5月といえばゴールデンウィークですが、実はGW期間中もFX取引が可能なことをご存知ですか?そんな中でもトレーダーはのんびり休暇をとっていていも大丈夫なのでしょうか?ここではFXのゴールデンウィークとおおまかな相場の動きについて理解しておきましょう。
連休中もFXは可能か?
FXに関していえばゴールデンウィーク中も通常通り取引可能です。
そもそも、為替に関して言えば様々なものがあります。三菱UFJ銀行が公表するTTM値(公表仲値)は日本の営業日のみ算出されますが、もっとも世界的に知られているWMロイターレートや、FXのような店頭価格レートは存在するため、問題なく取引できるのです。
また、祝日は日本の株式市場や先物オプション取引は閉まっていますが、外為オプションやCFD、株価指数バイナリーオプションもFX同様ゴールデンウィーク中の取引が可能です。
GWの相場の傾向
ゴールデンウィークの連休中は、ゆっくり休んでいても大丈夫なのでしょうか?
過去10年を見てみると、為替市場では以下の傾向があります。
- 為替(特にドル円)はあまり動かない
- 日本時間の日中はやや円高傾向だが、それほど顕著ではない
- 米国の取引時間はやや円安傾向
GW連休中こそ、やや円高傾向になりがちとはいえ、それほど大きな動きは見受けられません。5月はSell in Mayというアノマリーからわかるように、それほど活発に取引があるわけでなく、あまり上下しない傾向にあります。

ただし、トレーダーたちが本格的に動き始める祝日明けの平日は、10銭以上の窓開けが発生しがちです。特に大きなニュースがないにもかかわらず50銭以上の窓が開いたこともありますので、注意が必要です。
世間がお休みだからといって、ポジションを持ったまま連休中ずっとニュースを見ないというのは危険ですので、お気をつけください。
2019年の10連休時は?

2019年は元号が変更されたことで祝日が追加され、2019年4月27日から5月6日まで10連休となりました。このときの為替市場はどうだったのでしょうか?
2019年4月27日から5月6日近辺のドル円チャートはこちら。

このチャートをみるとわかるように、連休中はさほど大きな動きが見られないことがわかります。ただし、連休最終日の5/6(月)は30銭以上窓が開いていたことが見受けられ、週末明けには注意が必要だったことがわかります。
5月の相場の動きについては以下の記事もご覧ください。