サクソバンク証券が選ばれる理由や評判、メリット・デメリットとは?

サクソバンク証券は日本では2006年(平成18年)に設立された、デンマークの投資銀行を100%親会社とする会社です。FX業界といえばネット系の新興系企業が多い中、独自の路線でサービスを提供しています。筆者がサクソバンク証券を利用した経験を基にしたレビューとともに、口コミ・評判を見ていきましょう。

サクソバンク証券
サクソバンク証券
ペア数158
取引単位1,000
スプレッド
(USD/JPY)
0.8銭
スワップ⚪︎
口座数
アプリ

【サクソバンク証券は以下の方におすすめ】

  • とにかく多くの通貨ペアの取引を検討したい方
  • スキャルピングで取引を行いたい方
  • 1,000通貨から取引したい方
  • 少しでも長い取引時間をとりたい方

サクソバンク証券 公式サイト

利用者の口コミ・評判
20代男性
20代男性

やはりスキャルピング可能で他社よりも長い時間取引が可能という点は評価できると思います。

30代女性
30代女性

国内登録業者で通貨ペアが多いのは魅力でです。取引の選択肢が広がります。

サクソバンク証券の総合評価

サクソバンク証券は2006年(平成18年)創業の会社です。デンマークのコペンハーゲンに本社を置く投資銀行SAXO BANK(非上場)の100%子会社です。

とにかく扱っている通貨ペアが圧倒的で、1,000通貨単位での取引も可能な点も大きなポイントです。

サクソバンク証券が選ばれる理由

親会社が海外法人であるとはいえ、サクソバンク証券は日本の東京都港区に本社を置くれっきとした日本法人です。

もちろん日本の法規制下におかれFX業者としても国内で登録しているため、100%信託保全であり、安心して利用できる業者となっています。

何がサクソバンク証券の人気を支えているのか、利用者からの口コミや評判も含め確認していきましょう。

理由1:通貨ペア・最低取引単位が魅力的

サクソバンク証券が多くの人に選ばれる1つ目の理由は、通貨ペアが国内業者で最多で、最低取引単位が1,000からと取引の条件が非常に魅力的である点です。

サクソバンクでは取引可能な通貨ペアが150種類を超えており、国内業者で次点のヒロセ通商が50通貨ペア前後ですから、3倍もの取引バリエーションがあることになります。

また、取引単位が1,000単位からとなっており、取引しやすさが優れています。トルコリラ/日本円は5,000通貨、南アフリカランド/日本円は50,000通貨からなど一部例外もありますが、主要通貨ペアで1,000通貨からであれば十分でしょう。

理由2:相場が荒れた時の約定力の高さ

サクソバンク証券が多くの人に選ばれる2つ目の理由は、相場が荒れた時の約定力の高さです。

FXは平日であれば夜間も取引が可能ですし、日中もビッグニュースが出れば相場が大きく変動します。そのようなときには、約定力の高さを謳っている業者でも約定率の低下が見られます。

特に、2018年3月の米国・雇用統計発表時に約定率100%だったFX業者はサクソバンク証券だけだったという衝撃的な結果となりました。

by: 矢野経済研究所

2017年版 FX(外国為替証拠金取引)市場の動向と展望(矢野経済研究所)より)

また、2019年の外部調査機関による米雇用統計発表時の総合約定力調査において、総合約定力並びにベストレート獲得回数で第一位となりました。

by: バリュー・アップ

<約定率が100%だったのは>

この調査は、値動きが激しくなる3月の米国雇用統計発表時(日本時間2018年3月10日22時30分前後)に合わせて行われた。調査対象は、ナロースプレッドでレートを提供している有力FX会社4社。調査の方法はマーケット注文(ストリーミング)で、1取引あたり10万通貨単位の米ドル/円、ユーロ/米ドルを、買(新規)⇒売(決済)、売(新規)⇒買(決済)の両建てで繰り返すというもの。スリッページは1pipに設定し、各社共、ペアごとに66回ずつ取引を行い、雇用統計の指標発表時を基準に、発表前30秒、発表後の3分間と6分間に区分し、発表前30秒と発表後3分間は約定率と配信レートを、発表前30秒と発表後3分間、6分間は約定率を調査した。

その結果、すべての取引で約定率が100%だったのはサクソバンク証券1社だけだった。

また、雇用統計の指標が発表される直前直後の実質取引コストについても、サクソバンク証券がもっとも低いという結果となった。

Reuter(2018年5月18日)

株式会社バリュー・アップが調べました!高スペックFX業者はどこだ!?米国雇用統計の日に約定力を調査!」(株式会社バリュー・アップ)より

このように、サクソバンク証券は相場が大きく動いた中でもその確かな約定力で継続的に取引を行うことができると言えます。

理由3:取引可能な時間帯が広い

サクソバンク証券が多くの人に選ばれる3つ目の理由は、取引可能な時間帯が広い点です。

FXといえば平日は24時間取引できると説明できることも多いのですが、実は違います。日本時間でいえば、おおよそどの業者も日本時間の月曜日朝7時ごろからしか取引できませんでした。

月曜の朝はもちろん週末に起きた事件が一気に相場へ反映されるため、為替レートが急激に変動し、その変動幅はチャートのローソク足が途切れてしまうほどで、「窓が開いた」と表現されます。しかしながら、多くのFX業者が月曜午前7時ごろからしか取引できないため、やっと取引可能な時間になった頃には、すっかり値動きが収まっているということもしばしばです。

サクソバンク証券の月曜の取引開始時間は午前3時となっているため、他のFX業者よりも早く取引を開始でき、窓埋めのチャンスを逃さずに済みます。また、週末に重大事件などが起き暴落の可能性がある場合にも、他のトレーダーより早く対応することができるようになります。

理由4:スキャルピングが可能

サクソバンク証券が多くの人に選ばれる4つ目の理由は、スキャルピングを公認している点です。

FX業者には数あれど、実は主要なFX業者にはスキャルピングを禁止しているところが多く、業界最大手であるGMOクリック証券やSBI FXトレードなどでも禁止です。

場合によっては予告なしに突然FX口座が凍結される可能性もあります。凍結だけでなく、それまで積み上げていた利益も没収となる可能性があります(損失は利用者負担)。

スキャルピング可能な業者はサクソバンク証券をはじめヒロセ通商など、ごく少数です。スキャルピングをする場合、必ず公認しているFX会社を利用するようにしてくださいね。

サクソバンク証券 公式サイト

サクソバンク証券のデメリット

デメリット1:スプレッドは広め

FX業者間の競争は熾烈で、国内業者はどこも他社よりも手数料を安くすることを意識しています。

伝統的な国内業者では特にスプレッドに注力しており、どの会社もかなり低い水準まで抑えてきました。

しかし、サクソバンク証券は様々な通貨ペアを利用できるというメリットがある一方、スプレッドは他社よりも広めになっています。

デメリット2:口座開設がやや煩雑

サクソバンク証券の申し込みフォームを開いてみるとわかるのですが、他の業者よりも入力項目が多いです。

他のFX会社が「最短5分で開設できる!」と気軽に口座開設ができるよう工夫しながら利用者を集めている中、サクソバンク証券では「乗り越える意思のあるものだけに口座を授けよう…」という感があります。

FX口座を開くのに、まるで銀行口座を開くかのような重厚感があります。もちろん少し手がかかるのは口座開設時のみですので、ご安心ください。

サクソバンク証券で注意しておきたいポイント

ポイント1:アクティブトレーダーコースの利用について

サクソバンク証券で提供されるアクティブトレーダーコースの利用にはいくつかの点に注意が必要です。

まず、アクティブトレーダーコースとは大口の投資家向けに専用のMT4を用いた注文を入れられるサービスとなっています。一方で通常の一般投資家向けのコースは「スタンダードコース」です。

アクティブトレーダーコースでは実は扱っている通貨ペアが少なくなっています。スタンダードコースでは158通貨ペア利用可能ですが、アクティブトレーダーコースでは53通貨ペアのみに限られます。53でも他業者と比較すると非常に多いのですが、中は必要です。

もうひとつの注意点が手数料です。スタンダードコースでは手数料は実質的にスプレッドのみですが、アクティブトレーダーコースではそれ以外に取引量に応じた手数料がかかります。

通常の投資家であれば、基本的にはスタンダードコースを使っていくと良いでしょう。

ポイント2:デモ口座を開くと連絡が来る

サクソバンク証券では無料でデモ口座を開くことができます。

しかし、一度開くと本口座を開くようにサクソバンク証券の本社より電話がかかってきます。申し込み後に知らない番号から電話が来たら、おそらくサクソバンク証券です。他社でデモ口座を開いても電話がかかってきたことはありません。

デモ口座を開設するくらいなら、いっそのこと本口座を開設してしまうことをおすすめします。

ここまでメリット・デメリットを紹介してきましたが、唯一無二の通貨ペア数に定評のあるサクソバンク証券の利用を検討してみてはいかがでしょうか。

サクソバンク証券 公式サイト

error:Content is protected !!