株式会社マネーパートナーズは2008年(平成20年)に創業しており、パートナーズFXおよびパートナーズFX nanoは。FX業界といえばネット系の新興系企業が多い中、独自の路線でサービスを提供しています。筆者がマネーパートナーズを利用した経験を基にしたレビューとともに、口コミ・評判を見ていきましょう。

パートナーズFX | パートナーズFX nano | |
---|---|---|
ペア数 | 20 | 18 |
取引単位 | 10,000 | 100 |
スプレッド (USD/JPY) | 0.3銭 | 0.4銭 |
スワップ | ◎ | ◎ |
口座数 | ー | ー |
アプリ | HyperSpeed Touch | HyperSpeed Touch nano |
- 約定力を重視して取引したい方
- 100通貨から取引したい方
- 株式を証拠金として利用したい方
- 業者の信頼性を重視する方

自分のトレーダーとしてのステップに合わせて100通貨から取引できる選択肢があるとのは良いと思う。

業界No.1の約定力でスリッページ0%は驚異的です。
マネーパートナーズの総合評価
マネーパートナーズは2008年(平成20年)創業でFX事業にも進出した事業会社となっています。マネーパートナーズといえば海外旅行で利用する外貨両替が有名ですが、それだけでなく、FX、CFD、証券取引が可能となっており、人々の資産形成に多く関わっている会社です。
100通貨単位での取引が可能である点も大きなポイントです。
マネーパートナーズが選ばれる理由
FX業界では「GMOクリック証券」「DMM.com証券(DMM FX)」といった最大手がいる中、マネーパートナーズはそれらの最大手に地名度では一歩及びません。しかし、業界トップの約定力という唯一無二のサービスを提供しているなど、利用者から根強いニーズがあります。
マネーパートナーズは「パートナーズFX」「パートナーズFX nano」の2種類のサービスを提供しており、前者は中級者以上向けのサービス、後者はより少額から始められる初心者向けのサービスとなっています。
何がマネーパートナーズの人気を支えているのか、利用者からの口コミや評判も含め確認していきましょう。
理由1:業界トップの驚異の約定力
マネーパートナーズが多くの人に選ばれる1つ目の理由は、業界トップの約定力です。
FX取引経験のある方には周知の事実ですが、相場が大きく動いた時にはスリッページという注文時と約定時のレートが大きく乖離することが発生します。さらに、業者への注文ボタンすら押せず注文を出せないということも頻発します。つまり、約定力が低いことで思うような取引を行えない結果、思わぬ損失が発生するというリスクが存在します。
マネーパートナーズのパートナーズFXは、主要FX会社7社におけるFXサービスパフォーマンステストにおいて、調査結果中唯一、スリッページ発生率0%、約定拒否発生数0件で、「すべらない約定率」第1位(*)となりました。
マネーパトナーズの約定率第1位はサービス開始の2008年以降、11年連続の獲得となります。
* 株式会社矢野経済研究所が実施したテスト。対象はPCからのストリーミング注文。相場急変時を除く。
理由2:100通貨から取引可能

マネーパートナーズが多くの人に選ばれる2つ目の理由は、100通貨から取引可能である点です。
国内FX大手業者では基本的に最低取引単位が10,000通貨、それ以外の主要な国内業者も取引単位は1,000通貨からとなっています。
マネーパートナーズでは「パートナーズFX」「パートナーズFX nano」の2種類のFXサービスを提供しています。このうち「パートナーズFX nano」は最低取引単位が100通貨となっており、初心者の方にとっても非常に取り組みやすいサービスとなっています。
理由3:株式を証拠金として利用できる
マネーパートナーズが多くの人に選ばれる3つ目の理由は、FXの証拠金として株式を差し入れることができる点です。
株券を証拠金として利用する場合の評価かけ率は70%となり、この代用有価証券サービスでは株券は自由に売却することも可能で、インターネット取引であれば売買手数料も無料です。
現在日本では株式の決済がT+2(約定日の2営業日後)に行われますから、株式売却後には株式の現金受渡日(約定日当日から数えて3日目)までは有価証券として評価されます。
また証拠金として差し入れている代用証券の株式については名義は変わりませんから、配当も株主優待も受けとることができます。
理由4:業者の信頼性
マネーパートナーズが多くの人に選ばれる4つ目の理由は、業者としての信頼性です。
マネーパートナーズはFX専業初の東証一部上場企業グループです。
業界初の手数料無料化から始まり、少額取引、様々な注文形式の追加、安定した取引システムの提供など、顧客の立場なら嬉しいと思えることを次々に実現してきました。結果、親会社にあたる株式会社マネーパートナーズグループは2007年には専業初の上場を、2013年5月に専業初の東証一部への上場を果たしました。
また、信託保全としても三井住友銀行およびみずほ銀行と信託契約を締結し、預託された証拠金等の資産は当社の財産と区分して管理しています。もしマナーパートナーが万一破綻してしまった場合でも、顧客の財産は受益者代理人から顧客へ直接返還される仕組みになっています。
本日11:30よりWEBセミナー
— マネパ公式 (@ManepaOfficial) April 28, 2020
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講師:YEN蔵(田代 岳)(株式会社ADVANCE代表取締役)https://t.co/JywzqtdZ5h
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マネーパートナーズのデメリット
デメリット1:提供している情報が弱い
最近ではどのFX会社も情報提供に力を注いでいます。特にはFX大手はどこよりもサービス提供開始時から充実した環境を提供してきました。
一方、マネーパートナーズでは提供している情報のニュースリソースが一般的に公開されている経済指標がメインです。まったく情報提供していないというわけではないのですが、これは提供される情報としては弱いという感が否めません。
始めます。
— マネパ公式 (@ManepaOfficial) May 1, 2020
【マネパチャンネル/FXライブ】連休前/米雇用統計-2100万人予想/海外重要指標続く/ドル安円高か? https://t.co/k9CbZ3pHpk #FX #ライブ #youtubeライブ #マネパ #ドル円 #日経平均 #NYダウ
他社の提供する情報も活用しながら取引を進めていくことが求められます。
デメリット2:デモトレード口座は提供なし
国内では比較的多くの業者がデモトレード用のサービスを提供しています。
しかしマネーパートナーズのサービスにはデモトレードは含まれていません。
マネーパートナーズのスタンスとしては、少額から投資を開始できるパートナーズFX nanoを提供しているため、初心者の方でも実際に取引を開始してみて慣れてほしいということなのでしょう。
幸いマネーパートナーズであれば、100通貨であれば、例えばUSD/JPYのペアであればレバレッジを活用して約500円あれば取引を始められます。まずは最低取引単位に近い水準から慣れてきたら、徐々に取引量を上げていくとよいでしょう。
マネーパートナーズで注意しておきたいポイント
ポイント1:入出金の方法について
マネーパートナーズを利用する上で注意しておきたいのが入出金です。
マネーパートナーズでは円貨だけでなく外貨で出金することもできます。しかしここに落とし穴があります。
マネーパートナーズでは円貨を出金する際の手数料は、月5回までは無料ですが、6回目以降は1回ごとに400円(税別)がかかります。
一方、外貨での出金手数料はなんと2,500円。これは手数料としてはかなり高く、注意が必要です。同一通貨で20,000単位以上であればマネパ側で負担してくれるので、出金方法には最新の注意を払いましょう。
ポイント2:主要ペアのスプレッドは業界最狭水準ではない
マネーパートナーズでは少額からでも取引が可能な一方、その固定スプレッド幅は業界最狭水準に一歩及びません。
国内業者においては、USD/JPYについて固定スプレッド幅の業界最狭水準が0.2銭ですが、パートナーズFXでは0.3銭、パートナーズFX nanoでは0.4銭です。とはいえ例えばメキシコペアなどはむしろ他社よりもスプレッド幅が狭くなっており、相場におけるスプレッド幅の変化は注視しておくと良いかもしれません。
現在、マネーパートナーズでは顧客へのサポートを重視しており、その手厚いサポートを受けるための授業料と言っても良いのかもしれません。