。

ポイント2:入金・出金の方法

クイック入金の利用

SBI FXトレードでは、銀行窓口やATMで入金を行う振込み入金とネット上で行うクイック入金(即時入金サービス)の2つの入金方法があります。クイック入金は即時に入金でき、手数料もかからないため、ネット環境があれば、できる限りクイック入金を利用する方がよさそうです。

出金

出金方法はマイページ画面から行うことができます。手数料はかかりません。SBI FXトレード側が出金を受け付けてから、実際に出金できるまではラグがあるので注意しましょう。0時から15時までは翌営業日、それ以降の時間は翌々営業日の出金となります。

注意点こそあるものの、「まずは少額から始めてみたい」という方ならぜひ用意しておきたい口座ですので、ぜひチェックしてみてくださいね。

SBI FXトレード 公式サイト

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