bitbankは2014年に設立された、暗号通貨取り扱い会社の中でもっとも有名な業者のひとつです。bitbankは国内でも有数の取引数を誇っており、国内No.1の取引量と高度なセキュリティを持つ業界大手の会社です。筆者がbitbankを実際に利用したレビューとともに、口コミ・評判を見ていきましょう。

bitbank | |
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分類 | 取引所・販売所 |
通貨数 | 29 |
取引方法 | 現物 |
最大レバレッジ | (取り扱いなし) |
レバレッジ手数料 | (取り扱いなし) |
アプリ | bitbank |
- セキュリティは重要と考える方
- 貸仮想通貨サービスを利用したい方
- アルトコインの売買を多く行いたい方
- 手数料が気になる方

アルトコインの取引を多く行うのであれば、取引所で取引できる方が有利なのは間違いない。

仮想通貨業者で流出事件のニュースを見るたび不安になりますが、セキュリティを重視しているため安心して取引が行えます。

チャートツールが充実しており、分析には心強いです。

長期保有で仮想通貨を持ちたいと考えており、貸仮想通貨サービスは預けているだけで増えるので便利でお得です。
bitbankの総合評価
bitbankは2014年に設立された、暗号通貨取り扱い会社の中でもっとも有名な業者のひとつです。bitbankは国内でも有数の取引数を誇っており、国内No.1の取引量と高度なセキュリティを持つ業界大手の会社です。
これらの点はbitbankを選ぶ大きなポイントになりますので詳しく紹介していきましょう。
ビットバンクは取引所のマッチングエンジンをリニューアルし注文応答時間やAPIの性能等、様々な機能改善を行いましたのでお知らせします。引き続きお客様がより安心して取引できる環境を実現してまいります。https://t.co/bw4gzO0WuR
— ビットバンク bitbank, inc. (@bitbank_inc) February 12, 2020
bitbankが選ばれる理由
bitbankは優秀かつ他社にはないサービスを提供しており、国内では暗号通貨業者の大手のひとつといえるでしょう。
何がbitbankの人気を支えているのか、利用者からの口コミや評判も含め確認していきましょう。
理由1:強固なセキュリティ
bitbankが多くの人に選ばれる1つ目の理由は、強固なセキュリティを用意している点です。
仮想通貨業者で流出等の事件が発生している件については、ご存じかと思います。日本では既に4件の流出事件が起きており、またいつ起きないとも言い切れません。
そんな中、bitbankはマルチシグ(複数署名)やコールドウォレットを導入しており、これまで仮想通貨流出はもちろんハッキングを受けたということもありません。
理由2:貸仮想通貨取引が可能
bitbankが多くの人に選ばれる2つ目の理由は、貸仮想通貨サービスを提供している点です。
貸仮想通貨とは、株式における貸株の仮想通貨版です。業者に仮想通貨を文字通り「貸す」ことで、その分の手数料を利息のように得られるというサービスです。
貸出数量により得られる手数料は年率最大3%であり、通貨によっては多く貸し出しを行うほど、得られる手数料も大きくなっています。
「仮想通貨を貸して増やす」の2020年5月期の募集を開始しました。募集内容につきましては下記をご確認ください。https://t.co/LlTMMekBEi pic.twitter.com/5K77NJCLkN
— ビットバンク bitbank, inc. (@bitbank_inc) May 1, 2020
なお、貸仮想通貨サービスの利用には一定数以上の仮想通貨を保有していることが必要で、約10万円以上からとなっている点にご注意ください。
理由3:メイカー手数料がマイナス
bitbankが多くの人に選ばれる3つ目の理由は、メイカー手数料が優遇されておりマイナスとなっている点です。
メイカーとは、仮想通貨取引所で行われる板取引において、新しい価格の注文を出す注文のことです。bitbankでは取引する際にメイカーとして自分で新しい価格の注文を出すことで手数料がもらえます。
逆にテイカーとは仮想通貨の板取引において、既にある注文に合わせて注文する方法です。例えば、成行注文などはすでにある最高値や最安値の注文と必ず一致するのでテイカーになります。
bitbankでは、取引する際にテイカーとして注文すると手数料がかかる仕組みとなっています。メイカーでは-0.02%、テイカーでは0.12%の手数料(一部銘柄を除く)となっています。
Here is the market analysis article, which describes the difference from the last Huge Crash.
— ビットバンク bitbank, inc. (@bitbank_inc) March 25, 2020
‘Safu’ or not Japanese Retail Investors are still Interested in Buying Bitcoin despite the… by @bitbank_inc https://t.co/UdqkaqDlWw
理由4:国内業者初!逆指値注文が可能
bitbankが多くの人に選ばれる4つ目の理由は、逆指値注文が可能である点です。
仮想通貨といえば価格の変動が非常に大きく、1ヶ月で数十%変動することも決して珍しくありません。そのため、短期的な売買のために取引している方も非常に多いです。
しかし、そのような価格変動の大きさにもかかわらず、意外なことにFXや株式の世界では常識の「逆指値注文」は国内の仮想通貨でそれまで対応しているところはありませんでした。
そんな中、2021年9月27日から利用者の要望に応える形でbitbankは国内業者として初めて「逆指値注文」「逆指値成行注文」の機能をリリースしました。
逆指値が導入されたことで、価格変動の大きな仮想通貨の取引をためらっていた方も取引しやすい環境が整ったと言えるのではないでしょうか?
理由5:アルトコイン取引が有利
bitbankが多くの人に選ばれる5つ目の理由は、アルトコイン取引が有利である点です。
暗号通貨取引の世界では、もっともメジャーな暗号通貨のBTC(ビットコイン)に対して、BTC以外の通貨はアルトコインと呼ばれています。アルトコインを扱う業者が多い中、ほとんどがスプレッドの大きい「販売所取引」でのみ扱われています。販売所取引では対業者での取引となります。
一方、bitbankではアルトコインの代表格であるXRP(リップル)、ETH(イーサリアム)をはじめ、取り扱っているアルトコインについて「取引所取引」と呼ばれる、対ユーザーでの取引が可能です。取引所取引では業者はあくまでも取引を媒介する役割を果たします。
そのため、bitbankではアルトコインの代表格であるXRP(リップル)、ETH(イーサリアム)、LTC(ライトコイン)、MONA(モナコイン)、BCH(ビットコインキャッシュ)、QTUM(クアンタム)、BAT(ベーシックアテンショントークン)の現物を他業者よりもお得に取引することが可能となります。
bitbankのデメリット
デメリット1:トラベルルールにより送金できない国内暗号通貨取引所がある
bitbankは国内大手の会社ですが、トラベルルールの施行により金融庁に認可された国内暗号通貨取引所でも送金できない取引所があります。
送金できない取引所:bitFlyer(ビットフライヤー)、Coincheck(コインチェック)、Crypto Garage(クリプトガレージ)
これはbitbankが採用している情報通知プロトコルとして「TRUST(Travel Rule Universal Solution Technology)」を採用したためで、異なるプロトコルに対して通知できないことが原因です。ここに挙げた取引所へ送金が必要であれば、同時に他の業者の口座も開くことが必要です。
bitFlyer、Coincheck、Crypto Garageの口座開設はこちらから。
デメリット2:流動性が十分とはいえない
bitbankのデメリットとして、流動性が十分とはいえない点が挙げられます。取引所・販売所いずれも元々のスプレッドは広めで、狙った価格での指値注文はやや通りにくいという特徴があります。
そのため激しい価格変動時も売買注文が通らないことがあり、機会損失が発生する可能性があります。
2019年11月20日(水)に、仮想通貨ニュースサイトBTCNをビットバンクに統合いたしました。引き続き仮想通貨に関する情報を発信して参りますので、今後ともご愛顧賜りますようお願い申し上げます。
— ビットバンク bitbank, inc. (@bitbank_inc) November 21, 2019
新URL: https://t.co/I0lV1HNuEIhttps://t.co/I0lV1HNuEI
bitbankで注意しておきたいポイント
ポイント1:取引量に偏りがある
実はbitbankは公式に「仮想通貨取引量国内No.1」(CoinGecko調べ)と謳っています。もちろん、これ自体は流動性の高さを示唆する誇るべき数字です。
しかし、実際に取引を行うとわかるのですが、他の販売所・取引所と価格が異なることがままあります。
特に取引所取引では「その取引所で」ある金額で買いたい人とある金額で売りたい人がいるのかが重要であり、取引量No.1といえど、価格の歪みが見られます。
他の取引所と比較すると、例えばbitbankでは26.2円で買えるXRPが、他の取引所では28.9円で売れるというように、無リスクで利益を得ることができる「裁定」(またはアービトラージといいます)という状態が見受けられます。
逆にbitbankでは高いが、他の取引所では安いという現象も見られますので注意しましょう。
ポイント2:レバレッジ取引に非対応
bitbankではレバレッジをかけた取引には非対応です。
実際には現物取引のみ可能となっており、レバレッジ取引はもちろん、仮想通貨FXや仮想通貨先物にも残念ながら対応していません。
以前には「bitbank Trade」と呼ばれる最大レバレッジ20倍のFXサービスを提供していましたが、2019年3月31日をもってbitbank Tradeの終了に伴い、bitbankではFXをはじめレバレッジ取引サービスが終了しました。
一方、アルトコインの代表であるXRP(リップル)やETH(イーサリアム)現物をはじめ多くのアルトコインの取引所取引が行える業者ですから、bitbankをぜひ活用していきたいものです。