DMM Bitcoinは暗号資産取引所の中でもっとも有名な業者のひとつです。DMM.com証券の暗号資産(仮想通貨)事業であり、暗号資産(仮想通貨)版FXを有するという特徴があります。カスタマーサービスが365日「LINE」にも対応しており、初心者にも嬉しいサービスが充実しています。筆者がDMM Bitcoinを実際に利用したレビューとともに、口コミや評判を見ていきましょう。

DMM Bitcoin | |
---|---|
分類 | 販売所 |
通貨数 | 15 |
取引方法 | 現物・レバレッジ・FX |
最大レバレッジ | 2倍 |
レバレッジ手数料 | 0.04%/日 |
アプリ | DMM Bitcoin |
- アルトコインでもレバレッジをかけて取引したい方
- 暗号資産(仮想通貨)FXを行いたい方
- 基本的な事項から質問しておきたい初心者の方
- スマートフォンをメインに取引を行いたい方

他社ではAPIに対応していますが、こちらではAPIに対応しておらず導入できないため、注意が必要です。

仮想通貨の取引をはじめてるのはとても不安でしたが、基本的な知識や操作方法をいつでも質問できたので、大変助かりました。

初心者でしたがLINEで気軽に質問できる点が良かったです。

レバレッジ取引できる通貨が他社よりも多いと思います。
DMM Bitcoinの総合評価
DMM BitcoinはDMM.com証券の暗号資産(仮想通貨)事業となっています。数少ない暗号資産(仮想通貨)FXを提供しており、他にもカスタマーサービスが365日「Line」にも対応しており、初心者にも嬉しいサービスが充実しています。
サービスの内容については後述します。
DMM Bitcoinが選ばれる理由
DMM Bitcoinは初心者に優しいサービスを提供しており、国内では暗号資産(仮想通貨)業者の大手といえるでしょう。
☘DMM Bitcoinの公式WEBサイトにて、暗号資産(仮想通貨)のお役立ちコラムを掲載中!📱
— DMM Bitcoin(DMMビットコイン) (@DMM_Bitcoin) May 2, 2020
「法定通貨とは?暗号資産(仮想通貨)との違いは?」
▼法定通貨の定義や法的な根拠、暗号資産との違いについて詳しく解説します。
こちら⇒ https://t.co/tlujQmu0QK#仮想通貨 #法定通貨 pic.twitter.com/PiNbLNIkhy
何がDMM Bitcoinの人気を支えているのか、利用者からの口コミや評判も含め確認していきましょう。
理由1:優秀なツールを提供している
DMM Bitcoinが多くの人に選ばれる1つ目の理由は、優秀なツールを提供している点です。特にスマートフォン用アプリ「DMM Bitcoin」は使いやすいと評判で初心者の方でも安心して利用することができます。
DMM Bitcoin
DMM BitcoinにはPC版取引システムに匹敵する機能をアプリに搭載しています。トレード画面を中心として機能配置、画面の見やすさ・使いやすさに配慮されています。
初心者の方にも使いやすいシンプルなインターフェイスとなっており、チャートを見ながらの「ワンタッチ」発注も可能です。
理由2:手厚いサポート提供
DMM Bitcoinが多くの人に選ばれる2つ目の理由は、手厚いサポートが用意されている点です。
初心者の方にとっては、口座開設から取引開始までいろいろな疑問点が浮かぶものです。そんな時、ちょっとした疑問を聞くのは少し抵抗がありますよね。
DMM Bitcoinでは土日祝日を含む365日サポートに対応しており、お休みの日の取引も安心です。
また問い合わせはWebの専用フォームだけでなく、LINEでも問い合わせすることが可能です。もちろんLINEでの問い合わせも365日対応しています。
理由3:経営基盤・セキュリティの安定感
DMM Bitcoinが多くの人に選ばれる3つ目の理由は、経営基盤・セキュリティの安定感です。
DMM BitcoinはDMM.com証券の提供するサービスのひとつですが、DMM.com証券はFX事業も有名です。証券会社系列のグループですから、様々な事業に横展開をしており、企業体としての安定感があります。
また証券やFXではシステム面でも高度な技術が求められます。DMM BitcoinはDMM.com証券グループで培われた技術を活用しており取引の安定感はもちろんセキュリティ面でも万全の対策をとっています。
☘DMM Bitcoinの公式WEBサイトにて、暗号資産(仮想通貨)のお役立ちコラムを掲載中!📱
— DMM Bitcoin(DMMビットコイン) (@DMM_Bitcoin) April 16, 2020
「ビットコインとマネーロンダリング防止策の関係は?」
▼マネーロンダリングとは何か?ビットコインとマネーロンダリング防止策の関係性と当社の対策について紹介します。
こちら⇒ https://t.co/kJT9cRFjkh pic.twitter.com/qnKK7RJ8V5
理由4:暗号資産(仮想通貨)FXの取引が可能
DMM Bitcoinは暗号資産(仮想通貨)FXを提供しています。通常のレバレッジ取引とFX取引を両立したサービスは2020年現在、他の国内業者では行われていません。
暗号資産(仮想通貨)FXとは?
暗号資産(仮想通貨)FXとは、証拠金を差し入れることでレバレッジをかけて行うことができる、FXの暗号資産(仮想通貨)版です。ここでは混同しがちな現物取引とレバレッジ取引との違いを比較してみましょう。
現物取引 | レバレッジ取引 | 暗号資産(仮想通貨)FX | |
---|---|---|---|
イメージ | 通常の外貨購入 | 株式の信用取引 | FX |
証拠金 | 不要 | 必要 | 必要 |
レバレッジ | × | 〇 | 〇 |
注文方法 | 成行・指値・逆指値 | 成行・指値・逆指値 | 成行・指値・逆指値・ IFD・OCO・IFD-OCO |
買いと売りの両建 | 存在しない | 可能 | 可能 |
現引き・現渡し | 現物のみ | 可(差金決済も可) | 不可(差金決済のみ) |
受渡日 | 即時受渡(約定日と同じ) | 即時受渡(約定日と同じ) | 即時受渡(約定日と同じ) |
レバレッジ手数料 | 存在しない | あり | あり |
レバレッジ取引は株式の「貸借取引」や「信用取引」に近いです。一方で暗号資産(仮想通貨)FXは、どちらかといえば先物オプションに近いです。
実際に取引を行った際に大きく異なる点は注文方法です。現物取引やレバレッジ取引では成行・指値・逆指値の3つの注文方法しかできません。一方、暗号資産(仮想通貨)FXでは為替のFXと同じようにIFD・OCO・IFD-OCOといった高度な注文を行うことができるのです。
暗号資産(仮想通貨)FXのメリット
もし注文方法として成行や指値しか使わないのであれば、レバレッジ取引でも暗号資産(仮想通貨)FXでもほとんど変わりません。暗号資産(仮想通貨)の価格の動きがポジションの損益に与える影響も同じです・
しかし先ほど出てきた言ってみればIFDやOCOといった所謂「セット注文」は暗号資産(仮想通貨)FXならではの取引といえます。
暗号資産(仮想通貨)は値動きが荒いとはいえ、平常時には指値や成行注文でも問題はありません。「セット注文」が役に立つのは価格の動きが大きくなった「荒れた相場」なのです。そのような際に、大きく利益を上げるためにはセット注文が欠かせません。
DMM Biocoinでは暗号資産(仮想通貨)FXに対応している通貨はBTC(ビットコイン)、ETH(イーサリアム)、ETC(イーサリアムクラシック)、BCH(ビットコインキャッシュ)、LTC(ライトコイン)、XRP(リップル)、NEM(ネム)の7通貨14ペアとなっています。
DMM Bitcoinのデメリット
デメリット1:現物の取扱通貨は少ない→取扱通貨が増えました!
DMM Bitcoinではアルトコインのレバレッジ取引ができるというメリットはあるものの、実は現物取引はBTC(ビットコイン)とETH(イーサリアム)、XRP(エックスアールピー)のみです。また、DMM Bitcoinは取引所ではなく、販売所のみとなっています。
販売所取引(現物):BTC(ビットコイン)、ETH(イーサリアム)XRP(エックスアールピー)
販売所取引(レバレッジ):BTC(ビットコイン)、ETH(イーサリアム)、ETC(イーサリアムクラシック)、BCH(ビットコインキャッシュ)、LTC(ライトコイン)、XRP(エックスアールピー)、NEM(ネム)、OMJ(オーエムジー)、BAT(ベーシックアテンショントークン)、QTUM(クアンタム)、XLM(ステラルーメン)、MONA(モナコイン)、NEM(ネム)、QTUM(クアンタム)、XYM(シンボル)
取引所取引:なし
レバレッジ取引のペア数では他社を圧倒していますから、注目の業者であることには間違いありません。
デメリット2:建玉制限・出金/出庫制限がある
DMM Bitcoinには注文建玉および保有建玉に上限があります。例えばBTC(ビットコイン)であれば最大保有建玉は100BTCとなります。
また、1日あたりの出金・出庫に制約があり、円出金は1日1億円まで、ビットコインは10BTCまで、イーサリアムは200ETHまで、リップルは200,000XRPまでといった制約があります。
DMM Bitcoinで注意しておきたいポイント
ポイント1:APIに未対応
2020年時点、DMM BitcoinはAPIに非対応です。
分析や注文の自動化などを行えない点は、他の大手業者と比較すると一歩遅れているように思えます。
とはいえ、自動化まで行うのはかなりの技術を持った方のみですので、PCやスマホ画面から取引を行うような方であれば、さほど気にする必要はないでしょう。
ポイント2:出金/出庫がある
DMM Bitcoinでは1日に出金できる金額や、出庫できる暗号資産(仮想通貨)の数量に制限があります。
例えば大きな事件が発生して不安を感じたときなど、どうしてもまとめて引き出したいという時、この出金制限・出庫制限に抵触してしまうことが考えられます。
DMM Bitcoinは素晴らしい業者であるとはいえ、有事の際の保険として、やはり暗号資産(仮想通貨)の口座を複数保有しておくと安心ですね。