SBIホールディングス、ライブスター証券の完全子会社化を決定
2020年7月29日、SBIホールディングスが2020年10月1日時よりライブスター証券を完全子会社化することを決定した。
SBIホールディングス子会社の100%子会社で、金融サービス事業の中間持株会社「SBIファイナンシャルサービシーズ」が、ISホールディングスの保有するライブスター証券の全株式を取得することで完全子会社化する。
SBIホールディングスとライブスター証券買収のメリット
ライブスター証券は、オンライン専業の証券会社で事業を展開。トレーダー層を中心に支持を得ている。SBIグループは、ライブスター証券の完全子会社化により顧客基盤を拡大。オンラインでの国内株式取引手数料や、投資家が負担している一部費用の無料化を図る「ネオ証券化」の事業戦略をさらに推進する。
ライブスター証券においても、SBIグループのノウハウ・知見等を活用し、事業拡大を目指す。なお、ライブスター証券の外国為替証拠金取引(FX取引)事業は、9月下旬を目途に、ISホールディングスの子会社である外為オンラインに対し、会社分割(吸収分割)の方法により承継予定だ。
SBIホールディングスは業界での生き残りをかけ、様々な方策を取っている。2020年4月には三井住友フィナンシャルグループとの連携を開始している。三井住友SBIホールディングスとSBI証券、三井住友フィナンシャルグループ、三井住友銀行、SMBC日興証券は、デジタル領域と対面領域などの各社の強みを活かして協力している。今後も業界内での再編が進みそうだ。