BITMAX(ビットマックス)は2019年9月に仮想通貨取り扱いを開始した、ブロックチェーン技術を活用するビジネスを展開する株式会社LVCが運営するサービスです。あまり馴染みのない会社ですが、「LINE」傘下の仮想通貨サービスというとイメージしやすいのではないでしょうか?筆者がBITMAXを実際に利用したレビューとともに、口コミ・評判を見ていきましょう。

BITMAX | |
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分類 | 販売所 |
通貨数 | 6 |
取引方法 | 現物 |
最大レバレッジ | ー |
レバレッジ手数料 | ー |
アプリ | BITMAX |
- LINEから簡単に操作できる
- セキュリティが気になる方
- 貸仮想通貨を積極的に行いたい方
- 便利な取引ツールを使いたい方

とにかくLINEとの連携という点が初心者でも始めやすく馴染みやすいのかなと感じました。
BITMAXの総合評価
BITMAXは2019年9月17日にサービスをカットオーバーした、LINE傘下の仮想通貨サービスです。
資本構成としてはLINEに加え野村ホールディングスが入っており、有名サービスの配下企業として安定性があります。
LINEといえば、SNSサービスに加えFXや証券サービスも提供しています。今回仮想通貨についても参入したということで、より広い範囲で金融サービスもカバーできるようになりました。
実は、LINEは既にグループ会社LINE TECH PLUS PTE. LTD.(所在地:シンガポール、代表取締役:高永受)において、2018年7月から日米を除くグローバル向けの仮想通貨取引所「BITBOX」をオープンしています。そのような経緯があり、規制の厳しい日本で仮想通貨事業を始めたのがこの「BITMAX」になります。
なお、海外の取引所に非常に似た名前の「BitMax」というサービスがありますが、全く関係のないサービスですので、注意しましょう。
BITMAXが選ばれる理由
BITMAXはサービス開始こそ最近始めた業者ですが、LINEといえば日本でも誰でも知っているサービスであり、とても身近に感じられる業者ということで、初心者の方にもおすすめです。
何がBITMAXの人気を支えているのか、利用者からの口コミや評判も含め確認していきましょう。
理由1:LINE上から簡単に操作できる
BITMAXが多くの人に選ばれる1つ目の理由は、LINEと連携することで簡単に口座開設できるという点です。
具体的には、LINE上のLINEウォレットからアクセスでき、口座開設にかかるページへ遷移できます。
また、入金する時もウォレットの画面で、LINE PayまたはLINE Pay登録銀行から入金することができます。
LINEを使い慣れている方にとっては、LINE Payによる決済(支払い)はもちろん、FXや証券投資を行っている方はいるでしょうから、この機会に仮想通貨の口座も開設してみてもよいのではないでしょうか。
前回の結果はこちら!👀
— BITMAX (@BITMAX_JP) December 19, 2020
今回はいかに…?💓 https://t.co/OeBMUncZcu
理由2:セキュリティ対策が十分になされている
BITMAXが多くの人に選ばれる2つ目の理由は、セキュリティ対策が十分になされているという点です。
LINEといえば、今や多くの人が使っているサービスであり、セキュリティや個人情報の管理に関する意識は非常に高く、情報が流出したという噂も聞きません。
そして、BITMAXでは仮想通貨の安全な管理に必要となる「コールドウォレット」を利用しており、セキュリティは十分に考慮されています。
いざというときにも、自分の資産として仮想通貨が流出するという懸念がないのは安心して利用するための大きなポイントとなりますね。
理由3:貸仮想通貨サービスを利用できる
BITMAXが多くの人に選ばれる3つ目の理由は、貸仮想通貨サービスを利用できる点です。
仮想通貨を保有したい人の中には、短期でのトレーディング目的として持つ方だけでなく、仮想通貨の将来に期待して長期で保有したいという方がいます。
一般的に、銀行の預金と異なり、仮想通貨は保有しているだけで利子を受けとれるということはありません。
しかし、保有している仮想通貨を業者に貸し出す(レンディングする)ことで、貸し出した期間と仮想通貨の量に応じて貸借料を受け取ることができます。
しかも、BITMEXは他社の貸仮想通貨サービスよりもメリットがあります。ひとつには貸し出し期間を1日とすることで、毎日貸借料を受け取ることができるという点です。他社の同様のサービスでは例えば貸し出し期間が2週間であれば2週間ずっと引き出すことはできず、もし引出したい場合は解約となり貸借料を受け取ることができません。そのため1日ごとに貸借料を受け取れるというのは大きなメリットなのです。
理由4:便利な取引ツールを使うことができる
BITMAXが多くの人に選ばれる4つ目の理由は、便利な取引ツールを使うことができる点です。
仮想通貨投資を始める人であれば、たくさんのチャートが並んだパソコンの画面を目にすると、何をすれば良いかわからなくなってしまうという方も多いようです。
しかし、BITMAXではスマホの画面だけで取引を行うことができ、チャートの確認から注文の実行、貸仮想通貨の操作や、入出金など、全てが直感的に操作しやすいインターフェイスになっています。
そのため、初心者の方でも気軽に仮想通貨を始めることができるというのがBITMAXの大きな特徴と言えますね。
BITMAXのデメリット
デメリット1:取り扱い通貨は限られる
BITMAXでは販売所形式であり、しかも6つの通貨のみ取引が可能です。
取引可能な現物仮想通貨:LINK(リンク)、BTC(ビットコイン)、BCH(ビットコインキャッシュ)、ETH(イーサリアム)、LTC(ライトコイン)、XRP(リップル)
このうち、LINKはLINE Blockchainの基本となる暗号資産であり、サービス成長に貢献行為を行ったユーザーに還元する目的で誕生したものです。言い換えれば、他の有名なアルトコイン、例えばイーサリアムやリップルほど広く使えるものではありません。
また、日本では販売所まで含めれば1つの業者で現在10種類以上の仮想通貨を取引することができます。ここにあげた通貨以外にも取引したいのであれば、同時に他の業者の口座も開くことになります。
デメリット2:日本円の入出金はLINE Payを使っても手数料が有料
BITMAXのもうひとつのデメリットとして、日本円は出金だけでなく、入金時も手数料が発生するという点にあります。
現在、BITMAXを使う上で、日本の入出金にかかる手数料は以下のようになっています。

そのため、おすすめの入出金方法は、入金時は銀行口座から直接振り込みで入金し、出金時にはLINE Payとして出金し、支払いに使うという方法になります。
BITMAXで注意しておきたいポイント
ポイント1:流動性に注意
BITMAXを利用する際には流動性に注意が必要です。
一般的に、取引所取引は、取引したいと考えているトレーダーを相手に取引を行い、その取引を業者が仲介するような形式です。そして、この取引所は仮想通貨業者ごとにそれぞれ異なっており、同じビットコイン/日本円の取引所でも業者により異なっているのです。
そして、BITMAXは必ずしも取引量の多い取引所であるとは言えません。もちろん取引が常時成立する程度の売買は行われていますが、その量は業界最大手に比べると半分未満です。
このように流動性が低い場合、自分が取引したい金額で取引が成立しないことが多くなってきます。平常時ではそれほど気になりませんが、特に相場大きく動いた時には想定通りの取引とならないことが多くなります。
一方で流動性の低さは必ずしもデメリットではなく、他の業者と価格差が生じやすくアービトラージを狙うチャンスがあるとも言えます。
♦️2日目もスタート♦️
— BITMAX (@BITMAX_JP) December 19, 2020
🎄お見逃しなく🎄
▽詳しくは▼https://t.co/mDzdzTJ3sD https://t.co/E8iXCnTHtx
ポイント2:手数料をできるだけ抑えるように注意
BITMAXでは先ほどデメリットで挙げたように、入金方法によっては手数料がかかります。
人によってはコツコツ貯金したお金の一部を仮想通貨投資するということもあるでしょう。そのような場合、いちいちLINE Payで入金していると入金のたびに余計な手数料がかかってしまいます。
そのため、ネット銀行の無料振り込みを利用することで手数料を最小限にしたいものですね。
現在では様々な仮想通貨サービスが出てきており、そのサービス自体はもちろん、使い勝手は大きく異なってきます。使いやすさは人によって大きく感じ方が違うため、実際に使ってみて初めて自分に合うものが見つかることでしょう。この機会にぜひBITMAXの利用を検討してみてはいかがでしょうか。