仮想通貨の取引所・販売所で価格を見ていると、明らかに価格差があることがわかります。しっかり比較してみると、ビットコイン・アルトコイン・レバレッジ取引で使うべき業者が異なることがわかります。ここでは仮想通貨の取引をお得に行うために優先して口座を開設すべき業者を見ていきましょう。
取引により口座を使い分けるべき理由
仮想通貨の口座を使い分けするべき理由とは、思わぬ損失を防ぎ、効率的に稼げるチャンスが増えるという点があるからです。
- リスク分散のため
- 取り扱っている通貨が違う
- 目的ごとに安く買うことができる
- 新しい稼げる波に乗りやすい
リスク分散のため
仮想通貨の取引所や販売所はインターネット上のサービスである為、サーバー障害による利用停止やハッキングによる不正流出があります。
仮に1つの業者だけを使用して取引を行なっていたとしましょう。
もし、その業者でサーバー障害問題が発生した場合、しばらく取引や出金を行えない可能性があります。
もし、その業者がハッキングにより仮想通貨が流出した場合、あなたのすべての資産が盗まれてしまうかもしれません。
複数の業者を使い分けていれば、このような被害を分散することで、損失を軽減することができます。
投資の格言には「卵をひとつのかごに入れてはいけない」というものがあります。この格言は投資対象のみに注目して使われることが多いのですが、そもそもお財布となる「口座」も使い分けておくべきなのです。
取り扱っている通貨が違う
業者によって、取り扱っている仮想通貨が違うという点は重要です。
例えば、Coincheckは国内で最多の通貨を取り扱っている業者で、12種類もの通貨を取引できます。
一方で、SBI VCトレードでは3種類の通貨のみ取引可能な業者です。
まずは、多くの通貨を取り扱っている業者を利用できる方を選んでおくと有利です。しかし、取り扱っている通貨が少ない業者も差別化ポイントがあり、取引に慣れてきたら使い分けを検討することも重要です。
また、販売所取引よりも取引所取引の方がお得という点は頭に入れておきましょう。
目的ごとに安く買うことができる
まず、ある瞬間にビットコインがいくらで取引できたか見てみましょう。

明らかに、業者により取引できる金額が異なることがあります。
業者ごとの違いが発生する理由としては「市場の大きさ」「スプレッドの大きさ」「手数料の存在」などがあげられます。
そして、仮想通貨の種類により、有利に取引できる業者は異なるのです。
新しい稼げる波に乗りやすい
業者によって様々な稼げるポイントがあり、有利な取引を行えることが重要です。
例えば、2018年に国内のある業者から仮想通貨NEMが流出した際には、国内業者間でNEMの価格が大きく異なることが発生しました。
そのため、NEMが安い業者で購入し、別の業者へ仮想通貨を送金し、高く売れる業者でNEMを売ることで確実に利益を得ることができました。
他にも、国内で初となる通貨の取り扱いや、キャッシュバックキャンペーンなど様々な要因で「お得になる波」が発生しますから、そのような波にいつでも乗ることができるように備えておくことが重要なのです。
ここからは、目的別に業者を選んでいきましょう。
ビットコイン現物なら:Coincheck か Liquid
Coincheck

Coincheckは当サイトで最も人気の国内取引所・販売所です。2018年1月のハッキング事件後は新規登録を停止していましたが、東証一部上場のマネックスグループが買収し、年末には取引も再開しています。
Coincheckの特徴
Coincheckの最大のメリットは国内でもっとも多くの通貨の取り扱いがある点です。他社では多くても7-8種類程度ですが、Coincheckでは2020年時点で12種類もの取り扱いがあります。
ただし、他社との比較という意味では、Coincheckの利用は主に「ビットコイン現物のみ」となるでしょう。というのも、ビットコイン以外のアルトコインは販売所取引のみで、やや割高です。
ビットコイン現物を保有するのであれば、貸仮想通貨にも注目です。貸仮想通貨とは、保有している仮想通貨を業者へ貸すことで貸借料をもらえるサービスのことです。
過去には不正アクセスにより仮想通貨が流出したこともありましたが、現在ではセキュリティが強化され、安心してい利用することができます。
また、使いやすいアプリも評判が高いです。
Liquid by FTX

Liquid by FTXはアジア圏で最大級のビットコイン取引所です。前身のQUOINEX(コインエクスチェンジ)という名前の方がよく知られているかもしれません。
Liquid by FTXの特徴
Liquidの大きな特徴は国内No.1のセキュリティ評価、スプレッドの狭さ、優れたインターフェースツールです。
特にスプレッドについては現物・レバレッジ取引のいずれも取引手数料が無料で、スプレッドも非常に低い水準が維持されています。
ビットコイン現物取引の業者を選ぶなら、Liquid by FTXはCoincheckと並ぶので、ぜひ利用を検討してみるとよいでしょう。
アルトコイン現物なら:bitbank

bitbankは安定性・安全性に定評のある業者です。
bitbankの特徴
bitbankの大きな特徴は取引所取引で6種類もの通貨を扱っている点です。
特に「BCH(ビットコインキャッシュ)」「LTC(ライトコイン)」「MONA(モナコイン)」を買うのであれば、メイカー手数料がなんとマイナスなので、購入時の手数料としては非常にお得です。
アルトコインの中では「ETH(イーサリアム)」「XRP(リップル)」が特に注目されている通貨です。注意点としては、bitbankではこの2通貨についてはビットコインを介して購入するという点です。
レバレッジ取引なら:bitFlyer

bitFlyerは国内で取引量がトップ(*)である業者です。
※ Bitcoin 日本語情報サイト調べ。国内暗号資産交換業者における 2021 年の年間出来高(差金決済/先物取引を含 む)
bitFlyerの特徴
bitFlyerの大きな特徴は取引の種類が多い点です。
現物取引に加え、仮想通貨FX、ビットコイン先物を行うことが可能です。
仮想通貨FXでは取引手数料が無料なので基本的にビットコインで取引を行いましょう。ビットコイン先物ができるのは国内ではbitFlyerのみですので、ビットコインの現物取引を合わせて、アービトラージを狙うのに活用したいところですね。