セントラル短資FXはセントラル短資配下で行われているFX事業です。短資会社は国内では3社のみですから、短資会社系のFX事業は非常に珍しい形態と言えます。筆者がセントラル短資FXを利用した経験を基にしたレビューとともに、口コミ・評判を見ていきましょう。

FXダイレクト | セントラルミラートレーダー | |
---|---|---|
ペア数 | 25 | 22 |
取引単位 | 1,000 | 1,000(最低取引量は5,000) |
スプレッド (USD/JPY) | 0.2銭 | 0.2銭 |
スワップ | ◯ | ◯ |
口座数 | (非公表) | (非公表) |
アプリ | FXダイレクトプラス | (対応なし) |
- スプレッドが気になる方
- システムトレードを検討している方
- 1,000通貨から取引したい方
- ツールで予測をしたい方

システムトレードの入門としては、利用する際の検討に値する業者だと思う。

短資会社系列でFXサービスを提供しているのは、珍しいと思います。

ツールは複雑だが他社にはない面白い分析ができるので、使わせていただいています。
セントラル短資FXの総合評価
セントラル短資FXはセントラル短資グループのFX事業となっています。日本の短資会社はセントラル短資・上田八木短資・東京短資の3社のみですから、短資会社系のFX事業は非常に珍しいといえます。
取引は1,000通貨単位からとなっており、スプレッドも業界最低水準となっている点が大きなポイントです
セントラル短資FXが選ばれる理由
FX業界では「GMOクリック証券」「DMM.com証券(DMM FX)」といった最大手がいる中、セントラル短資FXはそれらの最大手に地名度では一歩及びません。しかし、短資会社のグループ企業にあり経営基盤としては安定しており、スプレッドは業界でも最低水準、高度なツールを提供など注目すべき点は多いのです。
セントラル短資FXは通常の取引方法(FXダイレクトプラス)に加え、「セントラルミラートレーダー」としてシステムトレードのためのシステムを別口座で提供しています。システムトレードと言っても難しい設定は不要で、初心者の方でもシステムトレードすることが可能となっています。
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何がセントラル短資FXの人気を支えているのか、利用者からの口コミや評判も含め確認していきましょう。
理由1:スプレッド
セントラル短資FXが多くの人に選ばれる1つ目の理由は、スプレッドです。FXを行ったことのある方であれば、やはりスプレッドは気になるもの。
セントラル短資FXはスプレッドをかなり気にしており、USD/JPYペアではスプレッド0.2銭と業界最低水準。また、期間限定でスプレッド縮小キャンペーンを行っており、通常はスプレッドの広い通貨ペアでも一時的に縮小して設定しています。例えば、高金利通貨として有名なメキシコペソについては、2020年1月6日(月)~ 3月31日(火)営業終了までの期間限定でMXN/JPYペアでスプレッド0.2銭としており、これは業界最狭です。
理由2:システムトレード
セントラル短資FXが多くの人に選ばれる2つ目の理由は、システムトレードの機能を提供している点です。
システムトレードとは、投資を行う際に個人の裁量を一切排除し、一定の売買ルールに従って売買を行う方法です。いかにも専門用語っぽいのですが、和製英語であり海外ではシステムトレードと言っても通じません。個人の裁量がなくルールに決まって淡々とこなしていくので、プログラムで自動化して行うのが一般的です。

システムトレードと聞くと、「プログラムの知識が必要・・・?」「画面操作が難しそう・・・」「難しいチャート分析・・・?」と感じてしまう方が多いかもしれません。
しかし、セントラル短資FXではシステムトレード用に「セントラルミラートレーダー」を用意しています。「選べるストラテジ(売買プログラム)は数百種類」「ストラテジ(売買プログラム)を選ぶだけ」「誰でも操作可能」となっており、初心者の方でもシステムトレードに取り組めるようになっています。
さらに、システムトレードの結果として、1週間の成績を集計し、結果をメールで送信し、結果を自分で確認できるようになっています。
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理由3:1,000通貨から取引でき、スキャルピングも可能
セントラル短資FXが多くの人に選ばれる3つ目の理由は、1,000通貨から取引可能である点です。
FXダイレクトプラスでは最低1,000通貨から1,000通貨単位で取引可能であり、様々な通貨ペアを試してみたい方にも使いやすいようになっています。
さらにFX会社としては珍しく「スキャルピング」の実施を公認しています。ツール提供と合わせ、システムトレードのための環境が揃っている会社であると言えます。
理由4:分析ツールが面白い
セントラル短資FXが多くの人に選ばれる4つ目の理由は、分析ツールの面白さです。
様々なツールが提供されますが、ここでは「みらいチャート」について紹介しておきましょう。
「みらいチャート」はテクニカル分析の知識がない方でも、直観的に市場の動向を把握することができるツールです。「みらいチャート」には、2つの機能があり「みらいチャート」と「売買シグナル」から構成されます。
「みらいチャート」には、「予測チャート」、「近似チャート」、「テクニカルランキング」の3つがあります。「予測チャート」では、過去のチャートの中から直近のチャート(背景色が黄色の部分)と類似した形を見つけ出し、みらいのチャート形状を予測します。「近似チャート」では直近のチャートと類似した過去のチャートを表示します。「テクニカルランキング」(ブラウザ版のみ)では後述の「売買シグナル」のランキングを、通貨ペア、足種別に表示します。
「売買シグナル」はブラウザ版のみ提供される機能で、「シグナルパネル」、「テクニカルチャート」、「売買シミュレーション」から構成されます。「シグナルパネル」では複数のテクニカル指標を使用して通貨ペア、足種ごとの売買傾向を分析し、その結果(シグナル)をチャート上に表示します。「テクニカルチャート」ではシグナルパネル上で選択した通貨ペア、足種、テクニカルが表示されます。「売買シミュレーション」では発生したシグナルにそって売買した場合の想定損益が表示されます。
みらいチャートではセントラル短資FXで取引可能な通貨のうち、一部のペアでのみ確認可能です。
通貨ペア:ドル/円、ユーロ/円、ポンド/円、豪ドル/円、NZドル/円、スイスフラン/円、カナダドル/円、ランド/円、トルコリラ/円、メキシコペソ/円、ユーロ/ドル、ポンド/ドル、豪ドル/ドル、NZドル/ドル、ユーロ/ポンド、ユーロ/豪ドル
足種:1分足、5分足、10分足、30分足、1時間足、日足、週足
ツールだけでなく、各種の情報提供にも長けています。GI24、Market Win24と3つもの自社媒体をもっており、取引をしていても十分な情報を集めることができます。
セントラル短資FXのデメリット
デメリット1:スプレッドが広がる時間がある
セントラル短資FXではスプレッド固定を謳っていますが、実は固定される時間帯が決まっています。参考までに他社と比較してみましょう。
スプレッド固定の時間帯 | スプレッド | |
---|---|---|
セントラル短資FX | 午前8時〜翌午前5時 | 0.2銭 |
岡三アクティブFX | 午前9時〜翌午前1時 | 0.4銭 |
外貨ex byGMO | 午前9時〜翌午前3時 | 0.2銭 |
他の会社も原則固定の適用時間に限りがあるのですが、このセントラル短資FXの方が長いとわかります。
時間が限られているのはデメリットと言えますが、取引に支障が出るほどではありません。
デメリット2:NDD方式だがスリップしやすい
セントラル短資FXではNDD方式をとっていますが、期待するようなスリップ防止にはあまり効いていないようです。
NDDは「None Dealing Desk」の略で、FX会社がディーラーを介すことなく、インターバンク市場(リクイディティプロバイダーとも呼ばれる)の金融機関と直接取引をする方式を指します。簡単に言えば、トレーダーの取引注文が直接取引所に注文が流れる仕組みです。
さらに致命的な点として、約定のスピード1秒から2秒遅延しており、結果的に損失がどんどん積み重なりやすくなっています。
セントラル短資FXで注意しておきたいポイント
ポイント1:スプレッドが広がる時間
先ほども出てきたように、セントラル短資FXではスプレッド固定の時間帯が決まっています。
スプレッド拡大下での約定を防ぐためには、成行注文スプレッド固定の時間帯(午前8時〜翌午前5時)に入れるように気をつけましょう。
ポイント2:取引ツールが高度すぎる
セントラル短資FXでは勝率を上げるためのツールが数多く用意されています。
自動売買も同時に管理できる便利なツールや、未来のチャートを過去のデータを元に予測分析してくれるものもあります。
サービスが充実しているのは利用者にとってはありがたいのですが、使えるツールが多くあるのでFX初心者の方は難しいかもしれません。