FXプライムbyGMOは、日本で2003年(平成15年)に設立された商品先物系FX会社「FXプライム」を前身としたサービスです。元は伊藤忠商事傘下で設立されましたが、2012年にGMOクリックホールディングス(現在のGMOフィナンシャルホールディングス)から株式公開買い付けを受けて、GMOグループ配下となりました。筆者がFXプライムbyGMOを利用した経験を基にしたレビューとともに、口コミ・評判を見ていきましょう。

FXプライムbyGMO | |
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ペア数 | 20 |
取引単位 | 1,000 |
スプレッド (USD/JPY) | 0.3銭 ※現在は原則固定を休止中 |
スワップ | ⚪︎ |
口座数 | ー |
アプリ | PRIMEアプリS |
- 少額から取引を始めたい方
- 約定力が気になる方
- サーバー性能やセキュリティ面が気になる方
- 業者の安定性が気になる方

資産形成のためのFXを掲げており、他社よりも安心して取引ができると思います。

システムトレードのトラリピが優秀で、常にチャートを見ていなくてもトレードできるのがよいです。
FXプライムbyGMOの総合評価
FXプライムbyGMOは、日本で2003年(平成15年)に設立された商品先物系FX会社「FXプライム」を前身としたサービスです。元は伊藤忠商事傘下で設立されましたが、2012年にGMOクリックホールディングス(現在のGMOフィナンシャルホールディングス)から株式公開買い付けを受けて、GMOグループ配下となりました。
GMOグループ配下のテクノロジーや知見を活かしたサービスが特徴です。
FXプライムbyGMOが選ばれる理由
FXプライムbyGMOはそれまでの会社の歴史から、他社とは強みが異なっています。
伊藤忠商事から端を発した商品先物の経験と、GMOグループのテクノロジーや知見が融合し、安定したサービスを提供する業者となっています。
何がFXプライムbyGMOの人気を支えているのか、利用者からの口コミや評判も含め確認していきましょう。
理由1:少額から取引できる

FXプライムbyGMOが多くの人に選ばれる1つ目の理由は、少額から取引できるという点です。
FXプライムbyGMOでは、取引単位が1,000通貨からとなっており、約4,500円あれば十分に取引を行うことができます。
少額から取引できれば、初心者であっても取引をはじめやすいというメリットがあります。
理由2:約定力に定評あり
FXプライムbyGMOが多くの人に選ばれる2つ目の理由は、約定力の高さに定評があるという点です。
約定力とは、「注文するときのレートで実際に注文が約定する」能力のことです。もし約定率が低いと、ドル円で110.00円で注文を入れても、異なるレート、例えば110.50円などで約定することが多くなります。これでは自分が取引したいレートと異なってきてしまうので、一般的にはトレーダーにとって不利に働きます。
FXプライムbyGMOでは約定力の高さを前面に出しており、スキャルピングも公認しています。
そのため、短期のトレードでもスリッページの不安がなく、安心して取引を行うことができます。
>> スプレッドはスプレッド幅ではない?手数料で業者を選ぶポイントとは?
理由3:サーバー性能が高くセキュリティも十分
FXプライムbyGMOが多くの人に選ばれる3つ目の理由は、サーバー性能やセキュリティ面にあります。
国内のFXにはベンチャー系やFX専業系の業者が多く、技術的な知見には懸念があります。
一方でFXプライムbyGMOは、大手インターネット系グループであるGMOグループの傘下にありますから、技術的な知見は他社に比べても圧倒的な蓄積があります。
特にNDD方式での約定力に直結するサーバー性能や、顧客財産を守るためのセキュリテイィの強固さなどは、頭ひとつ飛び抜けていると言えます。
理由4:会社の安全性
FXプライムbyGMOが多くの人に選ばれる4つ目の理由は、最大手に引けをとらない安定性です。
安全性の面ではみずほ信託銀行を信託先とした完全信託保全となっています。為替差損益、スワップを含め、顧客の資産状況を毎営業日保全していることはもちろん、資産の区分状況を内部監査部門と社内から独立した監査法人によチェックされています。
もともとが伊藤忠商事、現在はGMOグループ配下にあることもあり、会社の安定性も評価できます。
企業としては自己資本比率は873.8%(2020年時点)という健全な財務状況であり、操業がギリギリという心配もありません。
FXプライムbyGMOのデメリット
デメリット1:スプレッドは広め
FX業者間の競争は熾烈で、国内業者はどこも他社よりも手数料を安くすることを意識しています。
伝統的な国内業者では特にスプレッドに注力しており、どの会社もかなり低い水準まで抑えてきました。
しかし、FXプライムbyGMOは少額から利用できるというメリットがある一方、スプレッドは他社よりも広めになっています。
例えばもっとも代表的なペアであるドル円でいえば、業界最狭水準は0.2銭ですが、FXプライムbyGMOは0.3銭となっています。
※現在は原則固定スプレッドの提供を休止中
デメリット2:クイック入金する金融機関が少ない
FX口座への入金のうち、もっとも迅速に余力に反映されるかつ手数料がかからないのが「クイック入金」です。
FXプライムbyGMOでは「ネット入金24」と呼ばれていますが、対応している金融機関が他社よりも少ないです。
- 三菱UFJ銀行
- 三井住友銀行
- みずほ銀行
- ゆうちょ銀行
- りそな銀行
- 埼玉りそな銀行
- ジャパンネット銀行
- 住信SBIネット銀行
- 楽天銀行
- セブン銀行
- GMOあおぞらネット銀行
上記以外の金融機関を利用している場合は、ATMでの通常入金を利用する必要があります。地方銀行などを利用している方にとっては利便性が低く感じられるかもしれません。
FXプライムbyGMOで注意しておきたいポイント
ポイント1:通貨ぺアは少なめ
FXプライムbyGMOで取引可能な通貨ペアは20と他社に比べて少なめです。
例えば、馴染みのある通貨で言えば、スイスフラン(CHF)、インドネシアルピア(IDR)、韓国ウォン(KRW)などは取り扱いがありません。
しかし高金利通貨としてメジャーである、トルコリラ(TRY/JPY)、メキシコペsp(MXN/JPY)、南アフリカ(ZAR/JPY)は含まれており、投資家から投資需要の強いペアは揃っているともいえます。
まずFXを始めてみるというところでは、それほど不便さを感じる場面はないのではないでしょうか。
ポイント2:デモ口座がPC版のみ
FXプライムbyGMOではスマホ向けのデモ口座はありません。
多くのデモ口座ではPC版だけでなくスマートフォン向けにもサービスを提供している中、スマホ版が用意されていないというのは、もの足りない印象があります。
初心者にとってはデモがないとはじめるのは抵抗があるかもしれません。しかし、トレード中の心理や緊張感は、やはり自分の資金でリスクをとらなければ、経験として得ることはできません。
とはいえ、FXプライムbyGMOでは1,000通貨と少額から取引を開始できますので、本口座で取引を初めるのが良いのではないでしょうか。
ここまでメリット・デメリットを紹介してきましたが、これからFXを始めるという方にも、まずはFXプライムbyGMOの利用を検討してみてはいかがでしょうか。