LIGHT FXは1999年1月に設立されたトレイダーズ証券が提供するFX事業です。FX業界といえばネット系の新興系企業が多い中、LIGHT FXは独自の路線でサービスを提供しています。筆者がLIGHT FXを利用した経験を基にしたレビューとともに、口コミ・評判を見ていきましょう。
LIGHT FX | |
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ペア数 | 29 |
取引単位 | 1,000 |
スプレッド (USD/JPY) | 0.2銭 |
スワップ | ◎ |
口座数 | 440,000以上 |
アプリ | LIGHT FXアプリ |
- 高いスワップポイントを求める方
- 自動売買サービスの利用を検討している方
- ツールはシンプルな方が良いという方
LIGHT FXの総合評価
LIGHT FXはJASDAQ上場の「トレイダーズホールディングス」を持株会社とする「トレイダーズ証券」のFX事業です。FX初心者の方や比較的ライトに取引を行なっている層から支持されているFX会社です。
特に1,000通貨単位までのスプレッドは他社よりも圧倒的に小さく、業界最狭となっている点が大きなポイントです
LIGHT FXが選ばれる理由
FX業界では「GMOクリック証券」「DMM.com証券(DMM FX)」といった最大手がいる中、LIGHT FXはそれらの最大手に地名度では一歩及びません。しかし、マイナー気味な通貨での高いスワップポイントや業界最低水準のスプレッドは大手と並ぶレベルのサービスとなっています。
トレイダーズ証券のFX事業には「LIGHT FX」の他に、「みんなのFX」というFXサービスもあります。みんなのFXがFXだけでなくバイナリーオプションやFXのシステムトレードにも対応しているのに比較すると、LIGHT FXはよりFX取引に特化しており、初心者の方でも無理なく取引をはじめられるよう機能が提供されています。
何がLIGHT FXの人気を支えているのか、利用者からの口コミや評判も含め確認していきましょう。
理由1:マイナーな通貨で高いスワップポイント
LIGHT FXが多くの人に選ばれる1つ目の理由は、マイナーな通貨で高いスワップポイントが設定される点です。
TRY(トルコリラ)は高金利通貨のひとつとしてFXの世界では有名ですが、TRY/JPYのペアで業界最高水準のスワップポイントを設定しています。
また、もっともメジャーなペアであるUSD/JPYでも業界最高水準の高スワップとなっているので、ポジショントレード(スワップ運用)や、外貨預金の代替としてFX取引を行いたい方にも向いているのが特徴です。
マイナー通貨のスワップポイントだけが高いFX業者はいくつかありますが、さらにメジャーなペアでもスワップポイントが高いというFX業者は多くありません。
理由2:スプレッドが業界最低水準
LIGHT FXが多くの人に選ばれる2つ目の理由は、業界最低水準のスプレッドです。一般に、FX会社を選ぶ基準には様々なポイントがあり、コストはその中でもひとつの要素にすぎません。それでも、取引のたびにコストとなるスプレッドが低いという点は、その会社を選ぶ大きなファクターとなります。
LIGHT FXでは1,000通貨単位から取引が可能となってスプレッドが広ければコストばかりがかさんでしまいます。
また、LIGHT FXでは定期的に期間限定のスプレッド縮小キャンペーンを行っています。キャンペーン期間中は他のFX業者と比較してもかなり低いスプレッドで取引できるので、短期取引をする方や取引量の多い方など、スプレッドで手数料が大きくなりがちな方にもおすすめです。
理由3:シンプルなツール類
LIGHT FXが多くの人に選ばれる3つ目の理由は、シンプルなツールを提供している点です。

実は提供されている取引ツールはみんなのFXと大きな違いはありません。違いとしては、みんなのFXではシステムトレードやバイナリーオプションといった初心者にはやや抵抗を感じる(実際にはさほど難しくないのですが)サービスも提供しています。
しかし、LIGHT FXではシンプルなFXの取引ツールのみを提供しています。そのため初心者でも色々なことに迷うことなく取引をはじめられるでしょう。
LIGHT FXのデメリット
デメリット1:通貨ペアの割には身近な通貨がない
LIGHT FXでは取り扱っている通貨ペアが27と最大手よりも多くなっています。
しかし通貨ペアの割にはそれほど身近な通貨があるという印象は受けず、例えば隣国であるKRW(韓国ウォン)がありません。
取引したい通貨ペアは人により異なり、新興国の高金利通貨は取り扱いがありますから、まずはチェックして見てはいかがでしょうか。
デメリット2:投資の情報提供にはやや難あり
LIGHT FXはオリジナルのレポート提供という面では最大手に一歩劣るというデメリットがあります。
最大手である「GMOクリック証券」「DMM.com証券(DMM FX)」はいずれも証券会社ですから、自社内に調査部門やアナリストを持っています。LIGHT FXはトレイダーズ証券が提供していますが、とにかくシンプルな取引機能が中心であることから、別ルートでの情報収集が必要となることでしょう。
LIGHT FXで注意しておきたいポイント
ポイント1:情報源が限られている
LIGHT FXでは情報源が限られており、例えば、為替ニュースの配信元は「グローバルインフォ」の1社のみです。これは他社よりも少ない印象です。
情報量が少ない場合は、わずかな情報に基づいて相場分析を行わなければいけません。情報量の多い方が相場分析や判断の精度が高まることで、取引の利益の精度を高めることも可能になってきます。
特に、取引を始めたばかりの時は、FX会社の為替ニュースによって取引判断が左右されることも多いでしょうから、より広くニュースを集めることが重要です。
ポイント2:ツールの操作にクセがある
LIGHT FXは、スマホとPCの両方で取引を行うことに対応しています。しかし、ツールの操作に若干のクセがあり、慣れるのに時間がかかる印象です。
特にPCツールについては、他社では自分の見たい画面を固定するなど設定できますが、LIGHT FXではカスタマイズにかなり制約があるようです。
動きがもっさりするというようには感じないので、まずは使ってみて好みに合うものを探すというのも手かと思います。