FX会社を比較するポイントとは?
FX会社を比較する上で様々な比較ポイントがあります。ここでは以下の7つのポイントを紹介しておきましょう。
スプレッド
スプレッドとは買値と売値の差のことです。
各取引所はスプレッドを明確に公表しておらず、利用者からは負担額が把握しにくいため、「見えない手数料」とも言われています。スプレッドが大きいと損益がプラスになるまでにより大きな価格変動を要することになります。できるだけスプレッドが小さな取引所を選ぶようにしましょう。
手数料
手数料には様々なものがあります。
上で紹介したスプレッドも手数料のひとつとして扱われますが、手数料といえば、スプレッドだけだと考えられがちです。
実際には非常に多岐にわたる手数料が存在しており、それらを理解しておかなければ多くのコストが発生し、利益を圧迫してしまいます。
次の記事でFXにおける手数料のすべてを紹介していますから、自信のない方は確認すると良いでしょう。

スワップポイント
スイングトレードやポジショントレード行う方にとっては、スワップポイントの高さが大きなポイントとなってきます。
スワップポイントで選ぶといっても、実は見るべきポイントには様々な観点があります。スワップポイントの高さだけで選ぶと、後々後悔することになるでしょう。

通貨ペア
業者によって取り扱っている通貨ペアの種類は異なっています。
また、販売所取引のみか取引所取引にも対応しているかも異なりますから、ある程度メイン口座以外の業者でも口座は持っておきたいものです。
特に、チャート形状にこだわって取引をする方は、様々な通貨ペアで取引できるように知ることで理想のチャートパターンに巡り合いやすくなります。そのため、レアな通貨ペアを用意してある業者も口座を開設しておくとよいでしょう。

取引や分析のツール
取引を行っていると取引ツールや注文ツールの重要性に気付くことになります。
例えば初心者の方はツールはよりシンプルで迷いがない操作ができる方が好まれるかもしれません。しかしベテランの方ではより高度な分析を行うために様々なツールを求めるでしょう。
スマートフォンへの対応
FX取引の世界では、平日は日中はもちろん深夜・早朝も市場が動いています。大きなニュースが報道されれば相場が大きく動くのが通常です。
そのような場合、外出先であっても取引や分析を行うことが必要になります。
業者によってはスマートフォン専用のアプリを用意しており、外出先でも注文や分析が可能となっています。しかしアプリの出来や使いやすさは業者によりまちまちで、かなり優劣の分かれるところになります。
財産管理・セキュリティ
日本でもたびたび情報流出が報道されているように、財産管理やセキュリティ対策は重要です。
有事の際に顧客の資産が守られるためには、顧客資産が会社の資産と分別管理されていることが必要です。「信託保全」という単語を聞いたこともあるかもしれませんね。
信託保全については以下の記事で詳しく紹介しています。
セキュリティに関してもコールドウォレットでの管理はもちろん、「SSL(セキュアなプロトコルを使用)」「マルチシグ(複数人署名)」「二段階認証」といった、セキュリティ対策を十分に行っていることが必要です。
信頼性
意外と忘れがちなのが、業者の会社としての信頼性です。
財務の健全性はもちろん、過去に不祥事を起こしていないか等は一度は確認しておくべきです。
幸いなことに、国内のFX会社は「十分に資本金を用意している」「大手グループに属している」「過去に事件があっても原因究明しきちんと対策を行っている」といったように、きちんとした業者になっています。