ビットコインの半減期とは?価格も変わってしまうの?

2020年5月12日午前4時23分(日本時間)、ビットコインはプログラムされていた3度目の半減期を迎えました。しかし、仮想通貨の半減期と言われても、内容がよくわからないという方も多いでしょう。ここではビットコインの半減期について見ていきましょう。

仮想通貨の半減期とは?

仮想通貨の半減期において「半減」するものとは、端的に言えばブロックを作成するマイナーに対する報酬です。

そもそも、ビットコインを生み出した匿名の開発者Satoshi Nakamoto(サトシ・ナカモト)は、時間の経過とともにビットコインの供給量を抑えるため、21万ブロックごとにマイニング報酬を半分にするようプログラムしました。

2020年5月12日午前4時23分(日本時間)、ビットコインのブロック数が63万ブロックに達し、予定されていた3度目の半減期を迎えました。今回の半減期に達したことで、1ブロックあたりの報酬が12.5ビットコインから6.25ビットコインへ半減となりました。

ビットコインは最初の半減期は2012年11月、1ブロックあたり50ビットコインから25ビットコインとなり、2度目の半減期では2016年7月にはさらに12.5ビットコインとなりました。

半減期による影響

半減期後の当面の影響は、1日に新たにマイニングされるビットコインが約1,800BTCから900BTCに減少することです。これによりマイニング事業者の1日あたりの収益は、ビットコイン価格10,000ドルを仮定した場合、1,800万ドルから900万ドルに減少することを意味します。

マイニング事業者の収益減少は、電力コストを削減する効率的な手段を持たないマイニング事業者を圧迫することになるため、ビットコインネットワークに接続されている演算能力は半減期後に大幅に低下すると予想されています。

演算の応力の低下は、発行済みのビットコインの価格に影響すると言われてきました。

2回目の半減期(2016年11月)までは仮想通貨の取引はMt.Goxやダークウェブを通じたものでした。

今回の3回目の半減期では多くの販売所・取引所が存在する中で迎えましたが、現在のところ大きな価格の変化は起きておらず、半減期を迎えることによる価格変化は杞憂に終わったようです。

error:Content is protected !!