ビットコイン価格が初めて300万円を突破
2020年12月31日午前9時頃(日本時間)、Coinbaseにおけるビットコインの日本円価格が初めて300万円を突破した。
価格は3,025,228.39円に到達し、その後は一時3%程度価格が下落したものの、現在は再び300万円前後で価格が落ち着いている。

ビットコイン価格は2020年12月21日に一度240万円まで上がり、一服したのち、価格が急上昇を続けた。
今月に入り約50%上げているがその勢いが衰える兆しは見られない。ビットコイン上昇の原因は市場の資金余剰が原因だと考えられている。COVID-19による経済影響対策として金融緩和を続けている中、トランプ大統領が2020年12月25日に議会が提出した追加経済支援法案及び2021会計年度歳出法案に署名する意向を示し、経済見通しに対する楽観的な観測から投資家心理に好感された。
とはいえ、株式市場においては実態経済と株価水準に大きな解離があると見られており、過剰な資金集中が避けられる中、余剰資金の逃避先として暗号資産(仮想通貨)に資金が集中していると見られている。
また、米ドルレートにおいても1ビットコインあたり29,000ドルを超えるなど、最高値を更新している。
次のステージとして、投資家たちは「ビットコイン価格30,000ドル」という心理的な大きな壁を超えられるかという点に注目している。
しかし、ビットコイン価格も株価同様に実態以上の上昇をしているという見方も強く、今後のビットコイン価格の急激な変化には注意してほしい。