ヒロセ通商は2004年(平成16年)創業であり、FXのインターネット取引を提供している会社として設立された企業になります。FX業界といえばネット系の新興系企業が多い中、独自の路線でサービスを提供しています。筆者がヒロセ通商を利用した経験を基にしたレビューとともに、口コミ・評判を見ていきましょう。

ヒロセ通商 | |
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ペア数 | 50 |
取引単位 | 1,000 |
スプレッド (USD/JPY) | 0.2銭 |
スワップ | ◎ |
口座数 | 230,000以上 |
アプリ | LION FX |
- スプレッドや約定力が気になる方
- 多くの通貨ペアを取引したい方
- 1,000通貨から取引したい方
- スキャルピングを検討している方

やはり50通貨ペア取引できるというのは他社との決定的な差だと言える。

大きく相場が動いた時でもほとんどスリッページせずに刺さる点は魅力的です。
ヒロセ通商の総合評価
ヒロセ通商は2004年(平成16年)創業のFX専門とした事業会社となっています。取扱い通貨ペアは国内発FXの業者としては最多であることから、多くのトレーダーに支持されているFX会社です。
1,000通貨単位での取引も可能な点も大きなポイントです
ヒロセ通商が選ばれる理由
FX業界では「GMOクリック証券」「DMM.com証券(DMM FX)」といった最大手がいる中、ヒロセ通商はそれらの最大手に地名度では一歩及びません。しかし、確かな約定力やスキャルピングに対応している点もあり、利用者から根強いニーズがあります。
毎週月~金曜日の夜20時よりCS放送で「FX経済研究所」放送中ガォ!
— らいおん料理長 (@FX_Lion_Chef) May 1, 2020
「ECB さらなる緩和の道は」とは!?
4月30日放送 『FX経済研究所』(ECB さらなる緩和の道は)日経CNBC https://t.co/8EXEuooXNh @YouTubeさんから#ヒロセ通商#LIONFX
何がヒロセ通商の人気を支えているのか、利用者からの口コミや評判も含め確認していきましょう。
理由1:スプレッドと約定力
ヒロセ通商が多くの人に選ばれる1つ目の理由は、スプレッドと約定力に優れている点です。実際、SBI FXトレードを選ぶもっとも大きな理由のひとつが、最低1 USDから取引を行える点でしょう。
現在、日本ではFXで可能なレバレッジが25倍となっていますから、1 USD/JPYでの取引であれば約5円から取引することが可能です。これは他社にはない圧倒的な差別化要素となっています。
理由2:多くの通貨ペアを扱っている
ヒロセ通商が多くの人に選ばれる2つ目の理由は、国内最多の通貨ペア取り扱いをしている点です。
通貨ペアが多いということは、取引できる通貨の種類が多いということも表しています。
他ではあまり見ない通貨でいうと、TRY(トルコリラ)はもちろん、PLN(ポーランドズロチ)、SEK(スウェーデンクローナ)、HUF(ハンガリーフォリント)、MXN(メキシコペソ)あたりが揃っています。
多くの通貨ペアを扱えるというのはそれだけでアービトラージや戦略の実行のチャンスが多いわけですので、かなり魅力的です。
ただし、あまり見ない通貨については注意点もあります。例えば、MXN(メキシコペソ)はかけられるレバレッジが他通貨と異なる、USD/HUF(米ドルとハンガリーフォリント)などは取引可能な時間帯が異なっているなどがあります。
理由3:1,000通貨から取引できる
ヒロセ通商が多くの人に選ばれる3つ目の理由は、1,000通貨から取引できる点です。
最大手の会社が10,000通貨以上での取引のみに対応しているのと比較すると、この差は利用者にとって嬉しいサービスとなっています。
FXを行ったことのある方であれば、一度は「取引単位が10,000通貨では大きすぎる!」と感じたことがあるでしょう。初心者はもちろん、1Lotの金額が少なくなることで、よりプライスを刻んで指値注文を入れることが可能になっているので、利益のチャンスも広がることになります。
理由4:スキャルピングが公認

ヒロセ通商が多くの人に選ばれる4つ目の理由は、スキャルピングが公認されている点です。
FX取引をある程度極めると、様々な取引方法を模索する中で「スキャルピング」を検討することになります。
しかし、ほとんどの業者で会社のシステムに負荷をかける「スキャルピング」は明確にあるいは暗黙的に禁止されています。
しかしヒロセ通商はスキャルピングができるということを明確に打ち出しており、この点もベテラントレーダーに支持されている点です。
ヒロセ通商のデメリット
デメリット1:低スペックPCだとツールがもっさりする
最近ではどのFX会社もツール類には力を注いでいます。その中でもヒロセ通商はサービス提供開始時より充実した環境を提供してきました。
高度なツールの裏返しとなってしまいますが、以前は一般的なPCではヒロセ通商のツールはややもっさりとした動きをすることがよくありました。
しかし、最近ではPCのスペックも飛躍的に向上しており、さほど一般的なPCでも快適に使うことができるようになりました。
2020年4月 iPadでチャートのテクニカルの色設定がより便利になったガォ!https://t.co/saWwhHa13b#ヒロセ通商 pic.twitter.com/QZNMv52461
— らいおん料理長 (@FX_Lion_Chef) April 8, 2020
デメリット2:マイナー感がある
ヒロセ通商はJASDAQに上場している会社です。他のFX関連の会社は東証一部上場するなど確固な経営基盤がある中、企業としてはマイナー感が拭えません。
万が一、ヒロセ通商に何かあった場合、顧客の資産はどうなるのでしょう?ヒロセ通商では顧客から預かった資金と自社の財産とを明確に区分するため、顧客の資産を三井住友銀行に信託する「信託保全」を行っています。仮にヒロセ通商が倒産した場合でも、三井住友銀行に信託されている顧客の資産は保全されます。
今後のヒロセ通商の発展には期待ですね。
ヒロセ通商で注意しておきたいポイント
ポイント1:スプレッドの広がりを感じやすい
ヒロセ通商は他社を圧倒する通貨ペアでの取引を提供しています。
しかし思わぬ落とし穴もあり、マイナー気味の通貨についてはスプレッドの広がりを感じることが体感的に多くなってしまいます。
特に日本時間の朝5時から朝7時ごろまで広がりやすくなっています。この現象は他社でも見られますが、他社での取り扱いがないペアで特に感じやすいです。
この理由としてはニューヨークの市場がクローズする前の取引量に依存していると考えられています。
ポイント2:キャンペーン適用条件のハードルがやや高め
ヒロセ通商ではほぼ毎月何らかのキャンペーンが行われています。
例えばよくあるキャンペーンは「取引する通貨ペアと取引条件をクリアすると、キャッシュバックまたはグルメ商品をプレゼント」というものでした。
ただ、このキャンペーンの適用条件は「100万通貨取引を行う」というもので、初心者にはかなりハードルの高い条件となっています。
もちろんもっとハードルの低いキャンペーンも多くあります。
また、最大50,000円キャッシュバックという入会キャンペーンも行われていますが、こちらはそれほど多くない取引量から段階的にキャッシュバックが設定されていますので、活用してみてはいかがでしょうか。