FTX JPは2014年に仮想通貨取り扱いを開始したQUINEXを前身としており、仮想通貨の扱いに関しては古参の部類に入ります。スプレッドの狭さだけでなく、外部の独立した機関から国内No.1のセキュリティ評価を受けている点が特徴です。筆者がFTX JPを実際に利用したレビューとともに、口コミ・評判を見ていきましょう。

FTX JP | |
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分類 | 取引所 |
通貨数 | 12 |
取引方法 | 現物・パーペチュアル |
最大レバレッジ | 2倍 |
レバレッジ手数料 | ファンディングレート(変動) |
アプリ | FTX JP |
- セキュリティ対策が気になる方
- 取引手数料が気になる方
- 取引ツールにこだわりたい方
- 業者の国際的な評価が気になる方

QUOINEX時代から利用していましたが、アジア圏最大級のビットコイン取引所で、年間120億USDの取引は驚異。

販売所取引でもスプレッドが非常に狭く、交換所との違いを感じません。

提供されるツールはインターフェイスが美しく、とても使いやすい。

独立した立場から国内No.1のセキュリティ評価を受けていて安心の一言に尽きます。
FTX JPの総合評価
FTX JPは2014年に設立されたQUOINEX(コインエクスチェンジ)を前身としており、2018年9月7日にLiquid By Quoineとして生まれ変わり、さらにFTX社による買収でLiquid By FTX(リキッドバイコイン)へ名称を変更しました。
また、FTX JPはICOトークンとして独自にFTTを発行しています。ICOとは「企業が自社のプロジェクトを達成するため、仮想通貨を売ることで資金集めをすること」です。FTTは国内ではFTX JPのみ取引可能です。
外部の独立した機関から国内No.1のセキュリティ評価を受けていることもあり、注目が集まっている業者です。
FTX JPが選ばれる理由
FTX JPは優秀かつ他社にはないサービスを提供しており、国内では暗号通貨業者の大手といえるでしょう。
Liquidでは6月にマイナス手数料やスワップを導入して現行のレバレッジ取引が進化したLiquid Perpetual(新レバレッジ取引)をリリース予定です。詳細はLiquidブログをご覧ください。https://t.co/XQzWWNCTsr pic.twitter.com/O3B1BFa4bl
— 【公式】Liquid by FTX(リキッドバイエフティーエックス) (@liquidbyftx) April 16, 2020
2022年2月、Liquidを海外仮想通貨取引所FTXが買収したことで、利便性がさらに増し、取り扱い通貨も増えました。
そんなFTX JPについて何が人気を支えているのか、利用者からの口コミや評判も含め確認していきましょう。
理由1:国内No.1のセキュリティ評価
FTX JPが多くの人に選ばれる1つ目の理由は、セキュリティ対策が外部独立機関から高い評価を受けている点です。仮想通貨マーケットの分析研究を行う独立評価機関ICORating社の調査では、セキュリティは国内最高ランクでした。(2018年末)
特に以下の点で高い評価を受けています。
- ユーザーセキュリティ
- Webセキュリティ
- ドメイン・登録機関のセキュリティ
- DOS攻撃に対する防護
さらに、仮想通貨交換所の業者として必須となるSSL、マルチシグ、2段階認証、コールドウォレットなどのサイバー攻撃対策や預託された資産の分別管理を行っており、仮想通貨交換業者としての体制・基盤を揃えています。
理由2:世界でも最大級のビットコイン取引所
FTX JPが多くの人に選ばれる2つ目の理由は、世界でも最大級のビットコイン取引所として知られている点です。
前身であるQUOINEXは日本での知名度はそれほど高くありませんでしたが、実はアジア圏最大級のビットコイン取引所と言われるほどに規模が大きく、年間120憶USDを超える取引が行われていました。
また、最近では国内取引量第1位を記録(2019年3月19日 過去30日間、Coinmarketcap調べ)するなど、日本でも確実にシェアが広がってきています。
シェアや取引量の上昇はその取引所での仮想通貨が流動性改善しますので、Liquid By FTXも有力な選択肢となってきます。
理由3:スプレッドの狭さ
FTX JPが多くの人に選ばれる3つ目の理由は、実質的な取引手数料であるスプレッドが非常に狭い点です。
取引時に必要となる取引手数料は現物取引・FXともに無料となっています。
一方、取引手数料ではないのですが、Ask(買値)とBit(売値)の差額であるスプレッドは業者により設定されるので、実質的な取引手数料となります。
FTX JPではスプレッドが非常に狭いことで有名です。BTC/JPYペアでは90%以上の取引がスプレッド100円未満、50%以上が50円未満であり、快適に取引を行うことが可能です。(2019年1〜3月 Liquid by FTX実績値)
また、FXについても保有建玉あたり日々課される手数料もFFレートとして設定されており、国内他社と比較して優れた水準となっています。
理由4:優れたインターフェースの取引ツール
FTX JPが多くの人に選ばれる4つ目の理由は、優れたインターフェースの取引ツールを提供している点です。
仮想通貨取引を行う上で、取引とツール活用の間には切っても切れない関係があります。特に仮想通貨取引は24時間365日相場が動きますから、自宅内はもちろん外出先でも分析・発注できることが重要です。
FTX JPではデザイン・色、見やすいチャートで使いやすさにこだわった高機能な取引ツールを用意しています。金融商品を取引した経験のある方なら一度は欲しいと思う機能については網羅しています。
新機能【損益チャート】のベータ版をWebブラウザ版でリリースいたしました。お客様の保有資産ごとに純資産や損益の推移が確認できます。将来的にはライト版アプリにも実装予定です。https://t.co/S9M3jroli1 pic.twitter.com/ljKa4bCqWB
— 【公式】Liquid by FTX(リキッドバイエフティーエックス) (@liquidbyftx) March 31, 2020
- マーケット分析をしやすい描画ツール
- ローソク、平均足、バーチャートなど7種類の足を閲覧可能
- 豊富なインジケーター
- テンプレート保存機能追加
また、スマートフォン用アプリも用意しており、いつでもどこでもリアルタイムでレートを確認できます。はじめての方でも、手軽にスマホで暗号資産(仮想通貨)の取引を行うことができます。
FTX JPのデメリット
デメリット1:取り扱い通貨は限られる
FTX JPで国内取引が可能な通貨数は12に限られています。
BTC(ビットコイン)、ETH(イーサリアム)、BCH(ビットコインキャッシュ)、XRP(リップル)、LTC(ライトコイン)、BAT(ベーシックアテンショントークン)、XLM(ステラルーメン)、SOL(ソラナ)、FTT(FTXトークン)、DOGE(ドージコイン)、DOT(ドットポルカ)、ENJ(エンジンコイン)
FTTはFTXの独自通貨ですから、一般的な仮装通貨としては実質的に11種類のみの取り扱いとなります。
日本では15種類以上の暗号通貨の取引を行える業者もあると考えると、ここで挙げた以外のほかの暗号通貨でも取引を行うのであれば、同時に他の業者の口座も開くことになります。
デメリット2:法定通貨や仮想通貨の出金に時間がかかる
FTX JPでは出金・出金に時間がかかります。
円出金であれば3営業日以内、仮想通貨の出金であれば営業日以内と、他の国内仮想通貨取引所と比べてやや遅いです。しかし、逆に言えば、出金作業に時間がかかっているというのは出金時の審査をきっちり行なっているためとも捉えられます。
利用者からすると不便に感じてしまいますが、FTX JPで出金の際には余裕を持って手続きを行うことが必要そうです。
Liquidブログにて「【5月1日】週末向けひろぴーのcryptoテクニカル分析〜ビットコイン急騰!まさかの100万円へ到達! 半減期に向けてアルトドレイン開始か!?」更新しました。分析記事はこちらhttps://t.co/7XNKj2O0nr#btc #bitcoin #価格上昇 #ビットコイン半減期 #半減期 pic.twitter.com/qPTFGXuNny
— 【公式】Liquid by FTX(リキッドバイエフティーエックス) (@liquidbyftx) May 1, 2020
FTX JPで注意しておきたいポイント
ポイント1:出金手数料はやや高い
FTX JPの出金にはかかる時間とともに手数料にも注意が必要です。
FTX JPからの仮想通貨の出金の際には、手数料はかかりません。
一方、円の出金の場合、一律で500円の手数料がかかります。数百円とはいえ、出金が増えてくると手数料も無視できない金額になりますので、計画的な資金計画を立てておくことが重要です。
ポイント2:アルトコイン購入は他の業者も活用したい
FTX JPの取り扱い通貨は限られるため、業者の使い分けが重要です。
特にアルトコインの中でも有望なNEM(ネム)やOMG(オーエムジー)およびXYM(シンボル)を取り扱っていない点は、アルトコイン取引の中でもかなり気になります。
FTX JPは素晴らしい業者であるとはいえ、アルトコイン購入には別の口座も活用するのが賢明ですね。