SBI VCトレードはSBIグループが運営している仮想通貨取引所であり、金融機関として培ってきたセキュリティ対策を強みとしています。住信SBIネット銀行との連携で手数料が割引になる点や約500円(*1)の少額から取引可能な点も特徴です。筆者がSBI VCトレードを実際に利用したレビューとともに、口コミ・評判を見ていきましょう。

SBI VCトレード | |
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分類 | 販売所・取引所 |
通貨数 | 13 |
取引方法 | 現物・レバレッジ |
最大レバレッジ | 2倍 |
レバレッジ手数料 | FFレートに応じた建玉手数料 |
アプリ | SBI VCTRADE SP |
- XRP、ETHの現物取引がメインの方
- 約500円(*1)の少額から仮想通貨取引を行いたい方
- 住信SBIネット銀行をよく使われる方
- セキュリティ対策が気になる方

BTCのみでなくXRP、ETHの両方を取引所取引できるので、助かります。

500円という少額から取引できるので、これから始めたいという方にもおすすめです。

グループ内の銀行と連携することで、出金手数料分が低く抑えられる点は嬉しい。

セキュリティ対策がかなり行われていると感じます。安心して取引を続けられることは大事だと思います。
SBI VCトレードの総合評価
SBI VCトレードはSBIグループが運営している仮想通貨取引所です。仮想通貨の交換および取引サービスを提供する「SBIバーチャル・カレンシーズ株式会社」を前身としており、より高度なサービスを提供すべく会社の体制が刷新されました。
銀行業や証券業で培ってきたグループの知見を活かし、高度なセキュリティ対策を施しており、安心て取引を行うことができます。
住信SBIネット銀行との連携で手数料が割引となる点や500円(*1)の少額から取引可能な点も特徴としており、注目が集まっている業者です。
SBI VCトレードの概要
会社名 | SBI VCトレード株式会社 |
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英語表記 | SBI VC Trade Co., Ltd. |
所在地 | 東京都港区六本木3-1-1 六本木ティーキューブ |
株主 | SBIグループ100% |
資本金 | 19億9,000万円(資本準備金を含む) |
仮想通貨交換所登録番号 | 関東財務局長 第00005号 |
加入協会 | 一般社団法人 日本仮想通貨交換業協会(会員番号1005) |
事業内容 | 仮想通貨の交換・取引サービス、システムの提供 |
設立 | 2016年11月1日 |
SBI VCトレードが選ばれる理由
SBI VCトレードは優秀かつ他社にはないサービスを提供しており、国内では暗号通貨業者の大手といえるでしょう。
何がSBI VCトレードの人気を支えているのか、利用者からの口コミや評判も含め確認していきましょう。
理由1:セキュリティ対策に自信
SBI VCトレードが多くの人に選ばれる1つ目の理由は、セキュリティ対策を高度に施している点です。
そもそもSBIホールディングスはグループ会社含め約800万口座を有しており、顧客基盤を支えるサービス提供体制が整った大手金融機関です。SBI VCトレードでは、グループ企業で培ったノウハウやシステムを活用し、安全かつ堅確なサービス基盤を持っています。
さらに、仮想通貨交換所の業者として必須となるSSL、マルチシグ、コールドウォレットなどのサイバー攻撃対策や預託された資産の分別管理を行っており、仮想通貨交換業者としての体制・基盤を揃えています。
SBIリクイディティ・マーケット提供の本日の暗号資産予想レンジです。 pic.twitter.com/kOV5kFEmzF
— SBI VC Trade (SBI VCトレード) (@sbivc_official) April 30, 2020
理由2:XRP、ETHの取引所取引に対応
SBI VCトレードが多くの人に選ばれる2つ目の理由は、XRP(エックスアールピー)、ETH(イーサリアム)の取引所取引に対応している点です。
暗号通貨取引の世界では、もっともメジャーな暗号通貨のBTC(ビットコイン)に対して、BTC以外の通貨はアルトコインと呼ばれています。アルトコインを扱う業者が多い中、ほとんどがスプレッドの大きい「販売所取引」でのみ扱われています。販売所取引では対業者での取引となります。
一方、SBI VCトレードではアルトコインの代表格であるXRP、ETHの現物取引を「取引所取引」と呼ばれる、対ユーザーでの取引となります。取引所取引では業者はあくまでも取引を媒介する役割を果たします。
そのため、SBI VCトレードではアルトコインの代表格であるXRP、ETHの現物を販売所のみの他業者よりもお得に取引することが可能となります。
理由3:約500円(*1)の少額から取引可能
SBI VCトレードが多くの人に選ばれる3つ目の理由は、約500円(*1)の少額から取引可能である点です。
SBI VCトレードでは、仮想通貨の注文を「日本円の金額」と「仮想通貨の数量」から選ぶことができるため、仮想通貨取引に馴染みのない方でも分かりやすく行うことが可能です。販売所・取引所ともにXRP/JPY、BTC/JPY、ETH/JPYのペアで最小注文金額500円(*1)から注文することができ、少額から取引したい方にもおすすめです。
最小注文金額が小さいということは、細かい値幅で多くの指値注文を入れることが可能なため、取引を行った経験のある方にも嬉しい方式となっています。
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対象期間:2019年8月23日(金)午前9:00 ~ 2019年11月29日(金)午後5:00
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理由4:住信SBI銀行との連携で手数料が割引
SBI VCトレードが多くの人に選ばれる4つ目の理由は、住信SBI銀行との連携で手数料が割引される点です。
仮想通貨取引には様々な手数料が存在しています。普段、普通預金口座から他行への振込に手数料がかかるように、仮想通貨口座への円の入金や出金にも手数料がかかることがあります。このような手数料も数が増えると無視できない金額となりますね。
SBI VCトレードでは円の出金口座を住信SBI銀行にすることで、出金手数料が50円(税込)になるため、手数料を低く抑えることができます。
SBI VCトレードのデメリット→取り扱い通貨がが増えました!
デメリット1:取り扱い通貨は限られる
SBI VCトレードで取引が可能な通貨は3つに限られています。
販売所取引:XRP(エックスアールピー)、BTC(ビットコイン)、ETH(イーサリアム)
取引所取引:XRP(エックスアールピー)、BTC(ビットコイン)、ETH(イーサリアム)
しかし、XRPやETHの取引所取引を両立することができる数少ない業者となっていますから、うまく使い分けることでお得に取引を行うことが可能となります。
日本では最大20種類以上の暗号通貨の取引を行うことができますから、ほかの暗号通貨でも取引を行うのであれば、同時に他の業者の口座も開くことになります。
デメリット2:レバレッジ取引には非対応→対応するようになりました!
SBI VCトレードではレバレッジをかけた取引には非対応です。
実際には現物取引のみ可能となっており、レバレッジ取引はもちろん、仮想通貨FXや仮想通貨先物にも残念ながら対応していません。(2020年1月時点)
一方、XRP(エックスアールピー)やETH(イーサリアム)現物の取引所取引を両立する数少ない取引所ですから、SBI VCトレードをぜひ活用していきたいものです。
📢【仮想通貨の取引所サービス「VCTRADE Pro」開始のお知らせ】
— SBI VC Trade (SBI VCトレード) (@sbivc_official) July 31, 2019
本日7月31日(水)より、仮想通貨の取引所方式での仮想通貨の現物取引サービス「VCTRADE Pro」を開始しました🎉
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SBI VCトレードで注意しておきたいポイント
ポイント1:住信SBI銀行以外への出金はやや高い
住信SBI銀行以外への出金にはやや注意が必要です。
そもそも入金には住信SBI銀行からのみ可能で、入金手数料は無料です。一方、住信SBI銀行への出金には50円(税込)の手数料となります。
そして、住信SBIネット銀行以外の金融機関への出金の場合、3万円未満の出金では160円(税込)、3万円以上の出金では250円(税込)の出金手数料がかかります。
よりお得に取引するためには、住信SBIネットを活用していくことになります。
ポイント2:取引可能時間が決まっている
SBI VCトレードでは取引可能時間が午前7時から翌日の午前6時までに制限されています。多くの取引所が365日24時間取引可能な中、毎日1時間取引ができない点に注意が必要です。
裏ではシステムのメンテナンス等を行うために利用停止となっていると予想され、システムの堅牢性の裏返しと言えるかもしれませんね。
SBI VCトレードは素晴らしい業者であるとはいえ、有事の際の保険として、やはり仮想通貨の口座を複数保有しておくと安心ですね。
*1 最低投資金額はレートにより変動することがあります。