2020年11月4日の大統領選の行方は?日本時間昼頃はバイデン有利で円安が急激に進む
2020年11月4日、今年一番のビッグイベントとも言えるのがアメリカの大統領選だ。共和党候補として2期目となるトランプ現大統領か、はたまた民主党のバイデンか、事前予想ではバイデンがやや有利という見方だ。
今回はコロナということもあり過去の大統領選と比べても期日前投票が非常に多かったことがわかっている。

日本時間のちょうど昼前、開票結果が徐々に公表されていった。上の図はちょうど昼ごろの開票の結果だ。事前予想通り、バイデンがやや優勢と見られている。

それに合わせてドル円も大きく動いた。大統領選を控えて104円台半ばだったドル円は、日本時間の昼過ぎに高騰し、105.3円台まで上昇した。最もその後は一度落ち着きを見せているものの、目を離せない状況だ。
そもそも2人の大統領候補の政策の違いはどのように市場で期待されているのだろう?
そもそも2人の大統領候補の政策の違いはどのように市場で期待されているのだろう?
トランプの政策は外交的にも刺激的で、この傾向は米中関係を見れば明らかだ。国際的なリスクオフが進むとすれば、シナリオは「ドル安、円高」が進むと期待される。
一方、バイデンの政策は大型景気刺激策と言われており、この政策は米金利上昇につながり、日米金利差拡大するため、「ドル高、円安」が進むと期待されている。
もっとも仮にバイデンが大統領選を制したとしても、上院下院ともに支持を受けられるかは非常に怪しい。むしろ、歴代の大統領選を見る限り、上院下院両方の支持を受けない可能性も高い。そうなれば政局は混乱し、むしろ円高が進むという可能性がある。
もっとも仮にバイデンが大統領選を制したとしても、上院下院ともに支持を受けられるかは非常に怪しい。むしろ、歴代の大統領選を見る限り、上院下院両方の支持を受けない可能性も高い。そうなれば政局は混乱し、むしろ円高が進むという可能性がある。

日本時間22時時点でもかなり接戦であることが見受けられ、最後まで開票が進まないと大局は判明しないようだ。目が離せない状況が続きそうだ。